新年あけましておめでとうございます。いよいよ2016年もスタートとなりました。本年もこのブログでは今まで以上に皆さまにヨーロッパの列車などの「とっておき情報」をご案内したいと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで
We provide best information for European rail travel by Tomoaki (ヨーロッパ列車情報連載ブログ)
新年あけましておめでとうございます。いよいよ2016年もスタートとなりました。本年もこのブログでは今まで以上に皆さまにヨーロッパの列車などの「とっておき情報」をご案内したいと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
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今年2015年もいよいよあさってまでとなりました。今シーズンは、フランスをはじめとする各地でのテロや夏から続いた難民問題などヨーロッパへの旅行にはマイナスの出来事が続きましたが、現地も徐々に落ち着きを取り戻しつつありますので、来年2016年にはこのブログをご覧の方々もぜひヨーロッパへ旅行していただければと思います。
では皆様よいお年をお迎えください!
Happy New Year / Bonne année / Frohes neues Jahr
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前回は来年から大きく変わるユーレイルセレクトパスについて書きましたが、もちろんそれ以外のパスにもいろいろ変わる点があります。
まず「元祖ユーレイルパス」とも言える、ヨーロッパ全域をカバーするユーレイルグローバルパスについては、新たにフレキシーの7日が設定され、連続タイプの21日が22日に変更となります。これでフレキシーが5/7/10/15日と連続タイプが15/22日/1/2/3か月の充実のバリエーションとなって、より選びやすくなります。
また北欧4か国をカバーするユーレイルスカンジナビアパスは今まで2等料金のみでしたが、新たに1等料金も加わって、より幅広いチョイスが可能となります。(なお現在のデンマーク/スウェーデンパスなど北欧の2か国パスはこのスカンジナビアパスに統合されます)
また、AVEなど今や高速列車大国となったスペインの、ユーレイルスペインパスには従来の大人/こども料金に加えて2人以上のセーバー料金や25歳までのユース料金が新設定されます。2人以上でのグループ利用に朗報です。
その他、バルカン半島からトルコまでをカバーするバルカンフレキシーパスには従来の1等に加えて2等料金も加わります。そしてイギリスでロンドンを中心とした南イングランドエリアで利用できるブリットロンドンプラスパスには新しくユースとシニア料金が設定されます。
いろいろなパスが来年からこのようにいろいろと変更になります。ぜひ来年もご自身のヨーロッパ列車旅行にぴったりのレイルパスを選んでご利用ください。
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ヨーロッパ各国周遊で人気の、いくつかの国を選んで使うことのできるユーレイルセレクトパスですが、このセレクトパスが来年販売分より、大きく変わって4か国/3か国/2か国の3タイプとなります。
まずはこのセレクトパス、現時点では選択国は4か国の1タイプのみなのですが、来年からは、以前人気だった3か国パスが復活となります。ヨーロッパを数か国利用する場合4か国までは必要ないケースが多かったですので、この3か国がまたセレクトパスで人気となるのは間違いないでしょう。
またさらに現在のユーレイルリージョナルパス(2か国パス)が「リニューアル」されて、来年からユーレイルセレクトパスの2か国パスとなります。なお2か国パスについては選択国の組み合わせが決まっており、オーストリア/イタリアパス、ジャーマン/スウェーデンパスやブルガリア/ルーマニアパスなど17の新しい組み合わせのパスが新販売となります。なお一方現在のリージョナルパスのデンマーク/スウェーデンパスなど北欧内の2か国パスは販売終了となります。
なお料金は現在と同様に国の組み合わせによってハイ/ミッド/ローの3段階となります。ただドイツやフランス、スイスなど西ヨーロッパのポピュラーな国を選ぶと大体はハイ料金になりますので、高い料金を目安にした方がわかりやすいかとは思います。
