スペインAVEのLCC版「AVLO」が6/23から運行スタート!/ Avlo low cost high speed train

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ちょっと暖かくなってきたこともあるのでしょうが、日本でもヨーロッパでもコロナの状況がぐっと改善を見せてきて、今後の海外旅行への期待も高まりつつあります。ヨーロッパでも観光立国のスペインでは、前回もお伝えしたようにメインルートのマドリッドとバルセロナ間で、5/10からのフランスのOUIGOに続き、6/23にスペイン国鉄RENFEによる高速列車AVEのLCC版のAVLOも運行開始予定となっています。

avlo
image:avlorenfe.com

このAVLOのネーミングはもちろんAVEのLowcost版というところから来ているわけですが、車両も上の画像のようにAVE用のS-112に専用カラーリングを施したものが使用されます。(今後S-106も加わる予定) 料金重視のためクラスは2等のみとなり、その座席ももともとのAVEよりピッチを詰めて席数が20%ほど増やされています。車内サービスについてもシンプルになり、WIFI関連は利用可能ですが、AVEに付いている音楽や映画のサービスや飲食用のバーカウンターなどはなしになります。またエアラインのLCCと同様に大きな荷物の持ち込みや予約時のシート選択などは有料となります。(なおもちろん全席予約制で、今のところ専用サイトからのみ予約が可能となっています)

avlo2
image:avlorenfe.com

また運行については上にスケジュールを貼りましたように、当面片道当り1日4便程度の運行で、マドリッド/バルセロナ間をAVEなどと同様に約2時間半~3時間程度で結びます。また一部の便はフィゲラスまで運転されます。

Figue

この区間は日本で言えば東京と大阪間にあたるような一番の主要路線で、ビジネス客も観光客も多く利用するルートです。今後地元スペイン勢のAVE/AVLOと、フランスから殴り込みをかけるTGV/OUIGOとの間で熱いバトルが繰り広げられそうです。

bcn3

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

スペインのマドリッド⇔バルセロナ間にフランスのLCC版高速列車のOUIGOが5月に運行開始/ OUIGO in Spain

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

年末から大騒ぎとなっていたコロナもそろそろ落ち着きも見せてきて、海外旅行への期待も少しずつ高まってきました。そんな中、スペインで一番のメインルートのマドリッドとバルセロナ間で、5/10からフランス国鉄(SNCF)による格安高速列車のOUIGOが運行を開始することとなりました。OUIGOは今までTGVの格安版としてフランス内の各路線で徐々に運行を拡大させて、多くの主要路線で運転されるようになっています。そしてもともとの予定より遅くなったものの、いよいよ5月からはスペイン内での運行開始となります。

ouigoes
image:www.ouigo.com/es

フランスの列車が何でスペインで?と意外に思われる方も多いかと思いますが、地続きのヨーロッパではそれぞれの国内の鉄道路線についても他国の列車を参入可能とするオープンアクセス化が進められており、それで今回OUIGOもスペイン内のみでの運行が認められることとなりました。またこの区間ではマルセイユやモンペリエとの間で既にTGVが運行しており、経験や実績があったからということもあるでしょう。

OUIGO paris

このOUIGOは、TGVの2階建て車両を使用し、もちろん全席予約制で、LCC版らしく全車両が2等席(有料で広めの席あり)となっています。またこの区間については、当面片道当り1日5便程度の運行で、約2時間半~3時間程度で運行します。なおOUIGOの特徴として、予約は事前のインターネットのみでの受付となり、駅の窓口等では購入できないこととなっています。(このため今のところ日本からの予約も不可となっています) 

BCN

この区間はスペイン1の主要路線ということで、現時点でもAVEが数多く運行されており、さらに今後6/23からRENFEによるLCC版AVEのAVLOも運行開始予定となっています。この区間は利用客も多いだけに、もともとのスペインのAVE/AVLOと、新規参入のフランスのTGV/OUIGOとの間で激しい競争が始まりそうです。

BCN AVE

次回はまたもう一方の格安高速列車AVLOについて簡単にご案内したいと思います。

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで