ユーレイルグローバルパス 「ブラックフライデー キャンペーン」中!/ Eurail Global pass ‘Black Friday’ campaign

11月も残り少々となりましたが、この11月4週目の金曜は、アメリカなどで始まって、最近は日本でも浸透してきたブラックフライデーのバーゲン時期で、これに合わせてユーレイルグローバルパスのキャンペーンも昨日からスタートしました。
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このユーレイルグローバルパスは西ヨーロッパのほぼ全体にあたる27カ国をカバーする人気のレイルパスで、元祖ユーレイルパスと言っていい商品です。主要国ではイギリスを除いてほぼ全ての国で利用できるパスと思っていいでしょう。今回のブラックフライデーキャンペーンでは、このグローバルパスが日数やクラスなどに応じて10%程度から最大で30%以上のディスカウントとなります。以前のキャンペーンでは1人用の大人料金とユース料金のみが対象でしたが、今回は2人以上用のセーバー料金も含め、全てのタイプでキャンペーンが利用できるようになっています。

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上の料金表のように、全体としては比較的日数が多く料金が高めのパスの方が割引率も高めになりまして、例えば1等5日フレキシーの場合通常¥65000が¥50000ちょうど、1等15日のフレキシーで通常¥127400が¥86900、一番長い1等3ヶ月の場合で通常¥226600が¥158800とかなりの大幅割引になります。特にフレキシータイプを中心にかなりお得で太っ腹なキャンペーンといえます。

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これからの晩秋やクリスマスシーズン、そして年末年始時期などにヨーロッパ各国の周遊を予定している方にはこのキャンペーンの利用がぜひお勧めです。またパスは発券日から最大11ヶ月以内に利用開始すればお使いになれますので、もしご旅行が確定していれば今後の夏のご旅行などにもお使いになれます。

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ただお買い得な一方で、もちろんキャンペーンゆえの制約もあって、このキャンペーン料金を利用した場合には購入後の変更やキャンセル等は一切できませんのでその点は注意が必要です。確実に旅行が決まってからのお求めが安全でしょう。

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なおこのブラックフライデーキャンペーンの販売の期限は来週中までの予定ですが、さらにその後にも各種ユーレイルパスのキャンペーンは続けれられる予定となっていますので、また次回に詳細をご案内したいと思います。

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ユーレイルグローバルパスのキャンペーンがスタート!9/15販売分まで/ Eurail Globalpass canpaign

さて今日から9月に入りまして、それなりの暑さは続いているもののちょっと秋っぽい雰囲気になってきた気はします。そんな今月ですが、15日までの販売分を対象に、ユーレイルグローバルパスの割引キャンペーンがスタートとなりました。
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このユーレイルグローバルパスは西はポルトガルやアイルランド、北はスウェーデンやフィンランド、東はポーランドやトルコ、そして南はイタリアやギリシャなど、イギリスを除くほぼヨーロッパ全域の28カ国等で利用できる「本家ユーレイルパス」とも言えるレイルパスで、今回のキャンペーンではこのグローバルパスの大人料金とユース料金が、日数などに応じて10%程度から最大30%以上割引となるのです。

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フレキシータイプのパスや利用日数が長めのパスの方が割引も比較的大きくなりまして、例えば1等連続15日ですと通常¥83500が¥78600とそれほどの割引でもないですが、1等フレキシー5日の場合で通常¥65500が¥50300と25%程度、1等フレキシー15日なら¥128400が¥87500、また一番長い1等3ヶ月になると通常¥228200が¥159900と、30%ほどの大幅な割引になります。具体的な料金の詳細は下の料金表をご覧下さい。

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ただ今回キャンペーンは同行割引のセーバー料金は対象となりませんので、2人以上での利用の場合にはセーバー料金とよく金額を比較して決めていただくのがいいと思います。またこのキャンペーン料金のパスについては、料金が安くなっていることもあって、お求めになった後は変更やキャンセル等はできませんのでその点も注意しておく必要があるでしょう。

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なお今回のキャンペーンはあと2週間程度で9/15の販売分で終了となりますので、このグローバルパスのキャンペーン利用を予定の方はお早目のお求めが安心でしょう。なおパスは購入してから最大1年程度の間に利用すれば大丈夫ですので、もしお決まりであれば、今後の秋や年始年末などの旅行にもお使いになれます。

