ブリットレイルパス 北部のスコットランドだけのパスも3タイプ/ Brit Scotland passes

30 7月

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イギリスというと比較的、ロンドンやイングランドを中心としたエリアに目が行きがちですが、独自の文化や歴史を持ち、また雄大な自然風景が楽しめる点で、このスコットランドも多くの旅行客を集めています。そんなスコットランドをカバーするパスも実は3タイプあるのです。

Scotland

1つ目は上のマップの一番左のパスで、スコットランド全体をカバーするスピリット オブ スコットランドパスです。先日までフリーダムオブスコットランドパスという名前でしたがこれが名称変更され、この名前になりました。このパスはカーライルやバーウィックアポンツイードから北のスコットランド全体をカバーしているのですが、特徴としては列車はもちろんですが、他に主要なバス路線や、島へのフェリーも含んでいる点です。「レイルパス」というよりは「交通パス」と言っていいでしょう。空路でスコットランドに入り、じっくりスコットランド各地を旅行するお客様にはぴったりのパスになります。

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また2つ目がマップの真ん中のセントラルスコットランドパスです。このパスはエジンバラやグラスゴーなどスコットランドの中心部をカバーし、このエリアのみに滞在する方にはお勧めです。そして3つ目はマップの右側のスコティッシュハイランドパスです。このパスはインバネスやフォートウイリアムなど北部のハイランド地方のみをカバーするパスで、ハイランド地方の雄大な自然を満喫したい方におすすめのパスになります。

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ロンドンやマンチェスターなどイングランド地方だけではないイギリスの魅力をこれらのスコットランドのパスで堪能してほしいと思います。なおそれぞれのパス料金については下記をご参照ください。

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ロンドンメインなら、サウスウエストパスかロンドンプラスパス /Brit London plus pass or Sounthwest pass

23 7月

さて引き続きのイギリスのブリットレイル関連パスです。

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前々回と前回で、ブリテン島全体をカバーするブリットレイルパスや、ブリテン島主要部のイングランドで利用できるブリットイングランドパスを案内しましたが、ロンドンステイを中心にイギリスの南の方だけ回れればいいやというお客様用に、より手軽なレイルパスとしておすすめなのが、このブリットサウスウエストパスとブリットロンドンプラスパスになります。

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まずサウスウエストパスはその名の通り、ブリテン島の南西部をカバーするパスになります。下の地図でも多少わかりづらいかもしれませんが黄色く塗られた路線をカバーしていまして、ロンドンから西側のバースやオックスフォード、チェルトナム、ウェールズのカーディフ、またさらにその南はイギリス最西端のコーンウォール地方のペンザンス、エクセター、そしてロンドンから南の方ではサザンプトンやポーツマスなどをカバーしています。ロンドンからコッツウォルズ地方や南ウェールズ、コーンウォール地方などをまわるのにぴったりのパスと言えるでしょう。

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一方のロンドンプラスパスは上の地図ですとグレーに塗られたエリアで、ロンドンの近郊を全般的にカバーしています。サウスウエストパスと同様にオックスフォードやサザンプトンはカバーし、さらに北方向にはノーザンプトンやケンブリッジ、東の方ならハーウィッチやドーバー、また南の海岸線沿いはブライトンやイーストボーンなどずっとカバーしています。ですので、このパスの場合はロンドンに滞在して主に日帰りでロンドンから各地を往復するような旅程に適していると言えます。

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日数の設定についてはサウスウエストパスはブリットレイルパスやブリットイングランドパスと同様、連続タイプとフレキシータイプがあり、また最大日数は連続の1か月ですが、ロンドンプラスパスはより「小ぶり」になり、フレキシータイプの3日から最大8日となります。利用日数に応じて選んでいただければと思います。

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ぜひイギリスの鉄道旅行には旅程に最適のパスをお選びください!

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今だからイギリス周遊! イングランドならにブリットイングランドパス / Brit England pass

16 7月

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住民投票以来ゴタゴタの続いていたイギリスですが、ようやく今週に新しい首相も決まって、徐々に落ち着いてきました。そんなイギリスの主要部がイングランドで、このイングランドをカバーするレイルパスがその名の通りブリットイングランドパスになります。
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そのイングランドのエリアは上の画像にも載っていますが、具体的にどこまでかというと、北のスコットランドとの境はニューカッスルからもう少し先に行ったバーウィックアポンツィード、と湖水地方のもう少し北のカーライルまで、また西のウェールズとの境はチェスターやブリストルのもう少し先あたりになります。ですので普通にイギリスを旅行する上ではかなりの部分がこのイングランドパスでカバーされています。

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有名なところでは、大聖堂でも有名なヨーク、ウィンダミアなどの湖水地方、サッカーでも人気のマンチェスターやリバプール、バースやチェルトナム、オックスフォードなどのコッツウォルズ地方、また一番西のコーンウォール地方のペンザンスなどかなりのメジャーどころがこのパスのエリアに含まれています。一方で料金的にはブリテン島全体をカバーするブリットレイルパスより大体20%ほど安くなっています。ロンドン中心のイギリス周遊でスコットランド方面までは行かない場合など、とてもおすすめのパスと言えます。

