ユーレイルグローバルパスの「アップグレード」キャンペーンがスタート!/ Eurail Globalpass ‘up-grade’ campaign

2 2月

今年からラインナップが大きく変わったユーレイルグローバルパスですが、早速そのキャンペーンが今週からスタートとなりました!今回は2等から1等への「アップグレード」キャンペーンになります。
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今回のキャンペーン内容は今月末までの購入分について、2等と同じ料金で1等パスがお求めになれるというものになります。ですので例えば下のように今月のグローバルパスの一番ベーシックな1等フレキシーの3日は通常料金¥39600ですが、これがキャンペーンを利用すると2等3日と同じ¥29700で利用できるのです。同様に15日であれば通常の¥80100のところが2等と同じ¥60100で、これはなかなかインパクトのあるキャンペーンといえるでしょう。

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またさらにこのキャンペーンは大人料金に限定されたものではなく、ユースやシニアにも同様に適用となります。もともと割引になっている料金がさらにキャンペーンでお得に使えるわけで、ちなみに一番短い3日ですと通常の1等ユースは¥30600ですが、これが2等と同じ¥23000で利用可能となります。

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なかなかお得感満載のキャンペーンですが、キャンペーン料金ということもあってやはり制限される点もあります。まずはやはり一度購入すると変更や取消、払戻などが一切できないことです。ですので完全に旅行が確定し、日程も決まってからお求めになるのが安全でしょう。また通常のパスは購入してから11ヶ月程度が有効期限ですが、このキャンペーンパスの場合はオフシーズン限定ということで利用期限が5/15までとなります。夏のハイシーズンは使えませんのでご留意ください。

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こうした点にも気をつけながら、初春からのヨーロッパ周遊にぜひこのキャンペーンを利用してお得に旅行を楽しんで欲しいと思います。

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なお今月からはまたジャーマンレイルパスのキャンペーンもスタートしましたので、次回はそれをトピックにしたいと思います。

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ブリットレイルパス/フレキシーパスの2日料金が新登場!/New Britrailpass 2days!!

26 1月

(ブリットレイルパスについては当社ユーリンクよりお求め下さい。)

今年はいろいろパスの新商品や販売終了などの変更がありますが、その大きな1つがこのイギリスのブリットレイルパス(フレキシーパス)に新たに2日料金が登場となったことです。

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ブリットレイルパスはイギリスの本島(ブリテン島全体-イングランド、ウェールズ、スコットランド)をカバーするパスで、ブリットレイルフレキシーパスはそのフレキシー版ですが、昨年までこのブリットレイルパス(フレキシーパス)はミニマムが3日で、あと4日、8日、15日、22日、1ケ月の日数設定でした。これに今年から新たに2日が加わったのです。

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この2日料金には特にクラスや年齢等の限定はなく、全ての1等と2等の各料金に追加となっています。実際の料金としては現時点の1月料金でブリットレイルパス(連続タイプ)の2等大人3日が¥21800ですが、2日料金は順当にその3分の2ほどの¥14300と、なかなかの割安っぷりです。ユースの2等2日ですと1万円を切って¥8800ですので、これからの学生旅行にもうってつけといえるでしょう。2日料金を含めたブリットレイル関連パスの料金を当社HPより下に貼りましたのでご確認下さい。

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今まではそんなに何日も利用しないのでブリットパスは使わないという方もいらっしゃったでしょうが、今回の2日料金でより短い旅程のお客様にもぐっと利用しやすくなりました。パスはヒースローエキスプレスにも使えますので、それを加えてロンドンからの1日周遊に使ってもいいかもしれません。

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なおこの2日料金についてはブリットレイルパス以外のブリットイングランドパスやサウスウェストパスについては新設定はありません。昨年までブリットレイルパスとブリットイングランドパス、サウスウェストパスは利用日数の設定は同じでしたが、今年からはこの2日料金については異なることとなります。また2月末利用分まではブリットレイル関連パスはウィンターキャンペーンが実施されていますが、この2日料金についてはこのキャンペーンの適用はありません。

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今年はイギリスに関しては、この2日料金の新設定と、ユーレイルグローバルパスでイギリスが利用できるようになったことでパス利用の選択肢がぐっと増えました。ぜひこれからのイギリス旅行にこうしたレイルパスをご利用ください!