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ぜひこれからの秋冬シーズンのヨーロッパの列車旅に、こうしたキャンペーンをうまくご利用ください。

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ユーレイルグローバルパスとセレクトパスの2等大人料金が年内販売/Eurail Globalpass & Selectpass 2cl adult fare

5月ももう後半に入りましたが、今月5月から、従来1等のみだったユーレイルグローバルパスとセレクトパス(3/4か国)の大人料金とセーバー料金(2名以上同行)に2等が追加となりました。
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今までずっとユーレイルのグローバルパスとセレクトパス(3/4か国)は、25歳までのユースを除く大人に関しては1等のみの設定でした。それが今年に入ってまず2月~3月に2等の大人料金が試験的に販売され、おそらくその反応がなかなかよかったのかと思いますが、今月よりついに正式に年内販売されることになったのです。もともとこれ以外の1か国パスやセレクトパスの2か国には2等料金が設定されていましたので、これで全てのユーレイル関連のパスに1等2等両方が用意され、より利用しやすくなったと言えます。下に今回追加になったグローバルパスとセレクトパスの当社の料金を貼りましたのでご参照下さい。(ちょっと見づらいかもしれませんが)
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なおこの新しい2等料金は特にキャンペーンというわけではないですので、特に旅行時期や変更リファンド等についての制限などの特別な利用条件はなく、通常のパスと同じようにお使いになれます。安心してご利用になれると言えるでしょう。

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またこの2等料金は、1等料金と比較すると大体20%程度安くなった金額となっています。もともとの1等と比べてぐっと安く列車周遊ができると言っていいでしょう。一方でドイツやスイスなど国によっては1等と2等の料金差が50~60%程度の場合もあることを考えると、相対的には1等がお買い得と言えないこともないと思います。ですのでなるべく安く利用したいという場合は2等が、また相対的にお得にという場合には1等がお勧めかもしれません。

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これからいよいよ夏の旅行シーズンを迎え、こうしたレイルパスでの旅行のお客様は多くいらっしゃると思います。2等が追加されバリデーションが増えてより利用しやすくなったこれらのユーレイルパスを使ってぜひこの夏のヨーロッパ旅行を楽しんで欲しいと思います。

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各種ブリットレイルパスとユーレイルグローバルパスがキャンペーン中!/Britrail passes & Eurail Globalpass campaign

連休も終わってちょっとずつ初夏の雰囲気になってきましたが、今回は、先月よりスタートしたブリットレイルパスやブリットイングランドパスなどの+1日キャンペーンと、今週より始まったユーレイルグローバルパスの割引キャンペーンについてです。(どちらもわりと急にスタートとなりました)

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まずブリットレイルの方ですが、対象となるのは、ブリテン島全体をカバーするブリットレイルパス(フレキシーパス)、イングランド内で利用できるブリットイングランドパス(フレキシーパス)、イングランド南西部とウェールズの一部などをカバーするブリットサウスウエストパス(フレキシーパス)、そしてロンドンを中心とした近郊エリアでお使いになれるブリットロンドンプラスパスになります。内容としては以前と同様に、通常と同料金で1日分多く利用できるというもので、例えば3日のパスであれば同じ料金で自動的に4日分、4日であれば5日分、8日ならば9日分が利用可能となります。料金などは下の画像を参照して下さい。

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なお他のキャンペーンとは異なって、このキャンペーンの場合は特に利用時期や払戻等の制限はなく、通常のパスと同じコンディションで利用できるのも安心ポイントです。またこのキャンペーン今月22日発券分までの限定となっていますので、ご利用の方はぜひお早めにお申し込み下さい。なおパスの有効期間は購入時より11か月間ですので、今の時期だけでなく、今後の夏の旅行などにも利用可能です。

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一方、今週スタートしたユーレイルグローバルパスのキャンペーンですが、これはグローバルパスの大人料金とユース料金を対象に日数等に応じて10%程度から最大30%以上料金が割引となるキャンペーンになります。
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比較的日数が多く料金が高めのパスの方が割引率も高めになりまして、例えば1等5日フレキシーの場合通常¥66900が¥51400、一番長い1等3ヶ月の場合で通常¥233100が¥163400とかなりの割引になります。下がその料金表になりますが、特にフレキシータイプを中心になかなか太っ腹なキャンペーンといえます。

