夜行列車ナイトジェットの新型車両が2022年中にデビュー予定 / Nightjet new fleet

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパでも日本でも変わらずコロナ問題が続いていますが、日本ではどうやら低位安定の状態になり、ヨーロッパでも域内最多だったイギリスでは新規感染がぐっとおさまるなど、春を迎えてある程度収束の兆しも見えてきています。そうした中、オーストリアを中心にヨーロッパ各国を運行する夜行列車のナイトジェットの新型車両のエクステリアが先月末に公開されました。

obbnj image: nightjet.com

彼ら自身のHPで’ultra-modern design’と表現しているように、この新型車両の内外装は今までのヨーロッパの夜行用車両と一線を画したモダンなデザインとなっています。ドイツのICEなども担当するジーメンス(Siemens)がこの製造を進めており、これまで培われてきた最新のデザインや性能がようやく寝台車両にも投入されるということなのでしょう。

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image: nightjet.com

ここで一番目を引くのは、上下2段になった新しいカプセルタイプの寝台のミニスイート(mini-suite)です。これはクシェットのカテゴリーに入りますが、これなら料金重視の場合でも、従来の相部屋利用前提の6人用クシェットなどでは望めなかったプライバシーが確保され、利用客の裾野を広げられるように思います。(日本のカプセルホテルからインスパイアされたのかもしれませんね)

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image: nightjet.com

また従来からのグループ向けの4人部屋のクシェットや、1人か2人で個室として使用する寝台コンパートメントも現在と比べてぐっとモダンで未来的なデザインとなっています。なおこの新型車両では1~2人用の個室寝台はいずれも洗面台に加えトイレ&シャワー付となるようです。ちなみにクシェット(ミニスイートももちろん)には室内にはそうした設備はありませんので、車両内の共用の洗面台やトイレを利用することになります。

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image: nightjet.com

この新型車両は来年2022年中(年末頃)にデビューの予定となっています。ヨーロッパの常として多少時期的には遅れる可能性もありますが、いずれにしてもさすがにその頃にはこのコロナの問題も収まっているでしょう。新登場の暁には今まで以上に快適で便利なヨーロッパの列車旅が楽しめるようになると思います。

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ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

ヨーロッパの各種レイルパスがほぼEチケット対応となりました!/ European railpasses now ‘E-ticketable’

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

3月に入って陽射しも日に日に暖かくなってきました。一進一退はあるものの日本でもヨーロッパを含む海外でも徐々にコロナの状況も改善を見せてきていて、春以降の海外旅行への期待も高まりつつありますが、そんな間に各種ユーレイルパスなどヨーロッパのレイルパスはほぼEチケットでの利用が可能となっています。
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今までユーロスターやTGVなど区間チケットに関しては列車や国ごとに、従来の紙チケットからEチケット化が進展してきていましたが、レイルパスに関しては区間を自由に使えることや車内等でのチェックなどの点から余りEチケット対応が進んできませんでした。それが昨年くらいからスイストラベルパスやイギリスの各種ブリットレイルパスを初めとして各パスのEチケット化が進み、現在ではグローバルパスや国別パスなどの各種ユーレイルパスを含め、ほぼ全てのレイルパスがEチケットでの利用ができるようになりました。

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パスのフォーマットについては、単純にPDF化されたEチケットタイプのものもありますし、モバイルパスといった名称でアプリ上で表示させるものなど、パスの種類によって異なっています。また有効日が固定される連続タイプのパスは余り問題ありませんが、一定期間中に利用日を選んで利用するフレキシータイプのパスは日にちの選択には注意です。

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image: britrail.net

こうしたEチケット化により、パスを旅行中になくした、または持ってくるのを忘れたといったこともなくなりますので、その点も利用者には便利と言えるでしょう。一方で旅行中にスマートフォン(またはタブレット等)をなくしてしまったり、またはバッテリー切れや電波が届かなくなるといった事態なども当然あり得ますので、紙でも印刷しておくなどその時の対処法もパスの種類に応じてよく確認しておくことも安心につながるでしょう。

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image: eurail.com

もちろん従来からの紙タイプのレイルパスも合わせて販売が続けられますし、一部のパスや料金タイプによっては紙タイプのフォーマットのみの場合もあります。いずれにしても利用の際は希望に合わせて選んでいただくのがいいでしょう。ぜひこのコロナ明けのヨーロッパ旅行にはレイルパスで列車を使って旅行を楽しんで欲しいと思います。

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