ローマ街歩きなら「ローマパス」でパーフェクト!/ Explore Rome by Romapass

1 7月

今日から7月に入っていよいよ夏本番です。ヨーロッパも夏の旅行シーズンとなり、多くの街も観光客であふれるわけですが、そのヨーロッパでも一二を争う人気のローマで街歩きにおすすめなのが「ローマパス」です。

ROMAPS

このローマパスは、ローマへの旅行者向けのチケットで、利用開始から72時間の有効期間中、ローマ市内のメトロやバスなどの公共の交通機関が利用可能で、またコロッセオやボルゲーゼ美術館などの人気観光スポット等に2か所までは無料で入場でき、3か所目以降は割引となるという便利なチケットです。(現地では48時間有効で観光スポット1か所のみ無料入場可のタイプもあります)

TERMINI

ローマはその長い歴史(2000年以上!)からの遺跡などの関係で、今のところメトロの路線はそれほど多くはありませんが、A線とB線が中央駅のテルミニ駅で交差し、多くのメジャーなエリアにはメトロでアクセスが可能です。また運行自体も数分間隔で運転していますし、車両もピカピカとまでは言えませんがそれなりのレベルで、なかなか利用勝手もいい感じです。

ATAC

またメトロでアクセスしづらい場合でもバスやトラムが網の目のように走っていますので、こうした移動手段を駆使すればほぼ市内のどのエリアへも行くことができます。少し慣れてくれば、地下への上り下りもなく、街の景色がじっくり見れる点でこうしたバスやトラムなどの利用もおすすめです。

TRAM

また観光に関してはこのローマパスで、2か所まで無料で入場できるわけですが、何といってもおすすめはコロッセオです。コロッセオといえば常に入場待ちの行列ができていることで知られますが、このローマパスは専用の優先レーンがあってその行列をパスして優先的に入場できるのです。下の画像にもありますが、これはなかなか感動的で、このローマパスのメリットを確実に感じる瞬間と言えます。(普通に並んでいる人たちの視線が少々痛いかもしれません)

COLLOSEO

なおこのローマパスを利用の際には、コロッセオとフォロロマーノとパラティーノは合わせて1か所扱いとなりますので、お得感があります。もちろんこれ以外の多くの美術館や博物館また古代ローマからの遺跡や建造物などに無料または割引で入場が可能です。

PALATINO

ちなみに実際の利用の際、メトロの自動改札をローマパスで通る場合は、1日券など磁気テープタイプのチケットを通す挿入口とは別の、改札機の上面のリーダー部にかざすこととなります。

ROM METRO

ぜひこの夏にローマに旅行される方はこのローマパスを使ってこの街を最大限にエンジョイして欲しいと思います!お求めはこちらの当社HPからぜひどうぞ!!

ROMAPASS

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スイス ベルニナ特急 今年は5/13から夏の本格運行開始 / Swiss Bernina Express in Summer

15 4月

スイスの人気パノラマ列車で、氷河特急と合わせての有名なのがこのベルニナ特急です。チューリッヒもに近いクールや、山岳リゾート地のサンモリッツやダボスと、イタリア国境のティラノ間を結び、最高標高の2054mのベルニナ峠や湖水などの美しい風景を満喫できる列車なのです。

bernina loop

このベルニナ特急は氷河特急と同じく、今シーズンは5/13からサマースケジュールの本格運行がスタートとなります。サンモリッツ/ティラノ間の1日2便ずつと、クール/ティラノ間の1便が5/13より運行をスタートし、そして5/25からはダボス/ティラノ間の1便も加わって、合計1日各4便の運転となります。この内で人気なのはサンモリッツからの往復ですが、サンモリッツとティラノの間は片道2時間とほどほどの乗車時間で、気楽に利用できるのが人気のポイントかもしれません。またクールとの場合は乗車時間が4時間ほどで、チューリッヒ方面から利用する場合にはこの便を利用するのが便利です。