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ユーレイルセレクトパスは2018年で販売終了⇒今後のおすすめはグローバルパスの3/5日! / Eurail selectpass withdrawn by 2018

19 1月

ご案内していますように今年から各種ユーレイルパスのラインナップは大きく変わりましたが、その大きな変更点の1つは昨年までのユーレイルセレクトパスが販売終了となったことです。
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ユーレイルパスはヨーロッパ各国から数カ国を選択して利用するパスで、2か国/3か国/4か国から選択でき、長い間ヨーロッパの代表的なレイルパスの1つでしたが、残念ながら昨年末で販売終了となりました。バリエーションが多くなって複雑になりすぎた点が販売終了の理由の1つだったように思います。

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では今までセレクトパスを利用していたような数カ国の鉄道旅行の場合、今年からはどのパスを利用したらいいのでしょうか? そうした旅行でのおすすめがユーレイルグローバルパスの日数の短かい3日と5日です。

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グローバルパスはヨーロッパ全体31カ国をカバーするパスで、料金的にも少々高めのイメージでしたが、今年から新たに最短の3日(フレキシー)が新登場し、かなり値ごろ感のある料金となりました。2等であれば当社の今月料金で、大人¥30200(27歳までのユースは¥23300)という手頃さです。5日でも大人¥39000(ユース¥30100)に収まります。

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実際昨年12月時点でのセレクトパスの2等5日料金は4か国(ハイ料金)で大人¥47800、ユースで¥39100、3か国で大人¥41900、ユースで¥34300ですので、セーバー料金がなくなったことを加味しても、全体的にはむしろ安くなったと言ってもいいでしょう。たとえ旅行する国が2~3か国であっても今年からのグローバルパスは十分お勧めできるパスなのです。

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ぜひ今年からの2か国以上のヨーロッパ鉄道旅行に際しては、このグローバルパスの3日または5日をお考え下さい。数カ国程度を利用するのにもぴったりなおすすめのパスです。

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ユーレイルグローバルパスの有効国にイギリスが仲間入り!/UK enter Eurail Globalpass countries

12 1月

2019年に入りました。今年も当ブログではヨーロッパの列車情報などをご案内しますので、ぜひご覧頂ければと思います。
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さて昨年からお伝えしていますように今年からユーレイルパスにはさまざまな変更がありますが、その大きな1つがユーレイルグローバルパスでイギリス内もカバーするようになったことです。

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今までイギリスはユーレイル関連のパスではずっと対象外で、周遊するには別途ブリット関連のパスを購入する必要がありました。これが今年2019年よりグローバルパスでヨーロッパの大陸の国々と合わせて利用できるようになったわけで、なかなか画期的なことです。(ユーロスターももちろんカバーします)

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また以前にご案内したように、東欧方面のリトアニアやマケドニアもユーレイルに新加盟となりましたので、これによりグローバルパスで実に、イギリス/フランス/スペイン/ポルトガル/アイルランド/ベルギー/オランダ/ルクセンブルク/ドイツ/スイス/イタリア/オーストリア/デンマーク/スウェーデン/ノルウェー/フィンランド/リトアニア/ポーランド/チェコ/スロバキア/ハンガリー/スロベニア/クロアチア/セルビア/モンテネグロ/ルーマニア/ブルガリア/マケドニア/ボスニアヘルツェゴビナ/ギリシャ/トルコという30以上の国の列車が利用できることとなりました。これでほぼ全てのヨーロッパの国をカバーしていると言っていいでしょう。

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なおグローバルパスは今年から、最も日数が短く、最安のフレキシー3日料金ができ、たとえばイギリスとフランスの周遊など数カ国程度の短い旅行にもとても利用しやすくなりました。また一方1ケ月以上など長めの利用期間の料金も大きく値下げとなっていて長い日数の旅行にもアドバンテージが大きくなっています。2人以上のセーバー料金はなくなってしまったものの、日本でも多くなってきたシニア世代用のシニア料金が新しくできましたので、全般的にはより割安に旅行を楽しめるようになっています。

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ぜひ今年は今まで以上に利用しやすくなったグローバルパスで、ヨーロッパの列車旅を楽しんでいただきたいと思います!

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今年もありがとうございました!/2019 will come soon!

31 12月

2018年も本日までとなりました。今年も当ブログをご覧頂いてありがとうございました。
来年もぜひ当社ユーリンクと当ブログをよろしくお願いいたします。(なお新年の当社の営業は7日からになります)
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2019年商品情報 全ての各種ユーレイルパスにシニア料金が新設定など/ Eurail passes new Senior fare!

22 12月

さて今年も残りわずかとなりまして、また来年の商品情報ですが、まずはユーレイルグローバルパスと1か国パスの全てのユーレイル関連パスについて、来年販売分よりシニア料金が新しく設定されます。
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シニア料金は利用開始時に60歳以上の方に適用となる料金で、今まではイギリスのブリットレイル関連のパスには設定されていましたが、来年より各種のユーレイルパスにも導入となります。それも個別にどのパスというわけではなく、ユーレイルの名前の付く全てのパスに設定されます。日本でもシニア層の方の海外旅行は多くなっていますので、タイムリーな変更とも言えるでしょう。料金的には概ね大人料金から10%程度安い金額となります。

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なおその一方で、2名様以上同行のミニグループ割引のセーバー料金は来年から設定がなくなります。多くの方に利用されてきた割引料金で少々残念ですが、これで来年よりユーレイルパスの年齢等による料金設定は大人(28~59歳)、ユース(~27歳)、シニア(60歳~)の3タイプとなります。ちなみに11歳までのお子様については、大人と同行する場合で大人1名につき2名まで無料となり、それ以上人数の場合はユース料金が適用となります。なおユーレイルの場合のユース料金は27歳までですが、ブリットレイルパス関連やスイストラベルパス関連は25歳までとなります。少々ややこしいですが国や商品によって年齢の枠も違ってきますので、利用の際は気をつけてください。

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またシニア料金以外では、今年の途中から試験的に導入されていたユーレイルグローバルパスの2等料金が通常のラインアップに加わります。これにより、来年販売分からは全てのユーレイル関連パスについて1等と2等から同じように選択が可能となるのです。今までユーレイルパスと言えば1等メインで、2等はユースなど一部のみでしたので、これは結構画期的なことと言えます。

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来年のユーレイル関連パスについては、1等と2等から、それぞれ大人、ユース、シニアの料金を選ぶことができるというシンプルでわかりやすい構成となります。ぜひ来年もパスを利用してヨーロッパの列車旅行を楽しんで欲しいと思います。

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なおこれ以外にも来年からのパスの変更等がありますので、また次回にご案内したいと思います。

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2019商品情報 ユーレイルグローバルパスの3日と1か国パスの6日が新設定

15 12月

さて来年は各種のユーレイルパスについて多くの変更が予定されていますが、その内の1つがこのグローバルパスと各1カ国パスの日数設定の追加です。
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まずグローバルパスについては新たに最短の3日のフレキシーが追加となります。1ヶ月の内で日を選んでとびとびに利用できるフレキシータイプのパスですので、長期の旅行にももちろん利用可能です。現時点で一番短いのはフレキシー5日ですので、それよりもぐっと短くなり、そしてその分グローバルパスにしてはかなり安めの戦略的な料金設定となる予定です。大きな移動を伴う場合でも気楽に利用できそうで、料金には期待したいところです。

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グローバルパスは、これにより来年は連続タイプの15日/22日/1ヶ月/2ヶ月/3ヶ月とフレキシータイプの3/5/7/10/15日(3/5/7日は1ヶ月中、10/15日は2ヶ月中)のワイドバリエーションとなり、さらに利用しやすくなります。ぜひ来年のヨーロッパ各国周遊にはこのグローバルパスをご利用ください。

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またイタリアやベネルクス、オーストリアなど多くの人気国が含まれる各1か国パスについては、来年より新しく6日が追加となります。1カ国パスはもともと全て1ヶ月中有効のフレキシータイプのパスで、これにより来年からは3日/4日/5日/6日/8日の5タイプからの選択となります。今年までは5日の次が8日でやや日にちがあいていましたが、これによりさらにきめ細かく選ぶことができるようになります。ヨーロッパの内の1国を回るというご旅行にはぜひこの1カ国パスがお勧めです。

