タリス – 12月からのプレミアム,コンフォート,スタンダードクラスの予約開始/ Thalys Premium, Comfort & Standard

9月も後半に入りましたが、以前にもお伝えしたようにフランスやベネルクスなどを運行する高速列車のタリスが12月10日運行分から新しく3クラス制となり、今週よりその販売もスタートとなりました。

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タリスは現在はヨーロッパの他の列車と同様に、1等(コンフォート1)と2等(コンフォート2)の2クラスですが、これが12月からは「プレミアム」、「コンフォート」、「スタンダード」の3クラスへと変わります。簡単に言いますと、現在の1等が2つに分かれて、食事などのサービスありタイプが「プレミアム」、サービスなしが「コンフォート」となり、そして従来の2等が「スタンダード」になる、と言えるでしょう。またそうした客席やサービスのレベルに加え、変更や取消等が可能がどうか(フレキシブルさ)にも違いがあります。
thalys 3classes Image:thalys.com

こうしたそれぞれのクラスの内容をタリスのHPから簡単に説明すると、まず「スタンダード」については、席は通常の2+2列配置で実用上は十分な広さと言えるでしょう。また車内WIFIも無料で完備していて、ドリンク等は車内のバー車両にて購入が可能です。変更や取消等については、一部可能なセミフレキシータイプと、変更等が一切不可でその分より安いノンフレキシータイプの2種類から選ぶことができます。
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また「コンフォート」は2+1列のゆったりとしたシート配置になっています。スタンダードと同様にWIFIも完備していて、ドリンクなどはバー車両にて購入頂くこととなります。変更取消等については、一部可能なセミフレキシータイプとなります。
THA COMFORTImages:thalys.com

そして「プレミアム」も同様の2+1列配置のゆったりした席で、さらに時間帯に応じた食事や、各種の新聞や雑誌などのサービスも付いていて、もちろんWIFIも利用できます。また出発前の駅のラウンジも利用可能となっています。変更等については最大限に可能なフルフレキシータイプとなっています。
THA PREMIUMImages:thalys.com

ゴージャスな旅行を楽しみたい方や、ビジネス利用で最大限に予定をフレキシブルにしたい方は「プレミアム」、ゆったりとしたスペースで特にプラスアルファは求めない方は「コンフォート」、実用本位で料金も重視する方は「スタンダード」がお勧めと言えます。なおいずれも料金はその時の空席等の状況に応じて何段階かに変動することになっています。一般的には乗車日が近づいてくるとより高い料金となるでしょう。

THA NEWImages:thalys.com

12月から、より選択肢が増えるタリス。ご利用の際にはその時の旅行のコンセプトなどに応じて最適なクラスをチョイスしてください。

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タリス 12月から「プレミアム」を加えた3クラス制に/ Thalys new classes including ‘Premium’

パリ/ブリュッセル/アムステルダム/ケルンなど、フランスとベネルクスさらにドイツを結ぶ人気の高速列車が、このタリス(Thalys)ですが、先日、現在のコンフォート1(1等)とコンフォート2(2等)の2クラス制から、12月乗車分より新たにスタンダード、コンフォート、プレミアムの3クラス制とし、サービスなども一新するとの発表がありました。

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発表内容を見る限り、今までの2等がスタンダードとなり、今までの1等がサービスの違いなどでコンフォートとプレミアムに分かれるといったイメージになります。コンフォートとプレミアムは従来の1等と同様のゆったりした2+1列の3列シートとなり、さらにプレミアムについてはハイグレードな食事(有名シェフによる)、多くの新聞や雑誌またさまざまなコンテンツが利用可能の専用WIFIなどのサービスが含まれるとのことです。

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スタンダードは今まで同様幅広い層をターゲットとし、コンフォートはよりビジネス客を意識し、さらにプレミアムはよりVIP志向といったところでしょう。なおこのタリスの運行するルートはビジネス客も多いため、平日と週末とではコンフォートとプレミアムの車両数も調整するようです。大体のイメージとしては、スペインAVEのツーリスタ、ツーリスタプラス、プレフェレンテあたりに近いといえるでしょう。またそれぞれのクラスで割引料金の設定も増え、パリ/ブリュッセル間でスタンダードクラスは最安€29からとなります。