Bernina-route image : RHB

またティラノでは、観光用の路線バスのベルニナバスがに接続し、保養地としても知られる湖畔リゾート地のルガーノとの間を結んでいて、さらに変化に富んだ風景を楽しむことができます。またティラノとミラノ間はイタリア側の列車が運行していますので、スイスとイタリア方面との移動にもこのベルニナ特急はお使いになれます。

BEX_Bus image : RHB

なおこのベルニナ特急も、氷河特急と同様に1等2等とも全席がパノラマ車両で、また予約制となっています。ですのでご利用の際にはレイルパスや乗車券にプラスして座席予約が必要となります。便や日にちによっては人気が集中する場合もありますので、ご利用が決まっている場合には早目の予約が安全でしょう。(予約開始は乗車日の3か月前から!)

TIRANO

なおティラノは町としてはイタリアに入りますが、ティラノ自体が国境駅扱いとなるため、このベルニナ特急はスイスで有効なパスがあれば利用OKです。もちろんスイストラベルパスだけでなく、セレクトパスなどスイスで有効なユーレイル関連のパスでもカバーします。ベルニナバスも同様にイタリア内も走りますが、スイスのみのパスで利用できます。

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今シーズンもこのベルニナ特急は夏のスイス旅行にお勧めの列車です。
詳細はこちらの当社HPでもご覧ください!

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チューリッヒ⇔ミラノ間 新トンネル開通でぐっと便利に! /Zuerich-Milan via Gottard base tunnel

4 3月

さて前にもお伝えしましたように、先の12月にスイスアルプスを南北に貫く全長57キロの新トンネル(ゴッタルドベーストンネル)が開業し、そのルート上のチューリッヒ⇔ミラノ間の高速列車(EC)も一気にスピードアップされました。それまではこの両都市間は片道およそ4時間くらいかかっていましたが、それが3時間20分台まで短縮され、また運行本数も増えて、ぐっと便利になったのです。

ZRH EC

この区間のECは車両的にはイタリアのETR610が使用されています。最高速は250キロを誇り、またカーブで内側に傾くチルト機能がついていて、こうした山岳ルートでもより速く走ることが可能にできています。デザインやカラーリングもイタリアっぽさを強く感じます。(レッド&ホワイトのスイスカラーの車両も走っています)

ETR610

また車内もジウジアーロデザインで、モダン&シンプルな、なかなか居心地のいい雰囲気です。クッションの効いたシートなどインテリアも快適で、乗り心地も上々です。ただ書きましたようにカーブで内側に傾くこともあって、乗り物に弱い人はあまり外を見続けない方が安全かもしれません。

INSIDE

また今ではヨーロッパでも少なくなってきた食堂車もこのECではまだ健在です。この食堂車もなかなかモダンな雰囲気で、グルメの国イタリアの会社の運営となっています。山々や湖水など変わりゆく車窓の風景を見ながらの食事はなかなか格別な感じがあります。

BISTRO

なお途中、新ゴッタルドトンネルに入る前には一度トンネルに入る旨のアナウンスがあります。このトンネルは我が国の青函トンネルを超える57キロの長さで、今のところ鉄道トンネルとして世界一の長さを誇っています。トンネルに入るともちろん外は真っ暗ですが、ほぼ直線のため揺れもなく快適です。

tunnel

スイスアルプスの山々や湖水、急流、そしてトンネルと、車窓風景も変化に富んでいて、この区間はそうそう退屈することのない3時間20分と言えます。スイスとイタリア2か国のユーレイルパスも今年からできましたので、今シーズンはぜひこのルートも利用して、スイスとイタリアを合わせての鉄道周遊がおすすめです!!

