ユーレイルセレクトパスと1か国パスのキャンペーンもスタート/ Eurail select passes & one country passes campaign

今日から12月に入りましたが、先週ご案内したグローバルパスのキャンペーンに続いて、ユーレイルセレクトパスと各ユーレイル1か国パスについてもウィンターキャンペーンがスタートとなりました。このキャンペーンは今月中(12月末まで)の購入分について、通常料金からセレクトパスについては一律20%オフ、国別の1か国パスについては一律で15%オフのキャンペーン料金でお求めになれるというものです。
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このキャンペーンではセレクトパスの2/3/4か国、そして各国の国別のパスの全てが対象となります。つまりセレクトパスなら何か国のパスでもどの国の組み合わせでも対象になりますし、また1か国パスもどの国が対象ということもなく全ての国のパスがキャンペーン対象となります。なかなか門戸の広いキャンペーンといえます。

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また各パスにはセーバーやユースといった割引料金の設定がありますが、そうした割引料金についてもこのキャンペーンの対象となります。ダブルで安くなりますので、かなりのおトク感があると思います。

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具体的な料金としては、例えばセレクトパスですと売れ筋の1等3か国セーバー(同行割引)5日で¥46800(ハイ料金)が¥37500になりますし、国別パスですと人気のフランスパスの2等セーバー3日¥19000が¥16200となります。いずれもかなり魅力的な料金と言えるでしょう。

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なお今回の割引キャンペーンについては、お求めの期限は12月末までですが、パスは発券日から11か月後まで利用が可能ですので、既にお決まりであれば来年以降の旅行にもお使いになれます。ゴールデンウィークやさらには夏の旅行にも利用可能なわけです。ただキャンペーン料金のため、購入後は変更やキャンセル、払戻しなどは一切できませんので、いずれにしても確実に旅行をすることが決まってからお求めになった方がいいでしょう。

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今月はこれで全タイプのユーレイル関連パスがキャンペーンとなっています。これからのウインターシーズンは夏に比べるとどうしてもヨーロッパ旅行の方は少なくなりますが、これからの時期もクリスマスのイルミネーションなどさまざまな魅力があります。ぜひこのキャンペーンを利用して、お得にヨーロッパの周遊旅行を楽しんで下さい!

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ユーレイルグローバルパス 「ブラックフライデー キャンペーン」中!/ Eurail Global pass ‘Black Friday’ campaign

11月も残り少々となりましたが、この11月4週目の金曜は、アメリカなどで始まって、最近は日本でも浸透してきたブラックフライデーのバーゲン時期で、これに合わせてユーレイルグローバルパスのキャンペーンも昨日からスタートしました。
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このユーレイルグローバルパスは西ヨーロッパのほぼ全体にあたる27カ国をカバーする人気のレイルパスで、元祖ユーレイルパスと言っていい商品です。主要国ではイギリスを除いてほぼ全ての国で利用できるパスと思っていいでしょう。今回のブラックフライデーキャンペーンでは、このグローバルパスが日数やクラスなどに応じて10%程度から最大で30%以上のディスカウントとなります。以前のキャンペーンでは1人用の大人料金とユース料金のみが対象でしたが、今回は2人以上用のセーバー料金も含め、全てのタイプでキャンペーンが利用できるようになっています。

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上の料金表のように、全体としては比較的日数が多く料金が高めのパスの方が割引率も高めになりまして、例えば1等5日フレキシーの場合通常¥65000が¥50000ちょうど、1等15日のフレキシーで通常¥127400が¥86900、一番長い1等3ヶ月の場合で通常¥226600が¥158800とかなりの大幅割引になります。特にフレキシータイプを中心にかなりお得で太っ腹なキャンペーンといえます。

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これからの晩秋やクリスマスシーズン、そして年末年始時期などにヨーロッパ各国の周遊を予定している方にはこのキャンペーンの利用がぜひお勧めです。またパスは発券日から最大11ヶ月以内に利用開始すればお使いになれますので、もしご旅行が確定していれば今後の夏のご旅行などにもお使いになれます。

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ただお買い得な一方で、もちろんキャンペーンゆえの制約もあって、このキャンペーン料金を利用した場合には購入後の変更やキャンセル等は一切できませんのでその点は注意が必要です。確実に旅行が決まってからのお求めが安全でしょう。

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なおこのブラックフライデーキャンペーンの販売の期限は来週中までの予定ですが、さらにその後にも各種ユーレイルパスのキャンペーンは続けれられる予定となっていますので、また次回に詳細をご案内したいと思います。

