イギリス 新型車両「AZUMA」が今月よりロンドン/エジンバラ間で運行開始中/ AZUMA runs London-Edinburgh
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以前にご案内しましたように、5月から日本の新型車両の「AZUMA」がイギリスの主要幹線の東海岸線で運転を開始していますが、ついに今月1日より、その代表区間で日本からの利用客も多いロンドン/エジンバラ間でも運転をスタートしました。
IMAGE:lner.co.uk
このAZUMAは名前のように、日本の日立製作所によって開発された車両で、以前よりロンドンから西方面のグレートウエスタン社のバースやブリストルなどの路線では導入が進められていて、見かけることも多くなっていますが、今回はLNER社が運行する、イギリスの代表的なルートのロンドン/エジンバラ線にお目見えとなりました。なおネーミングの「AZUMA」は東海岸線を走るところからこの名前が付けられています。
鉄道発祥国でもあるイギリスは、ユーロスターこそ乗り入れているものの、国内路線ではフランスのTGVやドイツのICEといった周辺諸国のような列車の高速化からはやや取り残されてきました。同じ主要路線の西海岸線(ロンドン/マンチェスター/グラスゴー間など)ではイタリアのペンドリーノ車両を導入してそれなりの近代化を進めてきましたが、多くの路線ではいまだに20年以上前の旧型の車両等が多く使用されています。この状況を日々変えていってるのがこの「AZUMA」とも言えるでしょう。AZUMAは従来車両よりも室内スペースが拡大され、静粛性もアップし、WIFIなどの車内設備も改良されるなど、より快適な利用が可能となっています。また今後は向上した走行性能を生かして、この東海岸線のスピードアップも予定されています。
これからイギリス内での列車利用がさらに便利で快適になっていきそうです。ちなみにペンドリーノ車両を導入している西海岸線はそのつながりもあってか、今年の12月より現在のヴァージントレインズに変わって、トレンイタリア系の会社(FIRST TRENITALIA)が新たに運行を担当することのことです。今後は日本とイタリアがイギリス内の列車をさらに魅力的な方向に引っ張っていくのかもしれません。
ぜひこれからもイギリスでの移動の際には列車をご利用下さい。その際には東海岸線も西海岸線も含め、列車乗り放題パスのブリットレイルパスやブリットイングランドパスもお勧めです。
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