TGVリリア(フランス/スイス間TGV)が12/15よりスケジュール変更/ TGV Lyria from 15Dec

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12月15日のウィンタースケジュール期間から多くの国や区間で、列車の運行スケジュールが変更されますが、スイスとフランスを結ぶTGVリリアについてもいろいろ改正となります。

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まず一番の点はパリとローザンヌを結ぶ便が増便されることです。このTGVリリアのパリ/ローザンヌ便は、現在のところ1日4便が通常のルートで運行し、1便のみ(平日)がジュネーブ経由での運行となっています。それが12/15からはもともとの通常ルートは1日3便となる一方でジュネーブ経由の便は1日3便に増便され、トータルとして現在より1便多い1日6便の運行となります。

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ジュネーブ経由の場合は所要時間は3時間57分程度と、通常ルートに比べると15分程度長くかかってしまうのですが、その分便数自体は増えるということで、全体としてはより便利になると言えます。パリ/ジュネーブ便とパリ/ローザンヌ便をある程度一体化して、パリ/バーゼル/チューリッヒ便のように、より合理的に運行させるということなのでしょう。

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その一方で、現在、1日各1便が運行されているパリ/ベルン間は残念ながら12/15から運行がなくなります。運行の時間帯があまりよくないこともあって、あまり利用客が伸びなかったのかもしれませんが、今後はベルンへはバーゼル乗換で利用して頂くこととなります。

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またジュネーブとリヨンそしてマルセイユを結ぶ便も今後は夏期間のみの運行となり、それまで当面運行休止となります。以前はニースまで運行していた人気の便ですが、やはりホリデーシーズン以外はなかなか利用客が維持できなかったのでしょう。もちろん12月以降もこの区間はリヨン乗換で移動は可能です。

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IMAGE: tgv-lyria.com

なおTGVリリアはフランス発着の列車としては珍しく、例えばパリ⇒ジュネーブ便ですと8:18発-11:29着、10:18発-13:29着といった感じで、どの時間帯でも同じようなきっちりと機械的な運行スケジュールとなっています。フランス国内の場合、便ごとに「きまま」なスケジュール設定が普通なのですが、それはスイス側の「几帳面さ」が許さなかったということなのでしょう。一般の旅行客にとってはどの時間帯でも同じ時間に出発して、同じように到着するというのはもちろん分かりやすく歓迎するところです。

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12月よりいろいろ変わりますが、今後もぜひフランスとスイス間の旅行にはこのTGVリリアをご利用ください。

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