ロンドン エリザベス線(クロスレール) ついに5/24に開業/ London Elizabeth line(Cross rail) to be launched
(ロンドンの各種チケットについては当社HPよりお求め下さい)
ヨーロッパではコロナ流行の状況も落ち着きを見せて、イギリスを含めほとんどの国で各種の行動の制限の撤廃などが進み、列車に関してもコロナ以前とさほど変わらないスケジュールでの運行に戻りつつあります。そんなイギリスのロンドンで、かねてからクロスレールの名前で建設が進められ運行開始が待たれていたイギリスのロンドン中心部を東西に貫く新鉄道路線のエリザベスラインがいよいよ今月24日に開業となります。
image: tfl.gov.uk
今回開業となるのは、ロンドンの主要ターミナル駅の1つでやや中心部から西寄りにあるパディントンと、市内南東部のアビーウッドを結ぶ区間になります。この区間はもともとは2018年頃の開業が予定されていましたが、何度か予定が延期され、ようやくこの5月に運行開始の運びとなっています。ルート的には、中心街のトッテナムコートロードやリバプールストリート、ドックランド再開発エリアのカナリーワーフなどを通り、ビジネス利用にも観光利用にも便利な路線となっています。また運行本数も当面1時間あたり12便と頻繁で、単純計算で5分ごとの便利なダイヤとなります。
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なおこのエリザベスラインはロンドン市内は地下トンネル内を走るものの、地下鉄ではなく、いわゆる列車の路線になります。中心部と郊外を結ぶ列車路線で、パリのRERに近いイメージと言っていいでしょう。
そして今回の5月の時点では中心部と南東方面の区間のみでの運転スタートとなりますが、今後年内には、さらにエリザベスラインには、西側のヒースロー空港やレディングとパディントン間の路線や、北東側のリバプールストリートとストラットフォードやシェンフィールド間の路線も組み込まれ、路線全体での直通運転開始が予定されています。これがスタートすると総延長で100キロを超える新たなロンドンの交通の大動脈が生まれることとなり、旅行客にとってもヒースロー空港とロンドン中心部が直結となるなどメリットも大きいでしょう。
日本からのヨーロッパ旅行もようやく復活してきましたので、ぜひ今後のロンドン滞在の際にはこのエリザベスラインをご利用ください。なおその際には当社で取り扱いのロンドンオイスターカードの利用もお勧めです。
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