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今回の3クラス制導入のキャッチコピーは、’Plus de petits prix, plus de choix, plus de services’ とのことで、訳せば、more cheaper price, more choice, more serviceとなります。割引料金の設定を増やし、3クラスにして選択の幅を広げ、希望クラス等に応じてより高いサービスを提供するといったところが今回のポイントと言えそうです。

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なおこの3クラス制は12月10日乗車分から導入され、早速9月12日に販売もスタートされるとのことです。今後タリスが、より幅広いニーズに対応して、さらに魅力的になりそうです。ベネルクスとフランス、ドイツなどの移動には引き続きこのタリスがおすすめです。

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ユーロスター 新型車両e320 ブリュッセル線でも導入開始 / Eurostar e320 to Brussel

ここのところ、選挙やらマンション火災やらでゴタゴタ続きのイギリスですが、そのイギリスのロンドンとブリュッセルを結ぶユーロスターに、新型車両のe320が先月下旬より導入開始となりました。

e320 bru image : Eurostar twitter

このe320は、94年のユーロスターの運転開始以来20年ぶりの全面的な新型車両です。その名の通り最高時速320キロでの走行が可能で、また新型のシートやWIFIなどの車内エンターテイメント等も採用され快適性、居住性も従来よりアップしています。(なお、従来の車両はフランスのアルストム社製でしたが、このe320はドイツのジーメンス社製となっています)

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ロンドン/パリ線では2015年末に導入が開始され、現在ほぼすべての便がこのe320での運行となっています。そしてようやく先月からブュッセル線でも導入がスタートとなったわけです。これでロンドンとパリに加え、ブリュッセルとの移動もさらに快適となります。 

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今後はもちろんこのロンドン/ブリュッセル線でもe320による運行が増えていく予定です。またもともとこの車両はオランダやドイツ方面への乗り入れも可能なように作られており、ユーロスターはさらに今年末から来年前半にはロンドンとアムステルダム間でも直通便が運行スタートの予定となっています。(このロンドン/アムステルダム線の運転開始は何度も延期されてきたのですが、今年中の一部運行開始、来年中の通常運行スタートは大丈夫そうです)

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今後も、イギリスとヨーロッパ大陸との間の移動には、より便利になっていくこのユーロスターがぜひおすすめです!

e320 image : eurostar.com

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フランスTGVが ‘inOui’にブランドネーム変更? / TGV will become ’inOui’ ?

以前にもご案内しましたように、来月2日のTGV用の高速新線開通によりパリとボルドー間は2時間少々となるなど、フランス北部と南西部との間の移動が一気に便利になりますが、SNCF(フランス国鉄)によると、これを皮切りに現在のTGVは新しいブランドネームinOuiへのブランドネーム変更をスタートするとのことです。

to inoui photo: SNCF 

TGVはもともと高速列車を意味するTrain à Grande Vitesseの略で、1981年の運転開始以来、フランスそしてヨーロッパを代表する列車としてネットワークを拡大してきました。現在ではこのTGVの名前はフランス版の新幹線として完全に定着している感もあり、わざわざその名前を変えることについてあまりピンとこない気もしますが、SNCFとしては、今後の民営化や運行自由化を見据えて、新たなブランド戦略が必要など考えたのでしょう。

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inOuiはもちろんフランス語のOuiにかけたもので、今後SNCFは現在の通常のフルサービスのTGVをこのinOuiとして運行し、LCC的なポジションのOuigoと合わせて、2本立ての運行体制を進めていくとのことです。inOuiはそのまま発音すると「イニュイ」となりますのでちょっと響きとしては微妙な気もしますが、今後どのようにこのinOuiとOuigoでSNCFがブランドイメージを高めていくか注目していきたいところです。(状況によってはTGVの名前も残るかもしれません)

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ネーミングはいずれにしても、フランスの国内移動はこのTGV or inOuiがぜひおすすめです。inOuiの詳細については下のSNCFのyoutubeの映像もご参照下さい。