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改良版新TGVの「TGV INOUI」が9月よりフランス内各路線で運転開始!/ TGV-INOUI in France

昨年よりパリ/ボルドー線で運転が開始されたリニューアル版TGVの「TGV INOUI」が、9月よりパリ/リヨン線やパリ/ストラスブール線でも運転スタートとなりました。今回運転がスタートしたのは従来のボルドーやトゥールーズに加え、一番のメインルートといっていいリヨン線や、さらに西側のナンシーやそしてストラスブール、そしてナントなど多くの主要路線が含まれています。
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image: oui.sncf

このTGV-INOUIは、従来のデュープレックス車両をグレードアップされた車両で運転されるリニューアル版のTGVで、これまでとスピードや所要時間などは特に変わりませんが、車内の快適性やサービスなどは大きく改善されています。今までのTGVとは別モノということでこのTGV-INOUIの新ブランドネームが付けられています。

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車両の外観はデザイン重視のフランスらしく、シャープでオシャレな雰囲気でなかなかのカッコ良さです。先頭車両はホワイトとレッドのコントラストが新鮮ですし、中間車両はシルバーとグレーの間に赤いストライプが入って、今までのTGVのメインカラーのブルー&シルバーとはかなり雰囲気が変わり、イメージチェンジに成功しています。

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また車内のインテリアも大きく改装され、例えば1等の場合、席にはちょっとしたデスクのように、電源プラグや各種スイッチ、ブックバンド、ドリンクホルダーなどが備わって、見た目にも便利でモダンな感じに仕上がっています。また今までのTGV車両に欠けていたWIFI機能もようやく完備となりました。

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また特に、1等でもドリンクや軽食などのサービスは付いていない(一部車両除く)のですが、もちろん車内には画像のようなバー車両が設置されていて、ここでドリンクや軽食類などいろいろ購入して、ちゃんとしたボックスタイプのテーブル席で食べることもできます。食にこだわるフランスとあって、オーガニック系なども含め、なかなかメニューも充実しています。

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今回の各路線での運転開始に加え、このTGV-INOUIは今後は来年末までにマルセイユやニース、リールなど全てのTGV区間で導入がされることになっています。そしてさらに2020年頃までには現在の通常のTGVは全てこのTGV-INOUIに置き換られる予定となっています。

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フランス国鉄SNCFとしては、従来のTGVをこのTGV-INOUIで置き換えた上で、TGVサービスを、ハイクオリティーなTGV-INOUIと、より格安版のOuigoの2つに分けて展開していく方針です。言わば航空会社で言うフルサービスキャリアとLCCの2本建てということでしょう。今は過渡期的な状況と言えますが、今後フランスでのTGV運行がどのようになるか興味も尽きないところです。

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ユーレイルグローバルパスのキャンペーンがスタート!9/15販売分まで/ Eurail Globalpass canpaign

さて今日から9月に入りまして、それなりの暑さは続いているもののちょっと秋っぽい雰囲気になってきた気はします。そんな今月ですが、15日までの販売分を対象に、ユーレイルグローバルパスの割引キャンペーンがスタートとなりました。
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このユーレイルグローバルパスは西はポルトガルやアイルランド、北はスウェーデンやフィンランド、東はポーランドやトルコ、そして南はイタリアやギリシャなど、イギリスを除くほぼヨーロッパ全域の28カ国等で利用できる「本家ユーレイルパス」とも言えるレイルパスで、今回のキャンペーンではこのグローバルパスの大人料金とユース料金が、日数などに応じて10%程度から最大30%以上割引となるのです。

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フレキシータイプのパスや利用日数が長めのパスの方が割引も比較的大きくなりまして、例えば1等連続15日ですと通常¥83500が¥78600とそれほどの割引でもないですが、1等フレキシー5日の場合で通常¥65500が¥50300と25%程度、1等フレキシー15日なら¥128400が¥87500、また一番長い1等3ヶ月になると通常¥228200が¥159900と、30%ほどの大幅な割引になります。具体的な料金の詳細は下の料金表をご覧下さい。

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ただ今回キャンペーンは同行割引のセーバー料金は対象となりませんので、2人以上での利用の場合にはセーバー料金とよく金額を比較して決めていただくのがいいと思います。またこのキャンペーン料金のパスについては、料金が安くなっていることもあって、お求めになった後は変更やキャンセル等はできませんのでその点も注意しておく必要があるでしょう。

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なお今回のキャンペーンはあと2週間程度で9/15の販売分で終了となりますので、このグローバルパスのキャンペーン利用を予定の方はお早目のお求めが安心でしょう。なおパスは購入してから最大1年程度の間に利用すれば大丈夫ですので、もしお決まりであれば、今後の秋や年始年末などの旅行にもお使いになれます。

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ぜひこれからの秋冬シーズンのヨーロッパの列車旅に、こうしたキャンペーンをうまくご利用ください。

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ユーロスターの乗車前の手続は? / Eurostar how to board!

