イギリス 意外(?)にハイクオリティな1等ファーストクラスのミールサービス/ First class meal service in UK

17 3月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

イギリスの列車と言うと、フランスのTGVやドイツのICEなどと比べてやや地味なイメージはありますが、そんなイギリスの長距離列車の1等席で伝統的に続いているのが、車内での食事やドリンクなどのサービスです。

このサービスは、特に区間や運行会社(イギリスはルートなどに応じて列車運行会社が分割されています)に限定されているわけではなく、インターシティ的な長距離列車であれば大体どの区間でも実施されています。(もちろんローカル列車やロンドンなど都市近郊列車は除きますが)

メニューなどは運行会社によって異なりますが、原則として平日には実際に調理を加えたホットディッシュがサーブされます。朝であればフルイングリッシュブレックファースト、夜であればローストビーフなど、軽い食事という感じではなくなかなかのボリュームです。中でも定評があるのはロンドンとバーミンガムやマンチェスターなどを結ぶ西海岸線で、以前のヴァージントレイン時代でも力が入れられており、現在のAVANTI社にも受け継がれている ようです。

一方土日に関しては比較的シンプルとなり、サンドイッチやスコーン、ケーキ、クッキーといったライトな内容になります。ただこうした何気ない軽食もなかなかイギリスっぽさが感じられます

また時間帯や曜日に関わらずコーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどはいつでも頼むことができます。サービス用のカートが結構ひんぱんに回ってきますので、その際に声をかければ好きな飲み物をその場でサーブしてもらうことができます。

イギリスの1等は特別に料金が高いわけでもなく、イギリスで有効のブリットレイルパスであれば2等と比べると大体1.5倍程度の金額で利用できます。今後のイギリス旅行には、よりゆったりしたスペースでくつろぐことができ、また車窓の風景を見ながらゆっくり食事を楽しめる1等席をぜひご利用になってみてください。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ロンドン エリザベス線本格開業で ヒースローにもスムーズアクセス/ Elizabeth line across London

3 3月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

以前にもご案内したようにイギリスロンドンの東西を結ぶ新路線のエリザベス線ですが、11月のヒースローへの直通運転スタートにより、ぐっと便利になり、旅行客にも身近な電車となりました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線は、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はヒースロー空港、東はカナリーワーフなどとの間を結びます。ロンドン都心部は地下を通りますが、いわゆる地下鉄(Underground/Tube)ではなく、通常の鉄道路線になります。 パリの地下を走るRERに近いイメージとも言えるでしょう。 またやや不便なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもかなり行きやすくなっています。

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特にヒースロー空港との間のアクセスについてはメリットが大きいでしょう。今までヒースローとロンドン市内間の鉄道アクセスは最速15分が売りのヒースローエクスプレスと、ピカデリーサーカスなどの中心部との乗り換えなしの移動が便利な地下鉄ピカデリーラインとの2択でしたが、ヒースローエクスプレスは少々料金が高くまたロンドン市内側がパディントン駅のみの発着となり、一方ピカデリーラインは中心部まで1時間位かかってしまうというマイナスポイントがありました。

それに対し、このエリザベス線は中心部の一角のトッテナムコートやボンドストリートとの間を乗り換えなしで移動でき、またその所要時間も30~40分程度とそこそこ早く、料金的にも割安という、アドバンテージがあります。空港と市内間の中間的な選択肢が増えたということで、ロンドン旅行がより便利になったと言っていいでしょう。

なおこのエリザベスラインはオイスターカードのプライスキャップ内で利用可能ですし、ブリット関連のレイルパスやユーレイルグローバルパスでも利用可能です。ユーレイルに関してはヒースローエクスプレスが利用できませんが、このエリザベスラインはお使いになれます。

ヨーロッパでも今月位からはもうほぼコロナに関する規制などは解除されていますし、日本でも連休明けにはようやくコロナの取扱いは2種から5種に緩和されるとのことです。ぜひ今後こそヨーロッパやイギリスへの旅行を楽しんで頂きたいと思います。

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イギリス 東海岸線 日本発高速車両のAZUMAが快走中!/ Japanese origin Azuma runs UK East mainline