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フランス 高速新線開通でパリとフランス西部がぐっと便利に!/TGV L’Océane

さて先週も書きましたようにあと1か月少々後の7/2よりフランスでパリとボルドー方面などを結ぶ合計500キロ近い高速新線が開通し、パリとフランス西部や南西部との間のTGV移動がぐっと便利になります。
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image : sncf.com

まずパリとボルドーなどフランス南西部を結ぶ南アトランティック線はトゥールとボルドー間のおよそ300キロが一気に開通します。ボルドーはこのあたりのアキテーヌ地方の中心都市で、ワインでも有名ですが、これによってパリとボルドー間は現在より一気に1時間以上短縮されて約2時間で結ばれます。現在は3時間から3時間半ほどですので、かなりのインパクトと言えるでしょう。またこの間の新線上には途中ポアティエとアングレームにも駅が作られ、パリとポアティエとは30分程度早くなって1時間20分程度で、アングレームとは2時間弱で結ばれます。ポアティエから分岐するラロシェルもぐっと便利になります。さらに本数的にもパリ/ボルドー間で大体30分おきの運行になるなど、フランスでは珍しいくらい頻繁に運行される区間となります。

new-tgv image : sncf.com

またさらにこの区間のTGVはボルドーの先のトゥールーズやルルド、バイヨンヌにも運行しますので、これらの街へのアクセスもぐっと改善されます。スペインにも近い大都市のトゥールーズの場合も1時間以上短縮され4時間20分程度でパリから到着するようになり、普通の出張などでも利用できる便利さになります。土曜に観光客の多いルルドやバイヨンヌさらにスペイン方面へのアクセスも便利になります。

sncf time image : sncf.com

パリとレンヌなどを結ぶブルターニュ線もおよそ180キロが新しく開通します。レンヌはモンサンミッシェルの玄関駅として利用客が多いですが、この区間も一気に30分以上短縮され、約1時間半で結ばれることになります。もちろんこのルートでも、レンヌの先にあるカンペールや、ブルターニュ半島の先にあるブレストなどの街もこの新線開通の恩恵を受け、ブレストの場合は現在より1時間近く早くなり所要時間が3時間半ほどとなります。

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なおこのルートのパリの玄関駅は中心部から南西に位置するモンパルナス駅です。駅を中心に高層ビルとして再開発されパリにしては珍しいとなった近代的な駅になります。7月からこの駅もさらににぎやかになりそうです。

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これからの夏の旅行シーズンに、新線開通で一気に便利になるフランスの西部や南西部へぜひ足を延ばしてみてください。

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フランス 7/2よりボルドー方面とレンヌ方面のTGV が新線開通でスピードアップ!/ TGV Atlantique & Bretagne

さて5月も後半に入りましたが、あと1か月少々の7月2日から、フランスではボルドー方面とレンヌ方面への新しい高速新線が開業し、このエリアのTGVネットワークが大きく変わります。

tgv 2017atlantique (image sncf.com)

7/2から新しく開業するのは上の地図の赤い点線になっている区間で、トゥール⇔ボルドー間(LGV南アトランティック線)と、ルマン⇔レンヌ間(LGVブルターニュ線)になります。距離的にはトゥール/ボルドー間は302キロ、ルマン/レンヌ間は183キロに及び、一気にパリとフランス西部や南西部との間のTGVがスピードアップされます。ザックリ言いますと、この新線開業により現在3時間から3時間半程度かかっているパリとボルドー間は、1時間以上早い最短2時間4分で結ばれます。またパリ/レンヌ間も現在より30分以上短縮されて最短1時間25分となります

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もちろんTGVはネットワークとして運行しますので、このボルドーやレンヌだけでなく、今回の新線のルート上のポアティエやアングレーム、ラヴァル、またその先のトゥールーズやルルド、バイヨン、そしてナント、カンペール、ブレストなど多くの街と、パリやフランス北部とのTGV移動がぐっと便利になります。