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ナイトジェット クラスとサービス/ Nightjet classes and service

25 2月

さて前回に引き続き、12月から運転を開始した新夜行列車のナイトジェットですが、そのクラスやカテゴリーなどは大きく言うとは3つに分かれます。

NJ BED

まず1つ目はいわゆる寝台(SLEEPER)です。この寝台車の場合は、1つの部屋に通常3段分のベッドがついていて、その利用人数に応じてシングル、ダブルまたは3人部屋として利用します。室内には洗面台やタオル、リネンも備わっています。車内アメニティーとして、ミネラルウォーター、ウェルカムドリンク(私が利用したときはスパークリングワイン)、スナック類もついています。天井はかなり高く1人や2人であればそれなりにゆったりできると思います。ベッドを3段出しても3人部屋として使うとやや狭い感じはありますが、もちろん1人当たりの料金は利用人数に反比例しますので、一番エコノミーに利用が可能となります。

NJ INSIDE

さらにその中で、シャワーとトイレ付きのデラックス寝台もあります。あまり広いスペースとは言えませんが、トイレとシャワーがついていて、室内で一通りの用を済ませることが可能です。なおデラックス以外の寝台の方用にもちろん車両内に共用のトイレもついています。(なお下の画像のように一応同じ場所に共用シャワーもありますが、少々使いにくいようで、あまり利用する人は見かけない気がします)

SHOWER

2つ目は日本語で簡易寝台とも呼ばれるクシェットです。これはイメージとしては相部屋のドミトリーといった感じになり、2段ベッド×2の4人部屋と3段ベッド×2の6人部屋があります。通常特に男性女性も関係なく利用するかたちになります。一部には女性専用ルームもついていますし、もちろん家族で1部屋を占有することもできます。洗面やトイレは車両について共用のものを使うことになります。(一応ミネラルウォーターはついています) 6人部屋でフルに6人乗車ですとさすがに窮屈な感じはあり、あまりプライバシーも保てませんが、グループやファミリーまた料金重視だけど横になって休みたい方にはお勧めです。

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image : oebb.at

そしてもう1つはもちろん一番シンプルな座席車です。通常3人掛けが向かい合わせになった6人部屋(コンパートメント)になっていて、特に治安上も問題はなさそうです。クシェットの3段ベッドと比べれば、むしろスペース感は広い感じはあります。料金優先の方ももちろん短い区間を利用する方など、サクッと気軽に利用するにはいいと思います

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image: oebb.at

なお座席車以外のクシェットと寝台には朝食のサービスがついています。寝台の場合は、前回お書きしたようにチョイス式のフルブレックファーストですが、クシェットの場合は簡単にコーヒーとロールパンという感じになります。

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なおこのナイトジェットになって、乗務員の対応も以前よりソフトで、ホスピタリティー感も向上しているイメージです。もちろん走行中はこのナイトジェットでもそれなりの揺れや振動などはあり、耳栓は個人的には必需かと思いますが、ちょっと慣れるとあまり気にならなくなってそれなりに結構眠れると思います。

Corridor

またエクステリアに関しては、新しいNIGHTJETの塗装になっているのは一部の車両のみで、今のところは通常のOBB(オーストリア鉄道)カラーの車両などが混在している感じです。今後は新型車両も導入されるいうこともあって、ナイトジェットカラーに統一されていくのでしょう。

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ややざっとした説明になりましたが、今後さらなるサービスアップも期待されるこのナイトジェット。ヨーロッパの列車旅行の際にはぜひお試しください!

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新夜行列車 ナイトジェットはサービス充実! / NightJet, better sevice offered

17 2月

日本では一部を除いて夜行列車はほぼ消滅してしまいましたが、ヨーロッパでは以前よりはかなり減ったとは言え、まだまだそれなりに夜行列車が運行されています。その中で「気を吐いている」のがオーストリア鉄道(OBB)が昨年12月よりヨーロッパ各国で運行をスタートさせたこのナイトジェットです。

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このナイトジェットは以前のシティナイトラインの路線も引き継いで、人気区間のミュンヘン⇔ローマ、ベルリン⇔チューリッヒウィーン⇔ベネチアなど、オーストリア発着だけでなくドイツ、スイス、イタリアなど各国の主要都市間を運行しています。なおネーミングもOBBの昼間の看板列車「レイルジェット」と合わせたものになっていて、OBBの戦略としてはレイルジェットとこのナイトジェットを今後の2枚看板にしていくということなのでしょう。
map Map : obb.at

