オーストリアのレイルジェット 機関車+客車タイプの高速列車 / Austria Railjet Taurus+Viaggio Comfort

25 9月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

今回取り上げるのは、オーストリアを中心にその周辺のドイツやハンガリー、チェコなどを結んでいる高速列車のレイルジェットです。

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レイルジェットは、ICEなど多くの高速列車がいわゆる電車タイプの車両なのに対して、機関車+客車の編成となっているのが特徴的です。使用されているのはタウルス(機関車)とビアッジョコンフォート(客車)というジーメンス社の車両で、カラーリングも含め、レイルジェットとしての専用の固定編成となっています。パッと見は少々クラシックな印象もありますが、最高時速は230Kmに達する動力性能で、また電車タイプの列車のように逆向きでの走行も可能(プッシュプル式)となっています。

RJ MUC

またレイルジェットのクラスについては、通常の1等(ファースト)と2等(エコノミー)に加えて「ビジネス」という特等が付いている点が特徴です。このビジネスクラスの場合は席配置がセミコンパートメントのようになっていて、プライバシーも保てるようになっており、1等よりもさらにゆったり快適な移動を楽しむことが可能となっています。また1等以上にはドリンクのサービスなども付いています。

RJ Business

なおカラーリングは基本的にこの落ちついたダークレッドになりますが、チェコ乗り入れ(チェコ国鉄所有)の編成についてはブルー基調になります。どちらもなかなか印象的な色合いに感じます。ちなみにチェコ車両の場合はビジネスクラスも1等と似たイメージの通常のオープン席となります。

CD RJ

なおレイルジェットは、ビジネスクラスを除いて、事前予約はマストではありませんので、乗車券やレイルパスのみで座席予約なしで利用することも可能ですし、もちろん座席予約をして安心して利用するのもお勧めです。ビストロ車両も連結されますので車内で簡単な食事などを取ることももちろん問題ありません。

RJ 1CL

レイルジェットはオーストリア国内の全主要路線に加え、ドイツのミュンヘンやスイスのチューリッヒ、ハンガリー、チェコ、スロバキア、さらにイタリアのベネチアまで運行しています。ぜひ今後またヨーロッパとの間の渡航が正常化されましたら、ぜひオーストリアや中東欧の旅行でこのレイルジェットを利用いただければと思います。

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なお今回でヨーロッパの高速車両の紹介は一段落で、来週の10月からはまたヨーロッパ各地の列車に関するニュースを取り上げていくようにします。

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国際線にも投入予定のスイスの新型高速車両Giruno(RABe501) / SBB Giruno(RABe501)

4 9月

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今回取り上げるのはスイスのGIRUNO(車両形式名はRABe501)です。このGIRUNOは昨年より運転を開始した新型車両で、新しく完成したゴッタルトベーストンネルを通ってイタリアやドイツ、さらにはオーストリアといった周辺国への乗り入れを前提に作られています。またもともとEC250という名前で呼ばれていたように、最高時速は250キロに達し、外観はスイスSBBの赤と白のカラーリングでなかなか新鮮な印象です。

Giruno1

GIRUNOは今のところスイス国内のチューリッヒやバーゼルとスイス南部のルガノ方面を結ぶ区間で運転されています。そして今後コロナの状況にもよりますが、一応今年2020年中には現在ETR610が使用されているチューリッヒとイタリアのミラノを結ぶルートで国際線にも導入される予定となっています。

Giruno

車内については、自前の画像がなかったのでSBBからお借りしましたが、他のスイスの列車らしく質実なイメージの造りで、通常通り1等は1+2の3列、2等は2+2列の座席配置となっています。1等は赤がアクセントカラーとなってちょっと華やかですし、またレストラン車両なども連結されます。

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(image: sbb.ch)

早くまた日本と海外との通常の旅行が再開され、皆さんスイスなどでこうした鉄道旅行がまたできるようになって欲しいと思います。

Giruno side

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ネットワーク拡大中のイタロの新型車両 イタロEVO(ETR675) / ITALO-EVO

28 8月

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Fロッサなどと並ぶイタリアの高速列車といえばイタロですが、そのイタロの高速車両として、デビュー当時からのAGV(575)に加えて、2017年末から導入されたのがこのイタロEVO(ETR675)です。なおイタロは、従来のイタリア国鉄とは別の、フィアットやフランスSNCFなどが後押しした新規運行会社NTV社により2012年から運行しています。

italo evo

このイタロEVOは、新型ではあるものの経済性などをより重視し、営業最高時速も250Kmとやや控えめで、ペンドリーノ機能(車体傾斜機能)も未装備となっています。ですので従来からのAGV車両のモデルチェンジ版や改良版というわけではなく、今まで通り時速300キロレベルのローマ/ミラノ/トリノなどの高速線についてはAGVが担当し、ローマ/ベネチアやミラノ/ベネチアなどのそこそこの高速路線についてこのイタロEVOが主に運行するという使い分けがされています。ドイツのICE3とICE4の関係にも似ているといえます。

italo evo2

なお車内は、従来のイタロ同様、スマート(2等)、コンフォート(中間クラス)、プリマ(1等)、クラブ(特等)の4クラス制となっていて、プリマ以上にはドリンクなどのサービスがついています。また車両は7両編成となっていて、今までのAGVより短くなっていますが、やはりこれはサブ路線での運行にも目を向けているからなのでしょう。

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このイタロEVOの導入もあって、イタロのネットワークはさらに拡大しており、シチリアの玄関口のレッジオカラブリア、南チロルのボルツァーノ、オーストリアにも近いウディネなどイタリア各地に乗り入れるようになっています。

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トレンイタリアとのライバル関係がさらにイタリア内での列車利用をより快適なものにします。今後のイタリアでの列車移動はさらに便利になっていくでしょう!

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イタリア 今でもフレッチャロッサの大黒柱 ETR500/ Frecciarossa ETR500

21 8月

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イタリアを代表する高速列車のフレッチャロッサですが、このフレッチャロッサ用の車両として当初より活躍しているのがこのETR500です。

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このETR500はもともと1992年から運用が開始されていましたが、2008年から走行性能を時速300キロ対応とし、内外装もリニューアルした第2世代車両がフレッチャロッサ用として導入されました。ちなみにデザイナーはフェラーリも手がけたピニンファリーナで、外観的には新型のETR400(FR1000)ほどのダイナミックなアグレッシブさはないものの、なかなかキレイにまとまった親しみやすいデザインとなっています。

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車両は、スタンダード(2等)、プレミアム(2等プラス)、ビジネス(1等)、エグゼクティブ(特等)の4クラス制となっていて、プレミアム以上にはドリンク等のサービスがついています。車内は、比較的シンプルにまとまったETR400(FR1000)に比べると、ゴージャス感もあって、より快適空間を求める方にはむしろお勧めかもしれません。(上の画像はビジネス)

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ETR400(FR1000)の導入が増えるに従って、このETR500は、ローマ/ミラノといった一番の主要幹線から、ミラノ/ベネチアなどややサブの路線にその活躍の舞台を移しつつありますが、現在もフレッチャロッサの主力車両の1つとして運用が続けられています。

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ぜひ今後のイタリア旅行の際にはこうしたフレッチャロッサをご利用ください。FR1000でもETR500でも快適な移動が楽しめます!

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イタリアとスイスを結ぶ国際線用ペンドリーノ ETR610/ Italy&Swiss ETR610

31 7月

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今回はイタリアとスイスそして一部ドイツとの間の国際区間を運行するEC用車両のETR610です。この区間のECは以前チザルピーノと呼ばれていた列車になります。

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ETR610は外観でわかるように以前にご案内したイタリアのETR600をベースに国際間の乗り入れができるようモディファイした車両になります。2009年から営業運転をスタートし、ETR600と同様に最高時速は250キロながら、車体傾斜(チルト)機能が付いていて、カーブの多いスイスの山岳路線でもより速く走れるようになっています。

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運行区間は主にミラノとジュネーブ、チューリッヒ、バーゼル間で、1日1便はバーゼルからドイツのフランクフルトまで足を延ばします。特にスイス内やスイスとイタリアの国境あたりは湖やアルプスの山々も美しく、車窓風景も楽しめる区間となっています。またチューリッヒとの間の便は2016年に開通したゴッタルドベーストンネルのおかげでかなり所要時間も短縮され便利になりました。

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車内はもちろん1等(1+2列の3列配置)と2等(2+2の4列)からなっており、内装やシートもジウジアーロデザインだけあってモダンかつオシャレな雰囲気です。画像のような食堂車やバー車両なども連結され、車内での風景を楽しみながらの食事も可能です。

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なお外装のカラーリングはスイス側所有の車両の場合はホワイトとレッドで、イタリア側所有の車両の場合はETR600と同様にシルバーと赤がベースのアルジェントカラーになります。

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秋以降になるかと思いますが、今後ヨーロッパ旅行が再開されたらぜひご利用ください。

ETR610

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イタリア フレッチャアルジェント用のペンドリーノ車両 ETR600 / Italian pendolino ETR600

19 6月

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今回はまたイタリアに戻って、トレンイタリアのフレッチャアルジェントで使われている高速車両のETR600です。フレッチャアルジェントはフレッチャロッサとも並ぶトレンイタリアの高速列車で、その名前(イタリア語で銀の矢の意味)のようにシルバーを基調としたカラーリングが印象的と言えます。

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このETR600は2008年に営業運転をスタートした車両で、最高時速自体は250キロに抑えられていますが、その特徴は前回のX2000同様に、車体傾斜機能(チルト機能/振り子式)が付いている点です。ですので高速新線以外のカーブの多い従来路線でも車体を傾けて速く走ることが可能となっています。

ETR600

イタリア内では主にローマやフィレンツェとベネチアを結ぶルートの他、リミニやバーリ、ボルツァーノなど高速新線の開通していない区間などをメインに走行しています。

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高速新線上のナポリ/ローマ/フィレンツ/ミラノなどの移動についてはやはり看板列車のフレッチャロッサを利用することが多いですが、それ以外の区間ではこのETR600(フレッチャアルジェント)を利用するケースが多くなります。

ETR600 side

イタリア旅行に行けるようになるのは秋以降になるかと思いますが、その際にはぜひご利用ください。

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イタリア イタロの主力車両AGV(575) Fロッサのライバル / Italo AGV

29 5月

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ようやく日本では緊急事態宣言が全面解除され、ヨーロッパでも徐々にロックダウンが緩和されて列車運行も段階的に正常化が進められていますが、そんな中で先週5/21に通常運行への第一歩としてスケジュール改正をしたのが、このイタリアの新高速列車のイタロです。イタロはイタリアでの鉄道のオープンアクセス化に合わせて2012年に運行を開始しましたが、そのデビュー以来主力車種となっているのがこのAGV(575)です。

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AGV575はフランス系のアルストム社製で、もともとTGVなどの技術をベースにしていて、イタロでの最高運転速度は300KPH(設計上は360kph)に達し、ライバルのフレッチャロッサ500や1000に引けを取りません。また外見上はこの落ち着いたレッドの色合いがイメージカラーとなっています。

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また利用クラスは、4タイプに分かれていて、それぞれ、スマート(2等)、コンフォート(中間クラスで席は1等と同等)、プリマ(1等)、クラブ(特等に相当/個室もあり)となっています。なおプリマにはドリンク等のサービスが、さらにクラブには食事のサービスもついています。(下の画像はスマートになります)

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もともとの国鉄であるトレンイタリアが運行するライバルのフレッチャロッサに比べると、車内や乗務スタッフの雰囲気はどちらかと言うとカジュアルなイメージです。どちらが優れているというよりは、利用する側の好みやその時の旅行スタイルなどで利用する列車を決めるのがいいと思います。

ITALO INSIDE

ぜひ今後、またヨーロッパとの間の渡航が普通に可能になって、イタリアを旅行される際にはFロッサなどと合わせてこのイタロもご利用ください。

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トレンイタリアの看板車両と言えばフレッチャロッサ1000(ETR400) /Frecciarossa1000

10 4月

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今週東京では緊急事態宣言も出されましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今のところ日本からヨーロッパなどが海外への旅行はほぼ不可能となっています。またヨーロッパ自体も国によっては外出禁止令が出るなど日本より深刻で、列車の利用も難しい状況となっています。こうした状況ですので、このブログでも当面は、ヨーロッパの列車情報というよりは、簡単に各国の列車などを画像で案内したいと思います。今回はトレンイタリアの看板車両のフレッチャロッサ1000(車両形式名としてはETR400)になります。2015年から営業運転をスタートした新型車両で、いかにもイタリアらしいデザイン(ベルトーネが担当)が印象的です。

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スタンダード(2等)、プレミアム(2等プラス)、ビジネス(1等)、エグゼクティブ(特等)の4クラス制となっていて、車内は快適です。(画像はビジネス)

FR1000 INSIDE

ぜひ今後のイタリアの旅行の際にはご利用ください。

なお当社の営業も、今月については時間を短縮し土曜も休業としますのでご了承ください。コロナ収束まで皆さんがんばりましょう!

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ヨーロッパでの列車利用は少なくとも今月末まで難しい状況に。。 /European trains impacted by virus problem

4 4月

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引き続き新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、残念ながら日本から海外へ旅行する方は現在ほぼいらっしゃらない状況となっていますが、その日本以上に状況が深刻なヨーロッパ各国ではもちろん列車の運行にも大きな影響が出ています。

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イタリアをはじめスペインやフランスでは外出の禁止など移動の制限が行われ、TGVなどの高速列車も一応運行自体はあるものの、最低限の一部のみでの運行となっています。またそれ以外のドイツやイギリスなどの国々でも、列車の運行は続けれられていますが、概ね通常よりもかなり減便され、また正当な理由がない利用は原則としてできなくなっています。また各国間の国際列車に関してはユーロスターなども含め、ごく一部の便での運行かまたはほぼ全面的に運休となっております。

ICE FRA

いずれの国や区間でも4月末頃までは少なくともこうした運行状況が続く予定となっていて、5月以降の運行についてはまた今月中に見通しが出されるかと思います。今後の連休時期や夏頃のヨーロッパの旅行については、そのアナウンスなどを確認してプランニングしていただくのがいいと思います。なおユーレイルのHPには旅行者向けの各国の運行の情報も載っていますので参考になると思います。

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ぜひこのウイルス騒ぎが収まった後にはまたヨーロッパの列車旅行を楽しんで欲しいと思います。

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各種ユーレイルパス割引キャンペーン中 今月末まで10~15%オフ/ Eurailpass campaign March 2020

14 3月

(各種ユーレイルパスについては当社ユーリンクHPまたはウェブショップ)よりお求め下さい

今月は新型コロナウィルスの影響で海外旅行のお客様もかなり少なくなっていますが、そんな3月中の購入を対象とした、各種ユーレイルパスの割引キャンペーンがスタートとなっています。
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今回のキャンペーンは内容的には、グローバルパスと各国の国別パス(一部を除く)について、一律で1等に関しては15%、2等については10%割引となるもので、通常の大人料金だけでなく、ユースやシニア料金などの割引料金にも適用となります。1等と2等で割引率に差がありますので、1等ですとより有利ですし、シニアなどの方はダブルでお得と言えます。

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例えばグローバルパスの一番ベーシックな4日の場合、当社の通常料金で現在1等大人¥43300のところが¥36900(2等4日は¥32500が¥29300)になりますし、また国別パスですと、例えばオーストリアの1等3日で¥25900が¥22100(2等3日は¥19400が¥17500)となるなど、かなりのお得感と言えるでしょう。

ICN

なお今回のキャンペーンは今月末までの購入分が対象となりますが、ただスカンジナビアパス、デンマークパス、スウェーデンパス、フィンランドパス、ノルウェーパスといった北欧のパスはキャンペーンの対象外となります。またフランスパスについても1日/2日/7日料金には適用となりませんので、利用の際はよくご確認ください。加えて、このキャンペーンは、ユーレイル関連のパス(ユーレイルの名前が付くパス)が対象のため、スイストラベルパスやドイツのジャーマンレイルパス、またイギリスの各種ブリットレイルパスなどには割引はありません。(ブリットレイルパスについては別の15%割引キャンペーンが今月末まで実施されます)

CPH

またキャンペーン商品のため、購入後の変更やキャンセル等は一切できませんので、確実に旅行が決まってからのお求めが安心かと思います。ただパスは発券日から最大で12ヶ月程度後まで利用可能ですので、今後のゴールデンウィークやさらに夏休みなどのご旅行に使うことも可能です。

ICE FRA

現在海外旅行はこうした状況ではありますが、ぜひ今回のキャンペーンをうまく利用してヨーロッパ旅行をお得に楽しんで欲しいと思います。

LON SP

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