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また画像にあるような新型車両TGV Océaneも本格的な運用が開始され、車内設備などもぐっとグレードアップされ、より快適な移動時間がエンジョイできるようになります。
詳細は下のフランス国鉄(SNCF)のプロモーションビデオ(youtube)も見ていただくとわかりやすいと思います。(フランス語です)

このTGV新線開業についてはまた次回もご案内したいと思います。

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2月より各種ユーレイルパスの日数追加キャンペーンがスタート!/Eurailpasses extraday campaign

1月も残り数日となりましたが、その来月2月からまた各種ユーレイルパスの「エキストラデイ キャンペーン」がスタートとなります!
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このキャンペーンは去年も実施されたもので、ユーレイルパスには、それぞれの国ごとの1か国パス、ヨーロッパ各国から2/3/4か国を選択するセレクトパス、ほぼ全ヨーロッパをカバーするグローバルパスがありますが、その全てのパスを対象に、通常と同料金でより多い日数が利用できるキャンペーンとなります。

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追加となる日数は、1か国パスとセレクトパスとについては一律+1日で、グローバルパスについてはパスの日数に応じて、5日/7日が+1日、10/15日が+2日、22日が+3日、1か月が+5日となります。なおグローバルパスの2か月と3か月については期間がもともと長いこともあって対象外となっています。

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なおこのキャンペーンは3月末までの販売分が対象となっています。3月末までに購入すれば、その後でも最大11か月後まで利用できますので、これからの学生シーズンはもちろん、その後のゴールデンウィークなどの旅行にもおすすめです。ただこのキャンペーン料金を利用の場合、一度パスを購入しますと、通常のパスとは異なって、その後のキャンセルや変更等は一切できなくなります。ですので完全に旅程などが決まってから購入するのが安全です。もちろん万が一その旅行に行けなくなったとしても、有効期間が11か月ありますので、次の旅行の際に使うこともできます。

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去年は難民騒動などでばたばたしたヨーロッパですが、今年はさすがに落ち着いてきそうです。このキャンペーンを使ってお得にヨーロッパの列車旅を楽しんでほしいと思います。

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なお同時にドイツのジャーマンレイルパスのキャンペーンも2月よりスタートとなりますので、次回はそれについてご案内します。

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ユーロスターのパスホルダー料金が今年から改訂/ New Eurostar Eurailpass holder fare

2017年もほぼ半月が過ぎましたが、今年の利用分からロンドンとパリやブリュッセルを結ぶ人気の高速列車ユーロスターのレイルパスホルダーの料金が大きく改訂されました。

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これはユーロスターがユーレイルパスのパートナーとなり通常のカバー範囲に入ったことによるのですが、ユーレイル関連パス(グローバルパスか利用区間に応じてフランスまたはベネルクスで有効なセレクトパスや1か国パス)で、ユーロスターを利用する場合、そのパス用料金が大幅に安くなりました。昨年まではパス利用料金は、空き状況によって1等で安くて¥15000~20000程度、2等で¥10000~15000程度でしたがこれが1月発券では1等¥6500、2等¥5400と一気に利用しやすくなったのです。ぜひユーロスターとユーレイルパスを合わせて利用して、フランスなどヨーロッパ大陸とイギリスの周遊旅行をお勧めします。

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なおフレキシータイプのパスはユーロスター利用の際、日にちのカウントが必要で、また乗車の際には通常より少し早めの出発の45分前までのチェックインが求められます。また空席の状況によってはこのパスホルダー料金では利用できない場合もありますので事前に空きがあるかどうか確認しておくのがいいでしょう。

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ただその一方、昨年まではイギリスのブリットレイルパスやイングランドパスについてもユーレイルパス同様に、ユーロスターの割引料金の適用がありましたが、残念ながら今年から割引の適用はなくなりました。わかりやすくなったといえなくもないですが、ブリット関連のパスとユーロスターは今年からは切り離して利用していただくこととなります。もちろんパスとは関係のない通常の割引料金もいろいろ設定されていますので、それをうまく使っていただくのがいいでしょう。

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ぜひ今年は、ユーレイルのパスとユーロスターをうまく組み合わせておトクにかしこくヨーロッパの鉄道周遊を楽しんでいただければと思います。

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2017レイルパス情報 ユーレイルとジャーマンパスのユース年齢が27才までに! Eurail youth fare: age27

2016年もあっという間に残り2週間となりました。
さて、もうすぐ始まるその2017年のレイルパス情報ですが、来年販売分よりユーレイルパス全般(グローバルパス、セレクトパス、1か国パス)とジャーマンレイルパスのユース料金の適用年齢が今までの「25歳まで」から「27歳まで」に拡大されます。
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学生の方などに多く利用されるユース料金ですが、このユース料金はほとんどのパスで割引料金として設定され、その年齢の上限はどのパスでも一律25歳でした。これがユーレイルパスとジャーマンレイルパスに関しては来年販売分より27歳までとなるわけです。ヨーロッパのレイルパスは1か国のパスも含めその多くがこのユーレイル関連パスに含まれますし、ユース料金はおおむね通常の大人料金より20%ほど安く設定されていますので、この今回の年齢変更は26歳や27歳の方にとって、かなりの朗報と言えるでしょう。さらにセレクトパスやグローバルパスはユースにのみ2等料金が設定されていますので、安くヨーロッパ各国を列車旅行したい場合に大きなメリットとなります。

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ただ、もちろんヨーロッパのすべてのパスでユース年齢が27歳までになるわけではなく、ブリットレイルパスなどのイギリス関連パス、スイストラベルパスなどスイス関連パス、また東欧のバルカンフレキシーパスはユーレイルパスに含まれていないこともあって、来年も今年までと同様にユースの上限年齢は25歳となります。少々わかりにくい点もありますが、このあたりも理解した上で利用するパスを選ぶ必要があります。

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ちなみにユース料金が適用になるかどうかはパスを利用開始した時点の年齢が基準になります。つまり、来年からのユーレイルパスで言うと、27歳の内に使い始めればそのパスを使っている期間中に28歳になっても問題はありません。ただ27歳の内に購入したからと言って28歳になって使い始めることはできません。ギリギリの年齢の方はご承知ください。

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なお今回のユーレイルパスとジャーマンレイルパスについては、このユース料金より若い11歳までのお子さんは大人の方と同行する場合大人1人について2人までが無料となります。このあたりのルールも知って、年齢による料金設定をうまく利用するとかしこくお得に旅行できると思います。

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来年も、ぜひこのユース料金などを利用して皆さんにヨーロッパの鉄道旅行をエンジョイして欲しいと思います!!

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2017年レイルパス情報 フランスレイルパスが「ユーレイルフランスパス」になります

今年もいよいよ残り1か月半となりましたが、そろそろ来年のレイルパスの情報も入ってきました。その来年のレイルパスの情報を今週から何回かにわたってお伝えしたいと思います。
eurail new image: eurail.com
まず今回は、現在のフランスレイルパスが来年から「ユーレイルフランスパス」になることです。フランスレイルパスはジャーマンレイルパスやスイストラベルパスなどと同様、今までは特にユーレイルのパスではなく、フランスレイルパスとして、独自に日数設定や各種の特典などの商品構成をしてきましたが、来年からはユーレイル1か国パスの1つとして、「ユーレイルフランスパス」となります。

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名前に「ユーレイル」が付くようになって、実際に利用面ではそれほど大きな変化はないのですが、日数などの設定は大きく変わります。現在のフランスレイルパスは1日から15日間までのワイドバリエーションですが、これが来年から3日,4日,5日,8日と他のユーレイル1か国パスと共通になります。従来のシニア料金はなくなりや各都市の観光スポットなどの特典も多くはなくなりそうです。ただ他のユーレイルイタリアパスやオーストリアパスなどの1か国パスと同じになりますので、利用者にとってわかりやすくなるとは言えるでしょう。

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フランスには、もちろんパリだけでなく、ストラスブールやボルドー、ニースなど風景や歴史、グルメなどで人気の街がいくつもあります。来年からのフランス旅行には装いも新たになる「ユーレイルフランスパス」でぜひこうした街々を周遊して欲しいと思います。

TGV NARBONNE

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