イギリスを代表する高速列車ヴァージントレインのペンドリーノ!/Virgin trains Pendolino

イギリスではいわゆる国鉄は約20年ほど前に分割民営化され、現在はネットワークや路線ごとに多くの運行会社が列車を走らせていますが、その中でイギリスを代表する高速列車(車両)と言えば、今やこのヴァージントレインのペンドリーノを投入してきました。

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そしてこのペンドリーノは現在、ロンドン(ユーストン駅)と、バーミンガムやマンチェスター、リバプール、グラスゴーなどのイギリス内の主要都市との間を頻繁に運行しています。ロンドンとバーミンガムやマンチェスター間といった看板路線ではでしょう。ヴァージントレインはイギリスを南北に結ぶ主要幹線の「西海岸線(West coast main line)」で、15年位前からこのペンドリーノは15分~20分に1本程度運転されており、ペンドリーノがイギリスの列車の「顔」と言ってもいいでしょう。外観はちょっとファニーなイメージで、カラーリングも含めストレートにカッコいいとも言いづらいですが、なかなか愛嬌のあるスタイリングともいえるでしょう。

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このペンドリーノはその名前の通りもともとイタリアの車両で、最高速度は225キロ(営業上は200キロ程度)を誇る他、カーブでも早く走行できるように車体傾斜装置が付いているのが特徴です。実際に乗車しているとカーブで車両が傾くのでそれと分かると思います。時速300キロ以上で疾走するTGVやユーロスターなどと比較すると少々微妙なところもありますが、あまり高速新線等の整備が進んでいないイギリスの国内路線には非常にマッチしていると言えます。

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車内は他のヨーロッパの国々と同様、1等は1+2列の3列配置、2等は2+2列の4列配置となっています。2等はややシートが薄めでシンプルに見えますが、これでも特に乗り心地などは気にならず長距離の利用でも特に問題はありません。

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1等の場合は上のようにぐっとゆったりしたシートになり、さらに時間帯や曜日などに応じて食事やドリンクなどのサービスが付いているところもアドバンテージです。ブリットレイルパスや各種割引料金をうまく利用すれば1等も決して高くはないですので、ねらい目かもしれません。

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現在イギリスでは各地で新線建設や線路の改良も進められており、今後さらにこのペンドリーノの活躍の範囲は広がっていきそうです。ぜひイギリス内の移動ではこの看板列車のヴァージントレインのペンドリーノをご利用ください。下のようなフルブレックファーストも楽しめますので♪

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