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ただこのキャンペーンは2人以上のセーバー料金は対象となりませんので、2人以上でのご利用の場合にはセーバー料金とよく料金を比較して決めていただくのがいいと思います。またこのキャンペーンパスについては購入後の変更やキャンセル等はできませんのでその点も合わせて考えておく必要があるでしょう。なおキャンペーンの期限は6月2日の手配分までとなりますので、このグローバルパスのキャンペーン利用を予定の方はそれまでのお求めが必要です。またブリットレイルと同様にパスは発券日から11ヶ月間有効ですので今後の夏のご旅行などにもお使いになれます。

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ぜひこれからの初夏から夏に向けての鉄道旅行に、こうしたキャンペーンをうまく使ってお得に旅行を楽しんでください。

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ロシア モスクワへ、意外(?)に快適!夜行列車トルストイ/ Tolstoi night train to Moscow 

列車は出発後、しばらくフィンランド内のいくつかの駅に停車して、ロシア方面へ向かっていきます。この寝台には簡単な夕食も含まれていて、しばらくするとサービスのスタッフが部屋に持ってきます。今回は画像のような魚のピラフのような感じで、味はまあまあで日本人にはいいように思います。なお今回は特に利用しませんでしたが、ロシア料理など本格的な食事をとりたい場合にはもちろん食堂車もついています。また他にも車内ではルーブル両替やタックスリファンドのサービスのスタッフも回ってきます。

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そうこうしている内に国境が近づいてきて、フィンランド側の国境駅からまずフィンランド(EU)側の係官が回ってきます。ここでは簡単にパスポートを提示して、EUからは出国(出域)となります。なおトルストイはここで後続のアレグロの最終便に先を譲るため、そこそこの時間停車します。そしてその後ロシア側の国境駅に着くとロシア側の係官が回ってきます。ここでビザの入ったパスポートと、記入済み出入国カードを渡すと、じっくり顔などは確認されるものの特に質問もなく、入国のスタンプが押されます。そしてその後はしばらくしてロシア側の税関の係員がやってきて荷物などをざっとチェックし、これでロシア側の入国が完了となります。

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これで出入国関係の手続きが全て終わって、そこそこ遅い時間(ロシア時間で11時半くらい)となったので、そろそろ寝に入ります。ヨーロッパの通常の寝台と同様、座席の背もたれを倒すとそこが寝台になります。なかなかベッド幅も大きく快適です。

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なお寝る前の歯みがきや洗顔は、室内のテーブルを開けるとそこが洗面台となっていますので、そこで済ますことができます。タオルなどのリネン類も清潔でなかなか快適です。

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当日に日本から到着したこともあって、横になるとあっという間に眠りに落ちてしまいました。列車のゆれはそれなりにありますが、車両が大きいせいもあるのかそれほど気になることもありませんでした。そして特に途中で起きてしまうこともなく、目覚めると既に車窓の風景は明るくなっていました。

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そして、サービスでテーブルに置いてあるドリンクとお菓子っぽいパンで簡単に朝食を済ませると、徐々に風景に建物が増えてきて、モスクワが近づいてきます。

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そして列車は9時過ぎ、ほぼ定刻きっかりにモスクワのレニングラード駅に到着となりました。列車を降りるときは特に何の手続きもなく、車掌に見送られて、デッキを下りていくこととなります。ホームは通常のヨーロッパの駅と大きく変わることはありませんが、目に入るキリル文字の案内がちょっとエキゾチックさを感じさせます。

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この夜行列車トルストイは、出入国の手続きなどロシアならではの独特のクセはあるものの、列車自体は車両も室内もモダンできれいで、他の西ヨーロッパの国の夜行列車と同等かそれ以上に、快適に一晩を過ごせると思います。夜行列車は朝に到着するので駅や街の様子もわかりますし、1日がより有効に使えるので、便利だとも思います。今後、ワールドカップ観戦なども含め、ロシアへ旅行する際には、アクセス手段の1つとしてこのトルストイもぜひお勧めです。

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ロシアも含め、ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ヘルシンキと首都モスクワを結ぶ寝台列車 トルストイ/ Tolstoi night train

