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さて場所は前回までのイギリスから飛んで、バルト三国の一番北の国のエストニアです。バルト三国の列車は最近まで、各国間での接続があまり良くないこともあり、旅行者にもさほど利用されないイメージでしたが、ここ数年、各都市間で直通の列車も走るようになり、乗り継ぎも改善されるようになって、ぐっと便利になりました。もちろんグローバルパスなどでも利用が可能です。

エストニアの首都のタリンはハンザ都市の雰囲気を残す美しい街で、対岸のフィンランドのヘルシンキからも直通のフェリーが運航しています。1990年代まではソ連の一部でしたが、もともとの民族的な違いもあって、現在のエストニアにはロシア的な雰囲気は感じられません。

駅もなかなか近代的に整備され、売店やイートインスペースなども併設しています。西ヨーロッパの一般的な鉄道駅と変わらず便利に利用できます。なおELRONがエストニア鉄道の名称になります。

コーヒーや軽食、その他日用品など、駅で購入することが可能です。エストニアの列車の車内には特に売店やビストロ車両などはありませんので、こうした食料品関連は事前に買って持ち込むことになります。

タリンからはエストニア方面へは、国境駅のバルガ(Valga)までの列車が運行し、最近ではさらに首都のリガへの直通列車も運行するようになっています。車両は近郊型の電車タイプで、所要時間はバルガまでの所要時間は大体4時間、リガまでの場合は大体6時間位になります。

座席のほとんどは通常の2等席ですが、先頭車両の半分はビジネスクラス(1等にあたる)の座席となっています。

新型の車両ということもあって車内はなかなか快適です。エストニアなどの鉄道はもともとロシアと同じ広いレール幅(1520ミリ)が採用されていて、そのおかげか車内もゆったりとしています。

これがビジネスクラスの席になります。横スペースも余裕があって快適そうです。ただビジネスクラスは事前の予約がマストで、グローバルパスは1等を持っていてもそのままでは利用不可とのことです。

これが通常の2等になります。2+3列の5列配置になり、シートもややシンプルになりますが、もちろんS等でも特に利用上の問題はありません。車内はお客さんも多くなかなかの賑わいでした。

車窓はタリンからしばらくはマンションなどの都市近郊の風景が続きますが、次第にこうした北ヨーロッパ的な原野的な景色になってきます。

途中では、エストニアの主要都市の1つになるタルトゥにも停車します。ここではかなりの乗客の乗り降りがあります。

そうして列車は国境駅のバルガに到着です。ここでラトビア側の列車に乗換になりますが、それはまた次回にてご案内します。
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