来年からより選びやすくなるこのユーレイルセレクトパスでぜひヨーロッパの周遊旅行を楽しんでください。なおセレクトパス以外でもいくつかのパスで来年から商品内容が変わりますので、次回はそれをご案内します。
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以前よりユーロスターの新型車両として発表されていた新型車両のe320がいよいよ先月末よりロンドン/パリ間の一部の列車で営業運転を開始しました。
Photo : eurostar.com
このe320は形からみてもわかるように、フランス製(アルストム)だった従来の車両(e300)と異なって、ICEなどをベースとしたドイツ製(ジーメンス)です。自国愛にあふれる(?)フランス国鉄側からはかなり批判もあったようですが、結局この車両が採用され、ようやく先月より実際の運転が開始されたのです。
この新型のe320はハード面では、最高時速320キロを誇り、また1列車あたりの客席数も従来より2割ほど多い約900席となって輸送力も増大しています。内外装はフェラーリなどのデザインでも知られるピニンファリーナによって手がけられていて、エクステリアはグレーとイエローと濃紺の新イメージのカラーリングとなってなかなか新鮮です。またインテリアは曲面を生かしたモダンなデザインで、見るからに快適そうです。さらに今までユーロスターでは導入されていなかった、車内でのWIFIも近日に利用可能となる予定です。
なお、このe320は12/13からの冬スケジュール期間より本格的に運用が開始される予定です。また従来型のe300も同時にリニューアルを完了する予定で、今冬からユーロスターでの移動がより快適になりそうです。
さらに来年にはこの新型のe320はアムステルダムなどへの乗り入れが予定されてます。イギリスとヨーロッパ大陸の移動にはユーロスターにぜひ乗ってみてください!
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パリの事件の影響も徐々に薄れているようですが、9月から移民問題による国境コントロールで直通列車が運休していたミュンヘン/ザルツブルク/ウィーンでようやく先週末から高速列車のレイルジェットが運行を再開しました。
ただこの運行再開もやや変則的で、ミュンヘンからウィーンやブダペスト方面については通常通りそのまま直行ということで問題ないのですが、ウィーン方面からミュンヘンについては国境駅のザルツブルクで一度下車して、ホームで国境のチェックを受け、改めて接続の車両に乗り換えてミュンヘンに向かうこととなります。つまりオーストリアからドイツへの場合については、一度ザルツブルクでの乗り換えと国境チェックが必要ということです。下がハンガリー国鉄(MAV)の案内ですが、これが参考になるかもしれません
Image : MAV Hungarian Railway
とりあえずはやや「片肺」ながらこのルートでのドイツ/オーストリア間の列車移動ができるようになったのは朗報です。またミュンヘンとザルツブルク間の乗車も特に問題なくなっています。ただ今後また状況によって運行パターンが変わってくることもありますので、直近で旅行される方は一応運行情報を確認されるのが安全だと思います。(ちなみにECなどの場合は現在国境区間のザルツブルク/フライラッシング間で接続用の列車に乗っていただくこととなります)
この移民問題も含めて、早くまたヨーロッパ全体が落ち着きを取り戻してほしいと思います。
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さてパリでのテロ事件も少々は落ち着いてきましたが、その舞台となってしまったフランスとベルギーではタリスなど国際列車利用の際のセキュリティチェックが強化されています。今までユーロスターだけは乗車前のチェックイン手続があり、パスポートコントロールや荷物チェックが行われていたのですが、それがタリスや国際区間のTGVなどにも拡大されています。
現在こうしたチェックが行われているのは、パリ北駅(NORD)、ブリュッセル南駅(MIDI/ZUID)とアントワープ中央駅、リエージュ駅で、これらの駅を出発するタリス、国際区間のTGV、ICEがその対象となっています。パリ北駅からタリスに乗る場合と、ベルギーの各駅からフランスやドイツ方面への列車を利用する場合、と言っていいでしょう。そしてこれらの駅から利用する場合には出発時間の30分前までに乗車手続きをすることが求められています。これから直近で利用予定の方は余裕をもって駅についておく必要があります。