フィンランドとロシアを結ぶ列車で、一番便利で利用者も多いのは前回にも書きましたアレグロですが、お互いの首都のヘルシンキとモスクワを直結する唯一の列車が夜行列車のトルストイです。

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ロシアの文豪からその名をとったこのトルストイは、主にロシア鉄道側による運行となり、車両もロシア鉄道側のものが使用され、ヘルシンキとモスクワの間を片道14時間ほどかけて、毎日各1便ずつが運行しています。今回このトルストイにヘルシンキから乗車してみましたので、ざっとそのインプレッションをご案内しましょう。

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まずヘルシンキでは、このトルストイは特に専用のホームなどではなく、フィンランド側の列車と普通に並んで停車しています。緑が主体のフィンランド車両の中に並ぶ、シルバーと赤のモダンな車体は結構目立ち、なかなかキレイです。この時は出発の20分くらい前に乗車がスタートとなり、ホームの先の予約した車両に向かいます。各車両にはロシア側の乗務員が立っていて、その乗務員にチケットを見せて、パスポートなどのチェックも受けた上で乗車となります。国際列車ということもあって乗務員も、やや聞き取りにくいものの英語でのコミュニケーションが可能です。

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今回は通常のシングルでの利用でしたが、もともと最大4人利用できる部屋(1/2/4人用)となっていて、広さ的には今までで乗った寝台の中では一番かもしれません。それにインテリアデザインもモダンでかなりきれいです。ロシアっぽいのは机にテーブルクロスが掛けられて、ドリンクや軽食などが並べられているところで、これらはもちろんサービスで料金に含まれています。また室内のアメニティーセットや新聞なども置いてあります。

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ちなみに部屋は自動ロックとなっていてカードキーも渡されます。これもなかなかロシアのイメージ離れした感じです。その他乗車時にはロシア入国に必要な入出国カードも乗車時に乗務員から渡されます。なおこのクロスがかかったテーブルを上に開けるとそこは洗面台になっています。

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なおこのトルストイの寝台のタイプとしてはこの他に、室内にシャワーなどが備わったロシアテイスト満載の、特等にあたる部屋(1~2人用)もあります。一方で一般のヨーロッパの夜行列車にあるようなクシェットやシート車は連結されていません。ちなみに今回利用した通常の寝台については、シャワーとトイレは車両に共用のものが付いていて、そこを使うことになります。(トイレ単独が1ヶ所とシャワー+トイレが1ヶ所) シャワーは今回は使わなかったものの見たところなかなかきれいです。

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さてこうして乗り込んでウロウロしている内に、列車は18時前に定刻でヘルシンキを出発しました。冬のためもうとっくに外は真っ暗ですが、しばらくはヘルシンキの街の明かりがチラホラ続きます。ちなみにルーズなイメージもあるロシアですが、乗る限り列車の運行はなかなか正確です。そのあたりは同じ寒い国のスカンジナビアの国々と共通するものがあるのかもしれません。

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ちょっと長くなってきましたのでこの後のモスクワまでの様子などはまた次回にお書きします。

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アレグロ 手軽で快適にロシアへアクセス/ ALLEGRO convenient & confortable train to Russia 

前回から引き続きの、ロシアとフィンランドを結ぶアレグロですが、この列車はヘルシンキの中央駅とサンクトペテルブルクのフィンランドスキ駅の間を結んでいます。なおロシアの大都市の駅は、パリのリヨン駅などと同様に、発着する列車の目的地が駅名になっていることが多く、サンクトペテルブルクには他にモスクワ駅もあります。

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なお乗車の際、サンクトペテルブルクからの場合は、他のロシア内の列車と別に、駅の左奥の方にアレグロの専用口があってそこから入場することになります。メインの駅のコンコースからは乗り場へ行けないようになっていますので注意が必要です。(降車の場合もその専用口から出ることとなります) 

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そして、そこでチケットやパスポートなどのチェックインの手続きを受けた上で、ホームに出て乗車となります。(なおロシアの駅は全て入場の際に荷物チェックもあります)

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一方ヘルシンキでは、他のフィンランド国内の列車と同様にホームに並んだ車両に乗り込むだけで、特別な手続き等はありません。チケットの検札も車内で行われます。