さてこのナイトジェットで充実しているのが画像のようなアメニティグッズにみられるサービスです。アメニティー類に関してはクシェットなどを除く通常の寝台を利用すると付いてくるものですが、ウェルカムドリンクのスパークリングワイン、ミネラルウォーター、スナックやゼリー飲料、タオルや石けん類、さらに今まであまり見かけることはなかった室内スリッパや耳栓、ボールペンまで入っています。

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多くにナイトジェットのロゴが入った専用品で、実用性に加えてちょっとウレシイ感じもあります。なおこの他に洗面台やシャワールームには通常のタオル類やシャンプーなども備わっていてホテルのように利用できます。(アメニティー類の内容は列車等によっても変わります。またシャワールームはデラックス寝台のみの設備となります)

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またもちろん別途朝食もついていて、寝台利用の場合には、ホットコーヒーやロールパン、各種のハムなどの中から6アイテムをチョイスできます。なおこの朝食は乗車時にオーダーして、翌朝モーニングコール代わりに乗務員が部屋まで運んできてくれます。

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新しくなって、よりスペシャル感のアップしたこのナイトジェット。ヨーロッパの列車周遊には一度試して欲しい列車です。次回のブログではこのナイトジェットのクラスや全般的な情報などご案内するようにします。

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2月より各種ユーレイルパスの日数追加キャンペーンがスタート!/Eurailpasses extraday campaign

28 1月

1月も残り数日となりましたが、その来月2月からまた各種ユーレイルパスの「エキストラデイ キャンペーン」がスタートとなります!
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このキャンペーンは去年も実施されたもので、ユーレイルパスには、それぞれの国ごとの1か国パス、ヨーロッパ各国から2/3/4か国を選択するセレクトパス、ほぼ全ヨーロッパをカバーするグローバルパスがありますが、その全てのパスを対象に、通常と同料金でより多い日数が利用できるキャンペーンとなります。

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追加となる日数は、1か国パスとセレクトパスとについては一律+1日で、グローバルパスについてはパスの日数に応じて、5日/7日が+1日、10/15日が+2日、22日が+3日、1か月が+5日となります。なおグローバルパスの2か月と3か月については期間がもともと長いこともあって対象外となっています。

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なおこのキャンペーンは3月末までの販売分が対象となっています。3月末までに購入すれば、その後でも最大11か月後まで利用できますので、これからの学生シーズンはもちろん、その後のゴールデンウィークなどの旅行にもおすすめです。ただこのキャンペーン料金を利用の場合、一度パスを購入しますと、通常のパスとは異なって、その後のキャンセルや変更等は一切できなくなります。ですので完全に旅程などが決まってから購入するのが安全です。もちろん万が一その旅行に行けなくなったとしても、有効期間が11か月ありますので、次の旅行の際に使うこともできます。

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去年は難民騒動などでばたばたしたヨーロッパですが、今年はさすがに落ち着いてきそうです。このキャンペーンを使ってお得にヨーロッパの列車旅を楽しんでほしいと思います。

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なお同時にドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンも2月よりスタートとなりますので、次回はそれについてご案内します。

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2017年を迎えました!!/ 2017 season comes

7 1月

新年明けましておめでとうございます。2017年もいよいよスタートとなりました。今年も引き続き当ブログではヨーロッパの列車旅行などに関する「タメになる」情報をお伝えしていきたいと思っていますので、ぜひ皆様にご覧いただければと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

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2017レイルパス情報 ユーレイルとジャーマンパスのユース年齢が27才までに! Eurail youth fare: age27

