
リヨンと言えばフランスでも有数の大都市で美食の街としても知られていますが、TGVが1981年に初めてパリとの間で開通した街でもあります。そのリヨンのメインとなる駅がこのパールデュー駅です。

「TGV発祥の地」ということもあって、現在も多くのTGVがこの駅を発着しています。パリ方面へはもちろん、南は地中海岸のマルセイユやニース、西はモンサンミッシェル観光の拠点レンヌ、北はドーバー海峡にも近いリール、東はアルザス地方のストラスブールなど多くのフランス各地の主要都市との間のTGVが発着する他、さらにベルギーのブリュッセルやドイツのフランクフルトといった周辺国への直通のTGVも運行しています。

パリ行は1時間に1~2便運行されるなど、多くのTGVがひんぱんに発着し、ホームもこれから乗車する多くの人であふれています。

またTGVだけではなく、前回のディジョンなど周辺の各地との間のTER(ローカル快速)や、フランス内各都市へのICも運行しています。スイスのジュネーブとの間もTERが結んでいます。

さらに数年前からは、ヨーロッパ内の列車運行の自由化(オープンアクセス)に伴い、お隣りイタリアの看板列車フレッチャロッサもこのフランス内(パリ⇔リヨン⇔マルセイユ)での運行をスタートしています。さまざまなタイプの列車が行き交い、列車を見ているだけでも飽きないかもしれません。

もちろん駅建物内にはショップやカフェなど多くの店が営業していて、かなりにぎやかです。もちろん列車待ちの時間も特に持て余してしまうことはないでしょう。

駅前も開発されて、オフィスビルやホテルなどが並んでいます。空港行のトラムなども駅前から発着していて、交通の一大ターミナルとなっています。

なお多くのTGVはこのパールデュー駅発着になりますが、一部のTGVは、このパールデュー駅に加えて、より旧市街に近いペラーシュ駅(Perrache)にも止まりますので、ご利用の際は間違えないように気をつけてください。
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