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なおフランスに関してはもともと1日から8日まで1日刻みのフレキシータイプとなっていて今回は日数設定の変更はありません。またドイツはジャーマンレイルパス、スイスはスイストラベルパス、イギリスはブリットレイルパスといった、独自のパスとなっていますので、今回のユーレイルパスの変更の影響はありません。

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ユーレイルパスにはこれ以外にもまた変更等がありますので、来週以降もご案内したいと思います。

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ブリットレイルパス恒例のウィンターキャンペーンが今年も11月利用分からスタート!/ Brit Raiipasses offpeak campaign

13 10月

10月も中旬に入りましたが、今回はイギリスのブリットレイルパスのキャンペーン情報です。毎年恒例とも言えますが、今シーズンも来月11月利用分から各種ブリットレイルパスのウインターキャンペーンがスタートとなります。

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この各種ブリットレイルパスのキャンペーンは、来月11月1日から翌年の2月末までの利用分を対象に、大人料金が通常の20%割引で購入できるという内容で、販売は来週の10/17からの予定となっています。またキャンペーンが適用になるのはブリットレイルパス/フレキシーパス、ブリットイングランドパス/フレキシーパス、ブリットサウスウェストパス/フレキシーパスとブリットスピリットオブスコットランドパスになります。それぞれのパスのカバー範囲は下のマップのようになります。

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このキャンペーンを利用すると料金的には、例えばブリットレイルパスの1等3日連続が通常¥34200のところ、約20%オフの¥27400となります。またブリットイングランドパスの一番ベーシックな2等3日連続の場合は通常¥19200が¥15400とかなりお手頃価格になります。またこのキャンペーンのパスは購入後も通常のパスと同様に払い戻しが可能ですので、利用しやすいキャンペーンと言えます。

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ただこのキャンペーン割引は、25歳までのユースや60歳以上のシニア、3人以上で同行利用のセーバーといった、既に割引になっている料金には適用とはなりません。キャンペーン料金は金額的にはセーバー料金とは同額で、シニア料金よりは安く、ユース料金よりは高くなっていますので、シニアの方は(3人以上のグループの方も)このキャンペーン利用がお勧めですし、ユースの方はそのままユース料金を利用するのがおトクです。

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またブリットレイルのパスは、先ほどのマップにもありますように、利用するエリアに応じていくつかのパスから選ぶことができます。ロンドンからスコットランドのエジンバラやウェールズのカーディフなどイギリス一周であれば通常のブリットレイルパスですし、湖水地方やマンチェスターなどへのサッカー観戦ならイングランドパス、ロンドンを中心にコッツウォルズ地方くらいまでならサウスウエストパス、グラスゴーやハイランド地方のみならスコットランドパスと行き先に応じてチョイスできるのも魅力です。

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ご利用に際してはイギリスは、全席予約制のTGVがメインのフランスなどとは違って、ヴァージントレインなど長距離の高速列車でも原則的に座席予約なしで乗れますので、レイルパスがとても利用しやすい国と言えます。(もちろん別途座席予約も可能です) またロンドンをカバーするパスについては、少々高いことでも知られる空港列車のヒースローエキスプレスも利用が可能ですのでお得感も強くなります。なお1等については座席はもちろんゆったりしてますし、コーヒーなどのドリンク類や列車によっては食事等のサービスもありますので、多少プラス分はあっても1等を選ぶメリットは十分あると思います。

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またイギリスでは近年、下のような日本メーカーの日立の車両が各地で運転をスタートしています。列車に乗っていても親しみも感じられるように思います。

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これからの秋からクリスマスシーズンそして年末年始のイギリスのイギリスの旅行にはぜひこのウィンターキャンペーンをご利用して、お得にご旅行を楽しんで欲しいと思います。

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イギリス東海岸線 スコットランドの首都エジンバラへ/ Train to Edinburgh

28 7月

先週から引き続きのイギリスの主要幹線の「東海岸線」ですが、列車はニューカッスルを出て、さらにスコットランド方面へ向けて北上を続けます。ちなみに前回も案内した1等のドリンクや軽食のサービスは乗車時の1回だけでなく、時間を置いて何度か周ってきます。前回はブレックファースト的な内容でしたが、今回はちょっとランチっぽいチョイスになります。