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車内は通常のヨーロッパの高速列車と同様に、1等は1+2列の3列席、2等は2+2の4列席となっています(1等はドリンクと軽食等のサービス付)。ヨーロッパ内のTGVやICEのような200~300キロレベルのスピードで走るわけでもないですが、カーブでは車体を傾けて運行します。車内はなかなか快適で、ヨーロッパの通常の高速列車のレベルに充分達しています。

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また車内にはさまざまなドリンク類や軽食などが購入できる売店とバースペースや、さらに食堂車も付いていて本格的な名物料理まで楽しむことができます。(食堂車なども下に書いた国境での出入国手続き中は営業休止となります)

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また両国の出入国の手続きは車内では走行中に行われます。座席に座ったままで係官が回ってくるのですが、フィンランド(EU)側の出入国の係官、ロシア側の出入国の係官と税関の係官の、合計3人が車内を回ってきます。ロシア入国の場合でも、ビザがあれば、写真をじっくり見られる位で、特に細かいことを聞かれるわけでもないですし、税関の人も外貨持ち込みをざっくり聞いたり、ランダムに荷物を見せるよう求めるだけで、特に大変ということはありません。ただ3人回ってくる分、出入国手続き全体が終わるまでそこそこ時間はかかります。

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なお車窓風景は、今回は冬のため白一色ですが、ロシア側は森林と原野という感じで、フィンランド側は湖などもあって、日本人から見ると、いずれもそれなりに退屈しないように思います。

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ロシアと言うとどうしても、ビザが必要な点や、国のイメージ的にやや旅行づらいという印象はありますが、このアレグロを利用すれば比較的簡単かつ快適にアクセスできます。所要時間も片道3時間半程度で、ちょっと日帰り観光というのも可能なくらいです。ぜひこのアレグロで通常のヨーロッパとはちょっとテイストも異なるロシアを訪れてみてはいかがでしょうか?

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フィンランドとロシアを直結する高速列車 アレグロ/ Allegro train Finland-Russia

今年は夏にロシアでワールドカップが行われることもあって、ロシアへ行く方も増えるでしょうが、前回までのフィンランドとロシアを直結する、人気の高速列車がこのアレグロです。ロシアと言うと旅行するのがいろいろ面倒なイメージもありますが、このアレグロを利用すると便利にフィンランドとロシア間をアクセスできます。

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このアレグロはフィンランドのヘルシンキとロシアのサンクトペテルブルクを結んでいます。サンクトペテルブルクはエルミタージュ美術館なども有名なロシア観光では一番人気の都市で、ワールドカップの会場の1つにもなっています。

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そしてアレグロはこの両都市間を1日片道4便ずつ、およそ3時間半で走行します。このくらいの所要時間だと、空港への移動やセキュリティチェックなどを考えると飛行機に乗るよりもぐっと便利に感じられます。なおヘルシンキとサンクトペテルブルク間の距離は400キロ少々ですので、通常路線を走る列車としてはまあまあのスピードと言えるでしょう。

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そのアレグロは画像でもわかるようにイタリアのペンドリーノ車両が使用されています。ペンドリーノ車両はカーブで車体を傾けて高速で走ることが可能な車体傾斜機能がついていて、この区間のスピードアップに一役買っています。また、ヨーロッパで一般的に使用されている車両ですので、特にロシアということを意識することなく、通常のヨーロッパの感覚で快適に利用することができるといえるでしょう。

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もちろん車両には1等と2等があり、全席予約制となっています。フィンランド内の区間はユーレイルパスも有効ですので、パスホルダーの場合はその分安い料金で利用することができます。なお料金は全般的に使用する列車やその列車の空席等の状況によってかなりの変動があります。ちなみに1等はドリンク等のサービスが付いています。

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では実際の利用時の情報は次回またご案内します。

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フィンランドの看板列車 SペンドリーノとIC / Finnish trains S-Pendolino & IC

1月も下旬で東京でも雪の後やたらと寒い日が続いています。あんまり暖かい冬もなんですが、何ごともほどほどであって欲しいところです。

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こちらも寒そうな国のフィンランドですが、フィンランドは南北に細長い国で、南にある首都のヘルシンキと各地を結ぶ列車のネットワークが発達しており、その看板列車となるのがこのSペンドリーノとICです。

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Sペンドリーノは「フィンドリーノ」の愛称もつけられていますが、見た目でわかるようにイタリアのペンドリーノ車両がベースになっています。最高時速220キロで運行し、名前の通りカーブでも高速で走れるのが特徴で、ヘルシンキとタンペレやオウルなどメインルートを中心に運行しています。

