ユーロスター イギリスの入国手続がぐっと簡単になりました!/ Eurostar to UK

(ユーロスターについては当社ユーリンクHPよりお求め下さい)

イギリスと言えば入国手続の際に、入国カード(Landing card)の記入が必要だったり、係官にムダ(?)にいろいろ聞かれたりして、そのための手続待ちの行列が続くなど、旅行者には少々「悪名」高かったわけですが、その入国手続が先週5/20より日本人向けには一気に簡略化されました。今まで自国の他EU関連のパスポートを持っている人のみが利用可能だったパスポートの自動ゲート(e-gate)が日本やアメリカ、オーストラリア、シンガポール、スイスなどのパスポート所持者も利用できるようになったのです。そしてそれはヒースローなどの空港だけでなく、フランスやベルギーからのユーロスターの利用の際にも早速適用となりました。

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ユーロスターを利用してイギリスに入国する際は、やや変則的にパリやブリュッセルなどの乗車駅にて、イギリスの入国手続きが行われます。順序的にはまずユーロスターのチケットのチェックイン、そしてその次に荷物や衣服などのセキュリティチェックが行われ、その後にEU側の出国(出域)手続、そして最後にイギリス側の入国手続が行われます。その最後のイギリス側の入国手続が人によっては時間がかかり、そのためにユーロスターの乗客の列がそこで「渋滞」し、乗り場までなかなかたどり着けないという状況にありました。

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それが今週からは従来の有人ゲートではなく自動ゲートが利用できるようになり、入国カード記入も不要になりました。これでユーロスターのロンドン方面行きの乗車の際の手間や労力はぐっと少なくてすむようになったと思います。(ただこれでイギリスの入国のスタンプは押されなくなるそうですので、その点はちょっとさびしい気はします)

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今回のこの入国手続の簡略化は、今後のBREXIT(EU離脱)を控えて、今のうちに人の流れをスムーズにして、イギリスの経済やビジネスにダメージが出ないようにという意図かと思いますが、旅行者にとってはもちろん歓迎すべきことでしょう。これでイギリスへの旅行の時間的また心理的な負担が少なくなって、より旅行しやすくなったと思います。ぜひこれからユーロスターなどを利用してイギリスへ気楽にご旅行して欲しいと思います。

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ノルウェーナットシェル 今月からハイシーズン入り!/Norway in a Nutshel Fjord tour

(ノルウェーナットシェルについては当社ユーリンクHPよりお求め下さい)
スイスと並んで、これからの初夏~夏の時期にハイシーズンとなるのがスカンジナビア半島などの北欧です。特に初夏は北欧の白夜の時期ということもあってぐっと旅行する方も増えてきます。そんな北欧で、特に観光客に人気なのはノルウェーのフィヨルド観光といえるでしょう。そのフィヨルド周遊ルート(周遊チケット)のノルウェーナットシェルは今月よりハイシーズンに入りました。

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このノルウェーナットシェルは、オスロやベルゲンから、人気のソグネフィヨルドを観光するための、列車移動と山岳鉄道(フロム鉄道)、フィヨルド観光船、バスなどがセットになった周遊ルート(チケット)となっています、観光のハイライトとなるのはミルダールとフロム間の山岳鉄道のフロム鉄道と、フロムとグドバンゲン間のフィヨルドの観光クルーズで、これに列車移動などを組み込んだルートと言えます。このルートは冬も含め通年利用可能なのですが、ハイシーズンとなる5月からは、こうしたクルーズ船、フロム鉄道、列車区間もそれぞれ増便され、周遊がぐっと便利になるのです。

一応簡単にこの周遊ルートを紹介しますと、人気のオスロ⇒ベルゲン場合は、まずベルゲン特急とも言われる特急列車で、ノルウェー国鉄最高地点(1222M)を越えてミルダールへ移動し、ここで山岳鉄道のフロム鉄道に乗り換えます。