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ほどなくイングランド最後の「国境の町」バーウィック-アポン-ツイードに到着です。車窓からも教会の塔などが印象的な美しい町です。ちなみにジャケットなどに使われる生地のツイードは、このあたりがもともとの産地だったことからその名前が付いています。

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そしてバーウィック-アポン-ツイードあたりからスコットランド国境前後は、この路線で唯一海が見える区間になります。しばらくぴったり海岸線沿いを走り北海を一望できます。イギリスであまり車窓から海が見える区間がないこともあって、ちょっと感動的です。

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そしてロンドンを出てからおよそ4時間半、いよいよ終点のエジンバラのウェーバリー駅に到着です。エジンバラはスコットランドの「首都」で多くの列車も発着します。駅もなかなか格式のある雰囲気です。。

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街としてはお隣のグラスゴーの方がかなり大きいですが、岩山の上に建つ城など独特の重厚な雰囲気があり、魅力の尽きない街と言えるでしょう

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この「東海岸線」、ロンドンからエジンバラまでですとそこそこの所要時間ですが、車窓もそれなりに変化があって、なかなか楽しめる列車移動かと思います。使用されており車両は今のところ新しいとも言えませんが、実用上は十分で、もちろん利用上問題はありません。

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さらに今後日本の日立製作所が開発した新型車両が今年から「AZUMA」として新しく運行を開始する予定となっています。このAZUMAのネーミングはもちろん東海岸線と日本語の東(あずま)を掛けたもので、日本人にとってもちょっと愛着がわくところです。この新型車両の導入により今後このルートの利用がより快適で便利になりそうです。

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ぜひイギリス内やスコットランドへの旅行にはこの「東海岸線」の列車をご利用ください。もちろんブリットレイルパスや区間によってブリットイングランドパスもお勧めです。

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ロンドンとエジンバラを直結!イギリス「東海岸線」/ East coast main line in UK

21 7月

前回は「西海岸線」を運行するヴァージントレインのペンドリーノのご紹介をしましたが、その「西海岸線」と並んで、イギリスを南北に縦断するもう1つのメインルートが「東海岸線」(East coast main line)です。この「東海岸線」はロンドンからヨーク、ニューカッスルなどを通ってスコットランドの首都エジンバラを結び、日本からの旅行者にもなじむの深い路線ですが、先日久しぶり(20年ぶりくらい?)に利用してみましたので、簡単にインプレをご案内したいと思います。

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ロンドンの出発駅は以前にも案内したキングスクロス駅になります。なかなか歴史を感じさせるロンドンっぽい駅です。そしてこの区間を結ぶのは、ヴァージントレインイーストコースト社(当時)が運行するイギリスのベテラン高速車両インターシティ225です。余り新しいとは言えず少々エクステリアにはややレトロ感もありますが、内外装はがんばってリニューアルされています。(なおこのルートは今年6月からは運行会社が変わって、LNER社の運行になっています。)

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この時は1等利用でしたので、車内は1列+2列のゆったりした配置になっています。黒いレザーのシートは大ぶりでなかなか快適です。

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なお2等は下のようなイメージでシートもややシンプルですが、ある程度長時間の乗車でも実用上は問題ありません。(ちなみにシートの上の方に挿してあるのは座席予約が入っていることを示すカードになります)

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さてエジンバラ行きの列車はロンドンを出発ししばらくすると、車窓からは街並みも消えて、イングランドらしい緑あふれる風景になります。特に絶景というわけではないですが、見ていて心を和ませるものがあります。

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そしてイギリスでの1等利用の場合は、最初からテーブルにコーヒーカップが置いてあるように、ドリンクや軽食のサービスがあります。この時は土曜でしたので、平日のようなガッツリした食事のサービスはないのですが、回ってきたワゴンからコーヒーやサンドイッチ、スナック、ペストリーなど好きなものをチョイスすることができます。朝ですと下のような取り合わせになります。

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そして列車は車両こそやや古いものの、最高速225キロというだけあってなかなかのスピードで運行し、ニューアーク、ヨーク、ダーラムなどの駅に止まっていきます。

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そして東海岸線上では一番の大都市のニューカッスルに到着となりますが、少々長くなってきましたのでここから先はまた来週に書きたいと思います。

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