中欧各国を結ぶレギオジェット!ちょっと個性的なクラス設定/Regiojet classes

チェコを中心に中欧エリアにネットワークを拡げているレギオジェットですが、前回お伝えしましたように、この列車のクラス設定はちょっと特徴的です。

その中で一番グレードが高いクラスになるのが、ビジネスクラスです。画像のように通路とはパーティションで仕切られた各4名定員のコンパートメント席となっています。

席は2列配置となっていて、かなりの広々感です。 インテリアは レイルジェットのビジネスクラスをイメージさせるデザインで、多少年季は感じさせますが、横にはアームレストのスペースもあってなかなかくつろげます。

またスパークリングワイン(プロセッコ)などのウェルカムドリンクのサービスも付いていて、ちょっとプラスアルファの雰囲気です。新聞や雑誌類(チェコ語のみでしたが)も希望で読むことができます。

また有料にはなりますが、席で食事などをオーダーし、サーブしてもらうこともできます。全般的にアッパー感を感じることができるクラスと言えるでしょう。なおこのビジネスクラス利用の場合、ユーレイルパスは1等が必要となります。

またその次のクラスになるのがこのリラックスクラスです。通常のオープンサロンで、座席は1等に相当する1+2列の3列配置でかなりゆったりしています。シートもしっかりしていて座り心地も上々です。 ビジネスクラスに比べるとカジュアルで気軽に利用できるクラスと言えます。

このクラスでもちょっとしたドリンクのサービスが付いています。またビジネスクラス同様、食事などを座席でオーダーして、運んできてもらうことも可能です。

このリラックスクラスは2等のユーレイルパスでも利用できますので、2等パスをお持ちの方にもコストパフォーマンス的にお勧めのクラスと言えます。

また通常の2等にあたるのがスタンダードクラスで、一番ポピュラーなクラスと言えます。席配置は2+2列の一般的な配列になっています。料金重視ですとこのクラスでいいと思います。

また2等の中でもそれぞれの席にモニターが付いたアストラというクラスもあります。通常の2等と比べインテリアもリニューアルされ、モニター上で各種コンテンツも楽しめますので、そうしたプラスアルファを求める方にはお勧めです。

この他、より料金重視のローコストというクラスも列車によっては付いていますが、通常のスタンダードクラスでもかなり安めですので、そこまで安さを求めなくてもいいような気はします。

レギオジェットは全体的な車両や客席のハードウェアの点では ライバルのレイルジェットのレベルには達していないところがありますが、いろいろな各種サービスで、頑張ってる感はありますので、一度利用してみてもいいと思います。

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プラハ⇔ウィーンなど中欧各国でネットワーク拡大中のレギオジェット REGIOJET train operator in central Europe

前回はウィーンとプラハ間のレイルジェットを案内しましたが、その同じ区間を運行するライバルと言っていい存在がこのレギオジェットです。似たような名前でちょっとややこしいですが、このレギオジェットはチェコを本拠にした新規参入の鉄道会社で、ウィーン⇔プラハ間などをメインに、オーストリア、チェコ、スロバキア、ハンガリーそしてポーランドなどに運行ネットワークを拡げています。

レギオジェットは このウィーン⇔プラハ間については、レイルジェットと同じように、概ね2時間おきに運転し、両都市間を約4時間で結んでいます。車両はやや古めで中古感はありますが、きちんと内外装をリニューアルしてあって、頑張ってる感じです。

この明るいイエローのイメージカラーにブルーとレッドのロゴが結構目立っていて、駅のホームでもなかなかの存在感があります。またLCC的な位置付けの料金となっていて、レイルジェットよりは安めに設定されていることもあり、中欧エリアの列車としてかなり定着した存在となっています。

また上のようにプラハや途中のブルノにはこうしたラウンジがあって、レギオジェットのチケットを持っていれば利用が可能です。無料のコーヒーやスナック(アイスクリームも)などがサービスされています。

このレギオジェットには、最上級にあたるビジネスクラス、ゆったりした席配置のリラックスクラス、通常の2等車にあたるスタンダードクラス(席にモニターの付いたアストラ席もあり)、割安のローコストクラスなどのクラスが設定されています。そんなレギオジェットの車内の様子などはまた次回にご案内します。

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