なお列車の運行スケジュール自体は通常通りとなっていますので、乗車の際に早めに駅に来ておけば特に移動自体に問題はありません。安心してご利用になれます。また降りる際にはもちろん特に手続などはありません。
こうしたセキュリティチェックは当面続けられる予定ですが、安全のためとはいえ早くこうしたチェックが必要なくなって、今まで通りに便利に利用できるように戻ってほしいものです。
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ご存知のように先週の金曜にはパリで大きなテロ事件が発生しました。この事件で被害を受けられた方々には心からお見舞い申し上げます。私もその前の週にはパリにいましたので、このニュースには本当に驚きました。
さてこうした大きな事件のおきたパリそしてフランスですが、思いのほか列車など交通機関への影響は限定的で、TGVなどの長距離列車はユーロスターやタリスなどの国際便も含めて、翌日の土曜からすぐに通常運行となっています。また市内のメトロなどは現場に近い一部の駅や区間で運休などの影響がありましたが、これも日曜くらいからはほぼ通常通りの運行となっています。
ですので、これからのご旅行の方はいろいろご心配かとは思いますが、ことにパリ発着でのTGVなどの列車の利用やパリ市内のメトロ移動などは通常通り問題ありませんのでご安心ください。なおユーロスターやタリスなど国際列車ご利用の場合は通常より国境管理が厳しくなる場合があるかと思いますので、余裕をもって乗車いただくのが安心でしょう。ただ今のところの情報では実際それほど厳しいチェックは行われていないようです。
書きましたように、列車など交通機関に関しては通常の旅行に支障をきたすような状況ではありませんので、フランスでの旅行を予定している方もどうぞご参照ください。なお現在の運行情報の詳細については、フランス国鉄(SNCF)、パリ交通公団(RATP)、ユーロスター、タリスなどの各HP等にてご確認下さい。
ともあれ早く安心してフランス旅行、ヨーロッパ旅行ができる環境に戻って欲しいと思います。
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今週はさっそく日本に戻ってきました。だいぶ寒くなってきて冬も間近という雰囲気になってきました。
さて先週もお書きしたイタリアの高速列車イタロですが、12/13からはさらにローマ/ベローナ間の便が新たに運行スタートとなります。
ベローナと言えばロミオとジュリエットの舞台としても有名で、もちろん多くの観光客が訪れる街ですが、イタロはこのローマ/ベローナ間を途中フィレンツェとボローニャを経由して、およそ3時間少々で結びます。現在でもこの区間は国鉄にあたるトレンイタリアのフレッチャアルジェントが運行していますが、便があまり多くないこともあり、イタロが1日片道あたり4本ほど加わることで、この区間の移動がずっと便利になります。また途中のフィレンツェも中央駅にあたるSMN駅発着しますので、ベローナとフィレンツェについてもぐっと利用しやすくなります。
またベローナとは別ですが、イタロはさらに12/13よりトリノについても中央駅にあたるポルタヌオバ駅発着となります。(現在はポルタスーザ駅) ピエモンテ地方の中心で、イタリアを代表する都市の1つであるトリノへもイタロはさらに便利となります。
トレンイタリアのフレッチャロッサ/アルジェント/ビアンカとあわせて、12月からより便利になるイタロをぜひご利用ください。
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さて実は今週はヨーロッパに出張に来ていて、今はナポリに向かうイタロの車内にいるのですが、そのイタロが12/13の冬スケジュールからミラノの発着駅が現在のポルタガリバルディ発着から中央駅(Centrale)発着に変わりさらに便利になります。
現在のミラノのポルタガリバルディも市内中心部に近く不便ではないのですが、やはり総合的には中央駅の方が便利といえます。またそれと同時にローマもテルミニがメインの発着駅になるので、これで国鉄に当たるトレンイタリアのフレッチャロッサと同じように利用することが可能になります。
もちろんクラブ、プリマ、スマートの3クラスで、それぞれハイクオリティでカジュアルなサービスはそのままです。ぜひ今後のイタリア旅行にはトレンイタリアと同様に、このイタロもご利用ください。
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