2015年もありがとうございました!来年2016年もよろしくお願いいたします/ Happy new 2016!

29 12月

今年2015年もいよいよあさってまでとなりました。今シーズンは、フランスをはじめとする各地でのテロや夏から続いた難民問題などヨーロッパへの旅行にはマイナスの出来事が続きましたが、現地も徐々に落ち着きを取り戻しつつありますので、来年2016年にはこのブログをご覧の方々もぜひヨーロッパへ旅行していただければと思います。
では皆様よいお年をお迎えください!

LON

Happy New Year / Bonne année / Frohes neues Jahr

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

来年のレイルパス情報 グローバルパス/スカンジナビアパスなどなど / Railpasses information for 2016

26 12月

前回は来年から大きく変わるユーレイルセレクトパスについて書きましたが、もちろんそれ以外のパスにもいろいろ変わる点があります。
まず「元祖ユーレイルパス」とも言える、ヨーロッパ全域をカバーするユーレイルグローバルパスについては、新たにフレキシーの7日が設定され、連続タイプの21日が22日に変更となります。これでフレキシーが5/7/10/15日と連続タイプが15/22日/1/2/3か月の充実のバリエーションとなって、より選びやすくなります。
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また北欧4か国をカバーするユーレイルスカンジナビアパスは今まで2等料金のみでしたが、新たに1等料金も加わって、より幅広いチョイスが可能となります。(なお現在のデンマーク/スウェーデンパスなど北欧の2か国パスはこのスカンジナビアパスに統合されます) 

X2000

また、AVEなど今や高速列車大国となったスペインの、ユーレイルスペインパスには従来の大人/こども料金に加えて2人以上のセーバー料金や25歳までのユース料金が新設定されます。2人以上でのグループ利用に朗報です。

Lerida

その他、バルカン半島からトルコまでをカバーするバルカンフレキシーパスには従来の1等に加えて2等料金も加わります。そしてイギリスでロンドンを中心とした南イングランドエリアで利用できるブリットロンドンプラスパスには新しくユースとシニア料金が設定されます。

London

いろいろなパスが来年からこのようにいろいろと変更になります。ぜひ来年もご自身のヨーロッパ列車旅行にぴったりのレイルパスを選んでご利用ください。

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来年のユーレイルセレクトパス情報 – 4か国/3か国/2か国の3タイプに!

19 12月

ヨーロッパ各国周遊で人気の、いくつかの国を選んで使うことのできるユーレイルセレクトパスですが、このセレクトパスが来年販売分より、大きく変わって4か国/3か国/2か国の3タイプとなります。
eurail new
まずはこのセレクトパス、現時点では選択国は4か国の1タイプのみなのですが、来年からは、以前人気だった3か国パスが復活となります。ヨーロッパを数か国利用する場合4か国までは必要ないケースが多かったですので、この3か国がまたセレクトパスで人気となるのは間違いないでしょう。

Selectpass

またさらに現在のユーレイルリージョナルパス(2か国パス)が「リニューアル」されて、来年からユーレイルセレクトパスの2か国パスとなります。なお2か国パスについては選択国の組み合わせが決まっており、オーストリア/イタリアパス、ジャーマン/スウェーデンパスやブルガリア/ルーマニアパスなど17の新しい組み合わせのパスが新販売となります。なお一方現在のリージョナルパスのデンマーク/スウェーデンパスなど北欧内の2か国パスは販売終了となります。

NAP

なお料金は現在と同様に国の組み合わせによってハイ/ミッド/ローの3段階となります。ただドイツやフランス、スイスなど西ヨーロッパのポピュラーな国を選ぶと大体はハイ料金になりますので、高い料金を目安にした方がわかりやすいかとは思います。

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来年からより選びやすくなるこのユーレイルセレクトパスでぜひヨーロッパの周遊旅行を楽しんでください。なおセレクトパス以外でもいくつかのパスで来年から商品内容が変わりますので、次回はそれをご案内します。

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ユーロスター新型車両 e320 運転開始/ Eurostar e320 new train now operated

12 12月

以前よりユーロスターの新型車両として発表されていた新型車両のe320がいよいよ先月末よりロンドン/パリ間の一部の列車で営業運転を開始しました。

e320 Photo : eurostar.com

このe320は形からみてもわかるように、フランス製(アルストム)だった従来の車両(e300)と異なって、ICEなどをベースとしたドイツ製(ジーメンス)です。自国愛にあふれる(?)フランス国鉄側からはかなり批判もあったようですが、結局この車両が採用され、ようやく先月より実際の運転が開始されたのです。

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この新型のe320はハード面では、最高時速320キロを誇り、また1列車あたりの客席数も従来より2割ほど多い約900席となって輸送力も増大しています。内外装はフェラーリなどのデザインでも知られるピニンファリーナによって手がけられていて、エクステリアはグレーとイエローと濃紺の新イメージのカラーリングとなってなかなか新鮮です。またインテリアは曲面を生かしたモダンなデザインで、見るからに快適そうです。さらに今までユーロスターでは導入されていなかった、車内でのWIFIも近日に利用可能となる予定です。

PAR ND

なお、このe320は12/13からの冬スケジュール期間より本格的に運用が開始される予定です。また従来型のe300も同時にリニューアルを完了する予定で、今冬からユーロスターでの移動がより快適になりそうです。

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さらに来年にはこの新型のe320はアムステルダムなどへの乗り入れが予定されてます。イギリスとヨーロッパ大陸の移動にはユーロスターにぜひ乗ってみてください!

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ウィーン/ミュンヘン間のレイルジェットが運行再開 - Railjet between Wien-Munchen run again

5 12月

パリの事件の影響も徐々に薄れているようですが、9月から移民問題による国境コントロールで直通列車が運休していたミュンヘン/ザルツブルク/ウィーンでようやく先週末から高速列車のレイルジェットが運行を再開しました。

RJ MUC

ただこの運行再開もやや変則的で、ミュンヘンからウィーンやブダペスト方面については通常通りそのまま直行ということで問題ないのですが、ウィーン方面からミュンヘンについては国境駅のザルツブルクで一度下車して、ホームで国境のチェックを受け、改めて接続の車両に乗り換えてミュンヘンに向かうこととなります。つまりオーストリアからドイツへの場合については、一度ザルツブルクでの乗り換えと国境チェックが必要ということです。下がハンガリー国鉄(MAV)の案内ですが、これが参考になるかもしれません

SZG Image : MAV Hungarian Railway

とりあえずはやや「片肺」ながらこのルートでのドイツ/オーストリア間の列車移動ができるようになったのは朗報です。またミュンヘンとザルツブルク間の乗車も特に問題なくなっています。ただ今後また状況によって運行パターンが変わってくることもありますので、直近で旅行される方は一応運行情報を確認されるのが安全だと思います。(ちなみにECなどの場合は現在国境区間のザルツブルク/フライラッシング間で接続用の列車に乗っていただくこととなります)

SZG BF

この移民問題も含めて、早くまたヨーロッパ全体が落ち着きを取り戻してほしいと思います。

RJ Inside

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