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Sペンドリーノにはもちろん1等(エクストラクラスと呼ばれます)と2等があり、1等は画像のようなゆったりした3列配置で、また車両の端にドリンクコーナーがあって、飲み物や新聞等のサービスを利用することができます。

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このSペンドリーノはフィンランドの列車のフラッグシップと言っていいでしょう。なお全席予約制となっていますので、ユーレイルパスなどのレイルパスを利用する際には別途座席予約が必要となります。(1等はサービス付きのため座席予約料がやや高めになります)

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一方のICは、いわゆる一般的な特急で、ヘルシンキから西の港町トゥルクや北極圏のロバニエミ、北東のヨエンスーなどフィンランド内のほとんどの都市間を結んでいます。このフィンランドのICの特徴は車両が画像のように2階建てになっている点です。幅の広い車体(フィンランドはレール幅が他のヨーロッパ諸国より広いため)がさらに2階建てになっていますので、座席数も多く「デカイ」車両という感じがします。

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このICは座席予約は可能ですが任意で、パスのみでも利用可能です。もちろん1等(エクストラクラス)と2等がありますが、ICの1等については一部車両の2階席が充てられ、座席配置は通常の2等と同じ2+2列の配置となっています。もちろん空いていますのでゆったり感はありますし、Sペンドリーノと同様にドリンク等のサービスも付いています。

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フィンランドの列車は運行も正確ですし、車両も全般的にきれいで、とても利用しやすいと思います。フィンランドへの旅行では、ぜひこうしたSペンドリーノやIC(あとロバニエミなどへはサンタクロースエキスプレスで知られる夜行列車も)利用して、快適な移動を楽しんで欲しいと思います。

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フィンランド ヘルシンキ空港から市内へは列車でラクラク移動 / Helsinki Airport to Central station

1月ももう20日で、一年でも一番寒いシーズンとなっていますが、先週もお書きしましたように、今回から何回かにわたって年末年始にヨーロッパに行った際の情報をご案内して行くよういたします。まず今回からフィンランドです。

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フィンランドはご存知のように北欧に位置する国で、ヘルシンキがその首都となります。その空港から市内への移動については、以前まで列車を利用しようとすると、空港近くのティックリラ(Tikkurila)という玄関駅まで連絡バスを使って乗り継ぐ必要がありました。これが2015年に新たに空港に直結する路線が開業し、駅施設の整備なども進んで、中央駅までダイレクトに利用できるようになったのです。

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実際、空港に到着するともちろん列車駅の表示があり、ターミナル内のエスカレーターなどを乗り継ぐと地下のホームまでは結構すぐです。大きなトンネル内に造られた駅ホームからは2ルートでヘルシンキの中央駅まで10分おき程度に運行していますので、特に時間を確認して乗る必要もありません。

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ヘルシンキ空港はさほど市内から離れていないこともあって、所要時間はルートによって20~30分程度で、列車もいわゆる特急的な列車というわけではなく、近郊列車がそのまま空港まで乗り入れてきています。距離的には東京の羽田のようなイメージでしょうか。(沿線の雰囲気はだいぶ違いますが) もちろん予約などはなく全部自由席で、来た列車にそのまま乗り込むという感じです。

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出発すれば途中数駅に停車してほどなくヘルシンキ中央駅に到着します。バスやタクシーなどと比べても断然安心で便利だと思います。(なおフィンランドではスウェーデン語も公用語のため、駅名は全て2か国語で表記されます)

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なおチケットは乗車前に券売機等で買っておく必要がありますが、この区間の列車は実はフィンランドで有効なユーレイルパスも利用できます。料金も手間もかからず便利ですので、ユーレイルパスを持っていて日にちに余裕がある場合にはぜひパスの利用をお勧めします。

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中央駅はまさにヘルシンキの中心部に位置していますので、ホテルなども集中し、また市内各地へのアクセスも便利です。さらにフィンランド国内のタンペレやロバニエミ、トゥルクなどへの移動についてもそのまま乗り換えできます。

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では次回はそのヘルシンキとフィンランド各地を結ぶフィンランドの看板列車のSペンドリーノとICについてご案内します。

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