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ここからフロムへは1時間程度ですが、車窓風景はこの観光ルートのハイライトの1つで、は断崖から流れ落ちる滝など絶景の連続です。途中景観スポットで撮影のための停車タイムもあります。

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そしてフロムからは桟橋で待つフィヨルド観光船に乗ってフィヨルドクルーズとなります。パッと見の雰囲気は山の中の湖といったイメージですが、船の大きさがここが海であることを感じさせてくれます。観光船のデッキからは入江と見上げる山々のコントラストも印象的です。数年前からは、従来からの観光船(クラシック)に加えて新型船(プレミアム)が就航して、より魅力がアップしています。新型船はよりスタイリッシュで快適ですし、従来船もなかなか船旅的な味があってどちらも楽しめるでしょう。

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そしてクルーズはグドバンゲンまでで、ここからは峠越えのバスで急勾配を登ってボスへ向かいます。そしてボスからは再び列車に乗り換えて、程なく港町ベルゲンに到着となります。

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なおルートとしてはオスロ/ベルゲンでの利用が一番人気ですが1日の移動時間が長くなりすぎるということもあり、より短い時間で楽しめるベルゲンからの往復(周遊)もおすすめです。またもちろん1日で周遊される方が多いですが、フロムなどで宿泊してゆっくり観光すると、こうしたフィヨルドの魅力をさらに楽しめると思います。またユーレイルパスなどをお持ちの方には割引料金もありますので、北欧の列車旅行と合わせての周遊もおすすめです。

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これから夏の時期にぜひ北欧ノルウェーの旅行を楽しんでほしいと思います。ノルウェーナットシェルの詳細については当社HPも参照下さい

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スイスハーフフェアカードで、クレバーなスイス旅行を!/ Swiss half fare card : clever way to travel

(スイスハーフフェアカードなどのお求めは、当社 スイスショップよりどうぞ)

先週はスイストラベルパスについていろいろご案内しましたが、さらにより長めの期間、スイスを旅行する場合などにもお勧めなのがこのスイスハーフフェアカードです。スイスハーフフェアカードはその名の通り、スイスの交通機関がほぼ全て半額割引で利用できるという割引カードで、旅行客向けは有効期間が1ケ月となります。

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images : Swiss travel system

このスイスハーフフェアカードはその1ケ月の期間中、スイス内の鉄道(主要路線もローカル線も)はもちろん、登山鉄道やロープウェイなどの多くの山岳交通機関、また鉄道がカバーしていない細かい村々を結ぶポストバス、またレマン湖やルツェルン湖など多くの湖船など、スイス内の交通機関のほぼ全てが、通常料金の半額で利用できるというスグレものになります。ハーフフェアカード自体の料金は5月現在の当社販売料金で¥14800となりますが、スイスの交通機関は高いものが多く、ちょっと列車や登山鉄道に乗っただけでも¥3000~4000などしたりしますので、これが全て半額になるのはとても大きいと言えるでしょう。

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もちろんスイストラベルパスでしたら通常の列車や湖船はそのまま乗れますし、登山鉄道の割引もありますが、日数が長くなってきますとどうしても割高になってきます。またトラベルパスフレックスは大きな移動の日だけ選んで利用できて便利ですが、日にちをカウントしない日については割引等の適用はありません。またどちらも一番人気のユングフラウについては25%のみの割引となってしまいます。その点、このハーフフェアカードは1ヶ月間中、常に半額で利用でき、必要に応じてチケットを買い足していくことができますし、登山鉄道にしてもユングフラウを含めて半額で利用できるのです。

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このスイスハーフフェアカードはより長めの期間クレバーにスイスを旅行するための強い味方と言えるでしょう。なお当社でもハーフフェア割引で多くの区間のチケットは販売できますので、出発前にハーフフェアカードと利用予定区間の半額割引乗車券を合わせて手配していくことももちろん可能です。

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ぜひ今後のスイス旅行に、このスイスハーフフェアカードもスイストラベルパス/フレックスやユーレイルグローバルパスと比較して選んでいただければと思います。

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