ロンドンとエジンバラを直結!イギリス「東海岸線」/ East coast main line in UK

前回は「西海岸線」を運行するヴァージントレインのペンドリーノのご紹介をしましたが、その「西海岸線」と並んで、イギリスを南北に縦断するもう1つのメインルートが「東海岸線」(East coast main line)です。この「東海岸線」はロンドンからヨーク、ニューカッスルなどを通ってスコットランドの首都エジンバラを結び、日本からの旅行者にもなじむの深い路線ですが、先日久しぶり(20年ぶりくらい?)に利用してみましたので、簡単にインプレをご案内したいと思います。

IC225

ロンドンの出発駅は以前にも案内したキングスクロス駅になります。なかなか歴史を感じさせるロンドンっぽい駅です。そしてこの区間を結ぶのは、ヴァージントレインイーストコースト社(当時)が運行するイギリスのベテラン高速車両インターシティ225です。余り新しいとは言えず少々エクステリアにはややレトロ感もありますが、内外装はがんばってリニューアルされています。(なおこのルートは今年6月からは運行会社が変わって、LNER社の運行になっています。)

IC225

この時は1等利用でしたので、車内は1列+2列のゆったりした配置になっています。黒いレザーのシートは大ぶりでなかなか快適です。

1CL

なお2等は下のようなイメージでシートもややシンプルですが、ある程度長時間の乗車でも実用上は問題ありません。(ちなみにシートの上の方に挿してあるのは座席予約が入っていることを示すカードになります)

2CL

さてエジンバラ行きの列車はロンドンを出発ししばらくすると、車窓からは街並みも消えて、イングランドらしい緑あふれる風景になります。特に絶景というわけではないですが、見ていて心を和ませるものがあります。

SOUTH ENGLAND

そしてイギリスでの1等利用の場合は、最初からテーブルにコーヒーカップが置いてあるように、ドリンクや軽食のサービスがあります。この時は土曜でしたので、平日のようなガッツリした食事のサービスはないのですが、回ってきたワゴンからコーヒーやサンドイッチ、スナック、ペストリーなど好きなものをチョイスすることができます。朝ですと下のような取り合わせになります。

BF

そして列車は車両こそやや古いものの、最高速225キロというだけあってなかなかのスピードで運行し、ニューアーク、ヨーク、ダーラムなどの駅に止まっていきます。

YORK

そして東海岸線上では一番の大都市のニューカッスルに到着となりますが、少々長くなってきましたのでここから先はまた来週に書きたいと思います。

N.CASTLE

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