17 12月

2016年もあっという間に残り2週間となりました。
さて、もうすぐ始まるその2017年のレイルパス情報ですが、来年販売分よりユーレイルパス全般(グローバルパス、セレクトパス、1か国パス)とジャーマンレイルパスのユース料金の適用年齢が今までの「25歳まで」から「27歳まで」に拡大されます。
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学生の方などに多く利用されるユース料金ですが、このユース料金はほとんどのパスで割引料金として設定され、その年齢の上限はどのパスでも一律25歳でした。これがユーレイルパスとジャーマンレイルパスに関しては来年販売分より27歳までとなるわけです。ヨーロッパのレイルパスは1か国のパスも含めその多くがこのユーレイル関連パスに含まれますし、ユース料金はおおむね通常の大人料金より20%ほど安く設定されていますので、この今回の年齢変更は26歳や27歳の方にとって、かなりの朗報と言えるでしょう。さらにセレクトパスやグローバルパスはユースにのみ2等料金が設定されていますので、安くヨーロッパ各国を列車旅行したい場合に大きなメリットとなります。

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ただ、もちろんヨーロッパのすべてのパスでユース年齢が27歳までになるわけではなく、ブリットレイルパスなどのイギリス関連パス、スイストラベルパスなどスイス関連パス、また東欧のバルカンフレキシーパスはユーレイルパスに含まれていないこともあって、来年も今年までと同様にユースの上限年齢は25歳となります。少々わかりにくい点もありますが、このあたりも理解した上で利用するパスを選ぶ必要があります。

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ちなみにユース料金が適用になるかどうかはパスを利用開始した時点の年齢が基準になります。つまり、来年からのユーレイルパスで言うと、27歳の内に使い始めればそのパスを使っている期間中に28歳になっても問題はありません。ただ27歳の内に購入したからと言って28歳になって使い始めることはできません。ギリギリの年齢の方はご承知ください。

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なお今回のユーレイルパスとジャーマンレイルパスについては、このユース料金より若い11歳までのお子さんは大人の方と同行する場合大人1人について2人までが無料となります。このあたりのルールも知って、年齢による料金設定をうまく利用するとかしこくお得に旅行できると思います。

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来年も、ぜひこのユース料金などを利用して皆さんにヨーロッパの鉄道旅行をエンジョイして欲しいと思います!!

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2017レイルパス情報-ユーレイルパスでスイス氷河特急が全区間カバー/ Eurailpass for Swiss Glacier Express

26 11月

さて今週もまた引き続き来年のレイルパス情報です。来年よりスイスで有効なユーレイルパス(セレクトパス、グローバルパス)でスイス氷河特急が全区間カバーされます。eurail new
スイス氷河特急と言えばスイスのパノラマ列車の中でも一番人気で、夏には満席続出の名物列車ですが、今年まではスイスで有効なユーレイルパスを持っていても、パスはその東側区間のサンモリッツ⇔ディセンティス間のみにしか使えず、それ以外は別途乗車券の追加(割引はあり)が必要でした。下のマップにもあるように、この西側のツェルマット⇔ディセンティス間がなかなかの長さで、この点がユーレイルのパスをスイスで利用する大きなウィークポイントの1つだったのです。
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これがついに来年から西側区間も含め全線でユーレイルパスが使えるようになるのです。あとは単純に座席予約券のみプラスということになりますので、ユーレイルパスで氷河特急がぐっと利用しやすくなります。また氷河特急の利用だけではなく、普通にチューリッヒやジュネーブからツェルマットに行く際にもユーレイルパスでカバーするようになります。ツェルマットと言えばユングフラウ地方のインターラーケン等と並ぶスイスアルプスの一大観光地です。この点も含め、来年からスイスでのユーレイルパスの使い勝手がぐっと上がるわけです。

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来年からスイスでの鉄道旅行にはスイス1国用のスイストラベルパスに加え、このユーレイル関連のパスも合わせておすすめです。スイスを含むユーレイルのパスはグローバルパスとセレクトパスになりますが、特にセレクトパスの2か国は従来のフランス&スイス、ジャーマン&スイス、オーストリア&スイスに加え来年からイタリア&スイスも増えますし、1等だけでなく2等やセーバー料金の設定もあります。ぜひ来年以降のスイスの列車周遊の際には注目して欲しいなと思います。

gexp-main image : glacierexpress.ch

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