17 2月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

イギリスでは、2017年末頃より日本の日立が開発した新型の高速車両(Class800)の導入がスタートし、 旧タイプのIC225車両などを置き換え、いくつかの主要路線ではその主力車両となっています。ロンドンとヨークやエジンバラを結ぶ東海岸線は日本からの旅行客の利用も多いルートですが、特にこの区間(LNER社運行路線)では、この新型車両は「AZUMA」と命名され、好評を博しています。このAZUMAはもちろん日本語から来ていて、東海岸線の東を意味しますし、日本という東の国から導入されたというイメージも含まれているでしょう。日本色をアピールしてくれるのはわれわれ日本人としてもうれしいところです。

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この AZUMAは最新技術の導入により、以前の車両よりも、座席など室内スペースが拡大され、静粛性もアップし、WIFIなどの車内設備も改良されるなど、より快適な利用ができるようになっています。もちろんクラスとしては1等と2等があり、2等は下の画像のように見た目シートはシンプルですが、特に座り心地も問題なく、長時間でも乗っていられます。

一方、1等は2+1列のゆったり配置のシートで、もちろんより快適に過ごせるでしょう。ちなみに1等の場合は時間帯などに応じたドリンクや食事のサービスもついています。

なおこのclass800の最高運転時速は200キロ程度で、TGVやICEなどといった時速300キロクラスの高速車両に比べると別カテゴリーにはなりますが、ヨーロッパ大陸のライバル国に比べてやや取り残されていた感のあったイギリスの鉄道や列車のモダナイズやリニューアルに大きく貢献していることは間違いないでしょう。

コロナ禍もさすがに全世界的に収まりを見せ、日本からのヨーロッパ旅行も「復活」してきていますので、今後の春からゴールデンウィークや夏休みのイギリス旅行にはぜひこうしたAZUMAなどの列車をご利用下さい。その際には列車乗り放題パスのブリットレイルパスやブリットイングランドパスもお勧めです。(⇒お求めは当社ウェブショップよりどうぞ!)

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本年2023年もよろしくお願いいたします!/ 2023season started!!

20 1月

今年2023年も早くも20日ほどが経ちました。少々遅くなりましたが、皆さま明けましておめでとうございます。 当ブログ では本年もさまざまなヨーロッパ現地の列車情報や旅行情報を取り上げていくつもりですので、ぜひ引き続きご覧頂ければと思います。

なお私、個人も今回の年末年始に3年ぶりにヨーロッパの視察旅行をしまして、スペインからイギリス、フランス、スイス、イタリア、ドイツなど人気の国々を一通り回ってきました。マスクをする人は多少みかけるものの、コロナに関してはどの国ももう特に旅行する上で、特に問題となる点もなく、現地の人々もウェルカムな状態になっていますので、今年こそ皆さまにはこの数年我慢していたヨーロッパ旅行を楽しんで欲しいと思います。

ぜひ今年も当ブログとユーリンクをよろしくお願いいたします!

ロンドン エリザベス線 ヒースローまでの直通運転開始/ London Elizabeth line-direct to Heathrow

10 11月

(ロンドンの各種チケットについては当社HPよりお求め下さい)

2022年も残り2ヶ月弱となりましたが、イギリスのロンドンで5月から運行を開始した新鉄道路線のエリザベス線が、いよいよ11/6よりヒースロー空港との直通運転をスタートしました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線(クロスレール)はロンドンの東西を結ぶ新たな市内交通の大動脈として建設されてきたもので、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はレディングやヒースロー空港、東はカナリーワーフといったドックランドエリアやストラットフォードなどとの間を結びます。総延長は100キロ以上で、5月の開業時にはまだ工事が間に合わず、西側のヒースロー空港への区間についてはパディントンで乗り換えが必要でしたが、今回ようやく工事も終わりヒースローへの直通運転が開始となりました。ちなみにボンドストリート駅も開業が遅れ、この直通運転にあわせるように10/24にオープンしています。

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このエリザベス線は全てが新路線というわけではなく、ロンドンの中心部にトンネルで新線を建設し、そのルートに今まで個別に西部や東部で運行していた路線をつなぎ合わせたものと言って良いでしょう。またこのエリザベス線は地下は通るものの、いわゆる地下鉄(アンダーグラウンド/チューブ)とは別で、一応列車の路線になります。パリの地下を走るRERに近いイメージと言っていいかもしれません。

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一般的に利用するケースが多いのはやはり、ロンドン中心部やドックランドエリアでの市内移動や、ロンドン市内とヒースロー間の空港アクセス利用ということになるでしょう。ボンドストリートやトッテナムコートロードはロンドン観光やショッピングの中心地になるピカデリーサーカスやオックスフォードサーカスにも近く、利用頻度の高い駅になりそうです。またアクセスがやや不十分なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもこれでかなり行きやすくなると思います。もちろん中心部区間では地下鉄と同様の3~4分おきの高頻度での運行となりますので、利便性も問題ないでしょう。

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また市内中心部とヒースロー空港の間は10~20分おき程度での運転で、所要時間はトッテナムコートロードやボンドストリートとの間で大体40分程度になります。パディントンから15分で到着するヒースローエキスプレスにスピード的には勝てませんが、乗り換えなしでいけるという点で利便性は高いと言えるでしょう。ちなみにヒースロー空港は、セントラル(ターミナル2&3)駅を経由して、ターミナル4駅かターミナル5駅に発着するようになっていますので、ターミナル4や5での利用の場合はちょっと確認した方がいいかもしれません。

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なおエリザベス線はこれで出来上がったというわけではなく、現時点で引き続き北東部のシェンフィールドとの間の路線についてはパディントン止まりとなっており、これも直通となる来年の5月をもって一通り完成となる予定です。(また遅れるかもしれませんが)

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ぜひ今後のロンドン旅行にこのエリザベス線を利用いただければと思います。なおこのエリザベス線はロンドントラベルカードやオイスターカード、そしてブリットレイルパスなどの各種レイルパスでも利用可能ですので、イギリス旅行に幅広くご利用ください。
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12/11からのヨーロッパ列車のウインタースケジュール情報 /2023 timetable starts from 11Dec

14 10月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパの列車運行ダイヤは毎年、6月から夏スケジュールに、また12月から冬スケジュールに切り替わるのですが、今年2022年は12/11から冬スケジュール期間に入ることになっています。今年もこのスケジュール切替期に多くの国や路線で運行ダイヤの改正が行われます。

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今回のスケジュール改正のトピックの多くはドイツとスイス関連になります。それをざっとご案内しますと、まずスイス国内では、以前より開発が進められてきたいわゆるフリーゲージ車両によるインターラーケン/モントルー間の直通運転がゴールデンパスエクスプレスとしてスタートします。またチューリッヒ空港とインターラーケンを乗換なしで結ぶICも運転を開始します。

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またドイツ内では、まず以前から工事が進められてきたシュトゥットガルトとミュンヘン間のウルム周辺の高速新線が開通し、このルートを運行するケルンやフランクフルト方面とミュンヘン方面を結ぶICEが15分程度スピードアップされます。またこの他フランクフルト空港とハンブルクをミュンスター経由で結ぶICEが増便されるなどドイツの各路線での運行パターンも変更されます。さらにICE3の進化版の新型車両「ICE3neo」がいよいよ営業運転に投入されます。

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またドイツとスイスなど周辺国の国際間の列車にも動きがあります。ベルリンとポーランドのワルシャワ間のECはポーランド内の高速化等で30分ほどスピードアップされる上で便数も増えますし、またチューリッヒとシュトゥットガルト間のICも増便されます。
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夜行列車では新しくチューリッヒとプラハ間をドイツのライプチヒやドレスデン経由で走る便が運行を開始する他、現在ミュンヘンとベネチアやブダペスト間等を運行するナイトジェットなども運行区間がシュトゥットガルトまで延長されるなど、いろいろ変更となります。

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また12月からいろいろヨーロッパの列車利用がさらに便利になりそうです。またこれからこのブログでは個別の列車についてご案内していきたいと思います。

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ユーロスターのロンドン/ユーロディズニー便が来年6月で運行終了/ Eurostar to EuroDisney will be ended by next June