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なおロンドンはそれぞれのルート別に発着駅が分かれていて、ヨークやエジンバラ方面への「東海岸線」はキングスクロス駅、バーミンガムやマンチェスター、リバプールなどへの「西海岸線」はユーストン駅、バースやブリストル、エクセターなどの西方面はパディントン駅になります。他にもユーロスターやミッドランド方面の列車が発着するセントパンクラス駅、イングランド南部への便が発着するビクトリア駅やウォータールー駅など多くのターミナル駅がありますので、利用の場合には方面ごとに乗る駅をよくご確認ください。

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次回はまたこうしたブリットレイルパスの利用日数等や料金の設定についてご案内するようにします。

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今、話題(?)のイギリスへ!ブリットレイルパスで自由自在!! / Britrailpass for whole Britain

9 7月

さて先々週から引き続きのブリットレイル関連のパスですが、やはりこの中で一番代表的なのはその名の通りのブリットレイルパスとそのフレキシー版のブリットレイルフレキシーパスでしょう。

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このブリットレイルパス/フレキシーパスは地図の画像にもあるように、いわゆるブリテン島(イギリス本島)全体の列車が利用できるパスになっています。 (なお同じイギリス内でも、ブリテン島内ではない北アイルランドはカバーしていません。)

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ロンドンから、北はもちろんスコットランドの北部ハイランド地方まで、このパス1枚で利用することができます。ロンドンからスコットランドの首都で観光都市のエジンバラへはヴァージントレイン(イーストコースト)で最短4時間少々。空港への移動もない分飛行機で行くよりも便利かもしれません。さらに、ネス湖で有名なインバネスや入り江の町フォートウイリアムなど北のハイランド地方へは列車に乗るだけでも雄大な車窓風景が楽しめます。

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またイングランドの西に位置するウェールズ地方もこのパスでカバーしています。首都のカーディフへはロンドンからわずか2時間。ウェールズ語の独特な表記も特徴的です。またさらに港町のスウォンジーやお城でも有名なバンゴールなどウェールズ内もこのパスで自由に移動が可能です。

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もちろんロンドンを中心に、ヨーク、湖水地方、マンチェスター、リバプール、バース、ペンザンス、ブライトン、ドーバーなどのイングランド内もこのパスで利用可能です。さらに、少々料金が高いことで「有名」な、ヒースロー空港とロンドン市内を結ぶヒースローエキスプレスもカバーしています。

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なおイギリスの場合、スコットランドなどへの夜行列車を除いて、昼間の列車は予約がマストではありませんので、ブリットレイルパスのみで気軽に予約なしに乗り降りできるのも、大きなメリットです。イギリス全体の周遊旅行にはぜひこのブリットレイルパスをご利用下さい。

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特にスコットランドやウェールズには行かない、という方はイングランドに利用範囲を限定したブリットイングランドパスがおすすめです。来週にまたブリットイングランドパスについてご案内します。

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ユーレイル関連パス「エキストラデイキャンペーン」7月より再開! / Eurail ‘Extra day campaign’ again!

2 7月

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さて今週も前回に引き続きEU離脱で話題のイギリスのブリットレイルパスについてお書きしようと思ってましたが、今月より各種のユーレイルパスが同料金でより多い日数が利用できる「エキストラデイキャンペーン」が再開されましたので、ちょっと寄り道して、このキャンペーンついてご案内しておきます。

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このキャンペーンはヨーロッパ全体をカバーするユーレイルグローバルパス、ヨーロッパ各国から2/3/4か国を選択するユーレイルセレクトパス、そしてイタリアやオーストリア、スペインなどの各国用のユーレイルの1か国パスといった、すべてのユーレイル関連パスを対象として、グローバルパスに関しては日数に応じて1日から5日、それ以外のパスについては一律で1日が「エキストラデイ」として通常よりも多く利用できるというものです。(グローバルパスは詳しくは5日/7日が+1日、10/15日が+2日、22日が+3日、1か月が+5日)

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今年の2月から4月にもこのキャンペーンは実施されましたが、今回は7月から9月末までの購入分(発券分)が対象となります。一年のうちでも一番の旅行シーズンですし、ユーレイル関連のパスの全てが対象ですので、多くの方がこのキャンペーンでメリットを受けられると思います。ただ今回のキャンペーンの多少のマイナスポイントとしては、このキャンペーンを利用した場合、購入後のパスの変更や払い戻しは不可となる点です。ですの購入の際には完全に日程などが確定してからの方がよさそうです。ただパスは購入から11か月程度有効ですので、今年の夏だけでなく秋冬の旅行にも利用することは可能です。

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料金等はこちらのページからもご覧ください。イギリスのEU離脱などなかなか落ち着かないイメージのヨーロッパですが、やはり夏がなんといっても一番の旅行シーズンです。この夏のヨーロッパの列車旅にはぜひこのキャンペーンをご利用ください。!!

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