12/14よりウィーン中央駅本格開業 国内外の主要列車が発着! Wien Hbf / Austria

引き続き12/14からのウィンタースケジュール情報ですが、オーストリアに関してはニュースがいっぱいで、まず今回はこのウィーン中央駅の本格開業です。

Wien HBF

このウィーン中央駅はもともと以前に南(Sued)駅があった場所を再開発してできた駅で、2012年には近郊列車用に仮オープンはしていましたが、来月の14日よりいよいよウィーンのまさに中央駅として「デビュー」します。ロケーション的にも街の中心地のステファンプラッツやカールプラッツと地下鉄で数駅と、便利な場所に位置しています。

IMG_0748

12月からこの中央駅発着となるのは、オーストリア南部のグラーツやクラーゲンフルト方面の列車(レイルジェットなど)、国際間ではイタリアのベネチア方面(IC)、チェコのプラハ(レイルジェット)やポーランドのワルシャワ(EC)などの中東欧方面、ベオグラードなどのバルカン方面(EC)のすべての列車と、ドイツやスイス方面を含むすべての夜行列車、またフランクフルトなどドイツ方面との間のICEなどとなります。なおミュンヘン/ウィーン/ブダペストを結ぶレイルジェットについては従来の西駅とこの中央駅の両方に停車します。ですのでこれまで通り西駅のみの発着となるのはザルツブルクやリンツとウィーンを結ぶレイルジェットやICなどのみとなり、中央駅にターミナル駅としての役割が移ることとなります。

RailJet

なおドイツ方面からのICEはさらにウィーンの空港駅まで直結となります。12月からこのウィーン中央駅が西欧や中東欧を結ぶ列車ネットワークの中心として一気に便利になりそうです。

stephan platz

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで

シティナイトライン コペンハーゲン発着便 11/3より運行休止! City Night Line/Denmark

ハイクオリティーな夜行列車として人気のシティナイトラインですが、そのコペンハーゲン発着便が11/3から運行休止となりました。コペンハーゲンからは現在、ケルンなどを経由するアムステルダム便、フランクフルトなどを通るバーゼル便、ベルリンなどにも停車するプラハ便が運行していますが、それらがみな11/2発までの運行となります。この区間のシティナイトラインはドイツやその周辺国(オランダ、スイス、チェコ)とデンマークや北欧の間を移動するのに便利で、個人的にも1年少々前にコペンハーゲンからプラハ便をドレスデンまで利用したことがあるのですが、今後は運行されなくなりますので利用を予定されている方はご注意ください。

CPH

やはり、日本ほどではないにしても、ヨーロッパでも全般的に夜行列車の運行は縮小していく傾向にあります。有名なところではスペインとフランスやイタリアなどを結んでいたエリプソス(タルゴ夜行)も去年に運行終了となりましたし、またシティナイトラインでもさらに12月のスケジュール改変ではフランスのパリ発着便が運行休止の予定となっています。コストとの絡みでしょうがないところもあるかと思いますが、こうした長く運行されていた夜行列車がなくなっていくのはさびしい気はしますね。

CNL BED  CNL ROOM

ただそれでもこのヨーロッパ内ではまだ多くの夜行列車が運行され各国の主要都市間を結んでいます。このシティナイトラインのようにシャワーなどの設備も付いた便もありますので、ヨーロッパの列車周遊であれば一度くらいこうした夜行列車に乗ってみるのも印象的で楽しいと思います。

DRS

ヨーロッパの各種列車手配やレイルパスなどのお求めは、専門旅行会社のユーリンクまで