16 9月

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ようやく今月より日本入国時(帰国時)の検査も緩和され、日本からの海外旅行も徐々にハードルが下がってきました。そんな中ですが、先週にユーロスターのロンドンとパリ近郊のユーロディズニー最寄りのマルヌラバレ駅との直通便が、来年6/5をもって運行終了となるとの発表がありました。

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このロンドンとユーロディズニーとの直行便は、2020年にコロナ流行により運休となり、それが落ち着いてきた今年3月にようやく運行を再開したばかりだったのですが、結局再開1年少々で運転打ち切りとの残念な発表となりました。この運行終了の理由は主に、ブレグジット(イギリスのEU離脱)とコロナの流行によりイギリスとフランスの間の旅行需要が落ち、利用客の減少が見込まれることなどによるもののようです。この便は主にイギリス人向けで、日本の旅行者でロンドンとユーロディズニー間をこのユーロスターで移動する方は多くはなかったですが、以前鳴り物入りで運行をスタートしただけにややさびしい気はします。

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image : eurostar.com

また先月にも、2020年からコロナ流行によりユーロスターの発着が休止となっていたロンドン近郊のエブスフリート駅とイングランド南部のアッシュフォード駅について、少なくとも来年(2023年)末までは発着休止を続けるとの発表がありました。これで当面ユーロスターのイギリス側の発着駅はロンドン(セントパンクラス駅)のみの状況が続くこととなります。

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その一方で、今月からロンドン/アムステルダム便については1日各4便に増便されさらに便利になっています。今後ユーロスターとしては、メインルートであるパリ(北駅)便やブリュッセル/アムステルダム便に運行を集中し、ビジネス客の取り込みにより力を入れる方向なのでしょう。

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ユーロスターと言えば、以前よりシンプルになったとはいえ、1等での車内食事サービスなどハイレベルのホスピタリティでも知られます。運行ルートなどはその時々で多少は変わりますが、イギリスと大陸を結ぶ一番便利な移動手段だと思いますので、ぜひ今後のヨーロッパ旅行の際にはご利用になって下さい。

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パリ/ブリュッセル間の格安列車IZYが7/10で運行終了!タリスに一本化!! / IZY may ends on Jul

10 6月

(タリスについては当社ユーリンクよりお求め下さい。)

ヨーロッパでは初夏を迎えてすっかりコロナ関連の行動制限もほとんどが解除され、コロナ前の日常が戻りつつあります。(一部ではまだイタリアやドイツなどでの車内のマスク規制は残っていますが) 日本でも出入国の規制が緩和され、国内外への旅行も機運も高まってきました。

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image: izy.com

そんな中、パリとブリュッセル間で、高速列車タリスの格安版とも言えるIZYが来月10日をもって運行を終了するという発表がありました。2016年に運行を開始したこのIZYですが、特徴としてはタリスが走る高速新線ではなく従来からのいわゆる在来線を走行し所要時間は2時間半ほど(タリスは1時間半程度)かかるものの、その分低料金(最安10ユーロ)で利用可能というのがウリでした。1日それぞれ2~3便程度が運行され、グリーンとホワイトのカラーリングも印象的でそれなりに認知度も高まってきていましたが、7/10をもって運行が終了し、その後この区間の列車は従来からのタリスに一本化となります。

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このIZYの運行終了についてはいろいろ理由があるようですが、今後タリスとユーロスターの統合を進めていく必要性から、ということが大きいようです。この両列車の統合は数年中に予定されていますが、統合後は現在のユーロスターを「ユーロスターブルー」、現在のタリスを「ユーロスターレッド」という名称に変え、キャラクター分けをしていく方針になっていて、その前にこのIZYブランドは整理しておこうということのようです。

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まあ日本から旅行者でこのIZYを利用していた方は余り多くはないと思いますが、いずれにしても今後はこの区間は通常のタリスを利用していただくこととなります。タリスも特に2等は割引料金も充実しており、便数も多いですので、特に不便なく利用できると思います。

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ようやく海外旅行が再開されたこの時期、ヨーロッパ内の移動にはタリスなどの高速列車をぜひご利用下さい。

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ロンドン エリザベス線(クロスレール) ついに5/24に開業/ London Elizabeth line(Cross rail) to be launched

13 5月

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ヨーロッパではコロナ流行の状況も落ち着きを見せて、イギリスを含めほとんどの国で各種の行動の制限の撤廃などが進み、列車に関してもコロナ以前とさほど変わらないスケジュールでの運行に戻りつつあります。そんなイギリスのロンドンで、かねてからクロスレールの名前で建設が進められ運行開始が待たれていたイギリスのロンドン中心部を東西に貫く新鉄道路線のエリザベスラインがいよいよ今月24日に開業となります。

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image: tfl.gov.uk

今回開業となるのは、ロンドンの主要ターミナル駅の1つでやや中心部から西寄りにあるパディントンと、市内南東部のアビーウッドを結ぶ区間になります。この区間はもともとは2018年頃の開業が予定されていましたが、何度か予定が延期され、ようやくこの5月に運行開始の運びとなっています。ルート的には、中心街のトッテナムコートロードやリバプールストリート、ドックランド再開発エリアのカナリーワーフなどを通り、ビジネス利用にも観光利用にも便利な路線となっています。また運行本数も当面1時間あたり12便と頻繁で、単純計算で5分ごとの便利なダイヤとなります。

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image: tfl.gov.uk

なおこのエリザベスラインはロンドン市内は地下トンネル内を走るものの、地下鉄ではなく、いわゆる列車の路線になります。中心部と郊外を結ぶ列車路線で、パリのRERに近いイメージと言っていいでしょう。

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そして今回の5月の時点では中心部と南東方面の区間のみでの運転スタートとなりますが、今後年内には、さらにエリザベスラインには、西側のヒースロー空港やレディングとパディントン間の路線や、北東側のリバプールストリートとストラットフォードやシェンフィールド間の路線も組み込まれ、路線全体での直通運転開始が予定されています。これがスタートすると総延長で100キロを超える新たなロンドンの交通の大動脈が生まれることとなり、旅行客にとってもヒースロー空港とロンドン中心部が直結となるなどメリットも大きいでしょう。 

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日本からのヨーロッパ旅行もようやく復活してきましたので、ぜひ今後のロンドン滞在の際にはこのエリザベスラインをご利用ください。なおその際には当社で取り扱いのロンドンオイスターカードの利用もお勧めです。

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「ユーロスター」と「タリス」が合併へ! / Eurostar & Thalys to be merged

8 4月

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ヨーロッパ内を走る国際高速列車として有名なユーロスターとタリスですが、以前よりこの両者の間で進められてきた合併計画が、先月末に欧州委員会で承認され、いよいよ統合に進んでいくことが確定となりました。

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この合併計画はコロナ前の2019年に「グリーンスピードプロジェクト」としてスタートしましたが、この直後にコロナ流行の影響を受け、旅客急減やユーロスターの資金難などにより計画も一時休止の状態となっていました。これが昨年後半頃にようやくコロナの状況がやや落ち着き、旅客数もそれなりに戻って再度前進し、今回の欧州委員会の承認に至ったわけです。

Thalys

ユーロスターは現在イギリス、フランス、ベルギー、オランダで、タリスはフランス、ベルギー、オランダ、ドイツで運行しており、ネットワーク自体もかなり共通しています。またどちらも元々フランス国鉄SNCFが中心になって運行されており、株式の過半も所有していますので、なるべくしてなるといった印象もあります。

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なお統合のスケジュールはまだ確定ではないようですが、合併後はユーロスター社としてブリュッセルに本部がおかれる予定で、そして2024年頃には現在のタリスの名称も変更される見通しとなっています。今後、実際に統合が進めば、5カ国を運行する高速列車としてネットワークが拡大し、チケットや情報の共通化や乗り継ぎの利便性向上なども進められ、利用者側にとっても今まで以上に便利になるでしょう。

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ヨーロッパ内では列車運行の自由化(オープンアクセス化)が進められ、他国の鉄道会社が別の国の路線の運行に参入することが一般的になりつつあります。ユーロスターの運行するロンドン/パリ間でも、スペイン国鉄(RENFE)のAVEが参入を計画しており、またドイツ鉄道(DB)も機会をうかがっています。もちろんLCCを含む航空会社との競合も含め、今後こうした競争によりヨーロッパの高速列車ネットワークがさらに発展していくことに期待したいと思います。

ERS PAR

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