ヨーロッパを代表する高速列車といえばやはりユーロスター / Eurostar, famous European highspeed train

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

TGVやAVE、ICEなどヨーロッパには多くの高速列車が運行していますが、その中でも代表格の列車といえばこのユーロスターでしょう。 ユーロスターは1994年 に英仏間の海峡トンネル(ユーロトンネル)を通る夢の列車として開業し、現在までイギリスとフランスやベルギーそしてオランダを結ぶ人気の高速列車として運行を続けています。

今回はコロナ明けで久しぶりにロンドンセントパンクラス駅からパリノルド駅までこのユーロスターを利用しましたので、ざっとその紹介をしたいと思います。セントパンクラス駅でのユーロスターの乗車の際はまず上のような乗車ゲートに並ぶことになります。

そしてフライトのチェックインと似た感じで、自分でチケットのバーコードを読取機にかざして中へ入場します。その先は荷物のチェックがあり、さらには出入国のパスポートコントロールが行われます。 これがユーロスターの特徴の1つで、ユーロスター利用の場合は常に乗車駅でその国の出国手続きと到着国の入国手続がまとめて行われます。このためユーロスターの乗車の際には出発の1時間位前までのチェックインが求められますが、その分到着駅ではもう手続きはなくそのまま駅を出ることができるのです。(ちなみに日本のパスポートの場合顔認証で出入国の手続ができてなかなか便利です)

さてそうして、チケットのチェックイン、荷物のチェック、出入国手続が終わると待合スペースに着き、しばらくここで乗車開始のアナウンスを待つこととなります。そ して大体出発の20分前くらいにボーディングが開始となります。

こうして車内に乗り込んでユーロスターの旅がスタートとなります。なお今回は1等利用でしたので、1+2列のゆったりした席でくつろぐことができました。

ちなみに2等は2+2列の配置ですが、もちろん窮屈ということはなく、実用的には十分のスペースとなっています。

また1等の大きな魅力と言えるのがこうした車内の食事サービスです。以前よりはライトになったとはいえ、アルコールも含んだなかなかのクオリティの食事がサーブされます。 こうして車内でリラックスすると、パリまでの2時間少々は結構あっという間です。

パリ到着後は特に手続きや改札なども何もなく、そのまま列車を下りてホームを歩いて駅のコンコースへ出ることとなります。到着したらすぐに行動開始でき、その点でとても便利です。

フライトに比べても、空港までいく必要もなく、厳しいセキュリティチェックもないユーロスターはぐっと便利で快適です。また1等であればこうした食事のサービスなども付いています。ぜひ今後のヨーロッパ旅行にもユーロスターをご利用下さい。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

イギリス 意外(?)にハイクオリティな1等ファーストクラスのミールサービス/ First class meal service in UK

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イギリスの列車と言うと、フランスのTGVやドイツのICEなどと比べてやや地味なイメージはありますが、そんなイギリスの長距離列車の1等席で伝統的に続いているのが、車内での食事やドリンクなどのサービスです。

このサービスは、特に区間や運行会社(イギリスはルートなどに応じて列車運行会社が分割されています)に限定されているわけではなく、インターシティ的な長距離列車であれば大体どの区間でも実施されています。(もちろんローカル列車やロンドンなど都市近郊列車は除きますが)

メニューなどは運行会社によって異なりますが、原則として平日には実際に調理を加えたホットディッシュがサーブされます。朝であればフルイングリッシュブレックファースト、夜であればローストビーフなど、軽い食事という感じではなくなかなかのボリュームです。中でも定評があるのはロンドンとバーミンガムやマンチェスターなどを結ぶ西海岸線で、以前のヴァージントレイン時代でも力が入れられており、現在のAVANTI社にも受け継がれている ようです。

一方土日に関しては比較的シンプルとなり、サンドイッチやスコーン、ケーキ、クッキーといったライトな内容になります。ただこうした何気ない軽食もなかなかイギリスっぽさが感じられます

また時間帯や曜日に関わらずコーヒーや紅茶、ソフトドリンクなどはいつでも頼むことができます。サービス用のカートが結構ひんぱんに回ってきますので、その際に声をかければ好きな飲み物をその場でサーブしてもらうことができます。

イギリスの1等は特別に料金が高いわけでもなく、イギリスで有効のブリットレイルパスであれば2等と比べると大体1.5倍程度の金額で利用できます。今後のイギリス旅行には、よりゆったりしたスペースでくつろぐことができ、また車窓の風景を見ながらゆっくり食事を楽しめる1等席をぜひご利用になってみてください。

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ロンドン エリザベス線本格開業で ヒースローにもスムーズアクセス/ Elizabeth line across London

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以前にもご案内したようにイギリスロンドンの東西を結ぶ新路線のエリザベス線ですが、11月のヒースローへの直通運転スタートにより、ぐっと便利になり、旅行客にも身近な電車となりました。

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image: tfl.gov.uk

このエリザベス線は、中心部(トンネル)のパディントン、ボンドストリート、トッテナムコートロード、リバプールストリートなどを通って、西はヒースロー空港、東はカナリーワーフなどとの間を結びます。ロンドン都心部は地下を通りますが、いわゆる地下鉄(Underground/Tube)ではなく、通常の鉄道路線になります。 パリの地下を走るRERに近いイメージとも言えるでしょう。 またやや不便なイメージもある再開発ビジネスエリアのドックランドエリアもかなり行きやすくなっています。

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特にヒースロー空港との間のアクセスについてはメリットが大きいでしょう。今までヒースローとロンドン市内間の鉄道アクセスは最速15分が売りのヒースローエクスプレスと、ピカデリーサーカスなどの中心部との乗り換えなしの移動が便利な地下鉄ピカデリーラインとの2択でしたが、ヒースローエクスプレスは少々料金が高くまたロンドン市内側がパディントン駅のみの発着となり、一方ピカデリーラインは中心部まで1時間位かかってしまうというマイナスポイントがありました。

それに対し、このエリザベス線は中心部の一角のトッテナムコートやボンドストリートとの間を乗り換えなしで移動でき、またその所要時間も30~40分程度とそこそこ早く、料金的にも割安という、アドバンテージがあります。空港と市内間の中間的な選択肢が増えたということで、ロンドン旅行がより便利になったと言っていいでしょう。

なおこのエリザベスラインはオイスターカードのプライスキャップ内で利用可能ですし、ブリット関連のレイルパスやユーレイルグローバルパスでも利用可能です。ユーレイルに関してはヒースローエクスプレスが利用できませんが、このエリザベスラインはお使いになれます。

ヨーロッパでも今月位からはもうほぼコロナに関する規制などは解除されていますし、日本でも連休明けにはようやくコロナの取扱いは2種から5種に緩和されるとのことです。ぜひ今後こそヨーロッパやイギリスへの旅行を楽しんで頂きたいと思います。

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