さて先週も取り上げたユーロスターですが、このユーロスターを利用する上で特徴的なのは乗る時の手続きと言えるでしょう。それは、ヨーロッパではホーム入場時はもちろん乗車時にも改札やチェックがなくそのまま乗れてしまう列車が多い中、ユーロスターは乗車前にチケットのチェックそして荷物のチェック、そして出発国の出国手続、さらに到着国の入国手続も行ってしまうところです。そしてその時間のためにユーロスターは30分前までチェックインが必要となっています。

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ロンドンの乗車駅は上の画像にもあるようにセントパンクラス駅(ST.PANCRAS)です。ユーロスターの乗り場は正面の入り口から進んで右側の位置にあります。ここではまずチケットのチェックを受けて奥へ進みます。なおEチケット等の場合は自動改札で、紙チケットなどは有人のゲートへ向かいます。

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1等ノーマル(特等)にあたるビジネスプレミアだけは専用のゲートがあり、出発の10分前までの手続で乗車できることとなっています。

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ここから先は、まず荷物チェックが行われまた金属探知機のゲートを通ります。ただ飛行機に比べるとそれほど厳しくないのでそれほどは大変ではないと思います。この先ロンドンからの乗車の場合はまずイギリスの出国手続があり、それが終わるとEUの入国手続があります。それが終わると売店やカフェなどのある待合スペースになります。なおユーロスターへの乗車自体は、出発の15~10分前程度になってからスタートとなります。また荷物は預けるわけではないのでそのまま車内に持ち込むこととなります。

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パリからの場合は乗車駅は北駅(NORD)になります。パリ北駅ではユーロスターは、他のタリスやTGVと同様に通常の1Fホームでの発着となりますが、乗車口は階段を上った2階になります。

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乗車までのプロセスはロンドンからと同様ですが、イギリス入国の際には入国カードが必要のためその記入が必要です。(カードは乗車口への通路等に置いてあります) そしてチケットのチェック、そして荷物等のセキュリティチェック、EUの出国、イギリスの入国と続いていきます。イギリスに入国手続には時間がかかりがちですので、ロンドン行きの場合は多少早めにチェックインしてもいいかもしれません。

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そして手続を終えるとまたこうした待合スペースとなります。パリは数年前にユーロスターの駅施設がリニューアルされ、以前よりだいぶスペースも広くなって快適になりました。

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イギリスは大陸の国と異なり独自の出入国管理を行っていることもあって、ユーロスターは乗車時にこうしたプロセスを経ることとなります。なお今年からロンドンからアムステルダムへもユーロスターが運行を開始しましたが、一方でアムステルダム発の便が運行がないのはこの点が理由で、オランダ内には現時点でこうしたチェックインや出入国に対応できる設備等がないためなのです。いずれアムステルダムなどでもこうした設備が出来上がればオランダからイギリスへのユーロスターも運行がスタートとなるでしょう。

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イギリスと大陸ヨーロッパを移動するのに一番便利といっていいのはこのユーロスターです。ご利用の際は出発の少しだけ早めに乗車駅にいらして下さい。

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ユーロスターの新しい主力車両e320 / Eurostar new trainset e320

ユーロスターも早いもので1994年の運行開始から20数年が経ちましたが、当初からの車両も徐々に古くなり、そのリプレースのため2015年末から導入が始められたのがこの新型車両のe320(cl374)です。それから2年半が過ぎて、ユーロスターのロンドン⇔パリ間でもブリュッセル間でもその大半がこのe320による運転となりました。

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このe320は、従来車両のようにフランスのTGVベース(アルストム社製)ではなく、ドイツ(ジーメンス社)のICE3がベースになった車両で、その点も物議をかもしましたが、その以前のTGVベースの車両と比べるとエクステリア的にはクリーンでシンプルになったイメージです。(一応下の画像のように以前のフランス車両もまだ一部運転を続けています)

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また車内の客席やインテリアも、以前の比較的重厚な雰囲気から、よりシンプルな感じになっています。20年の技術の進化もあるでしょうが、スペース的にはより広くなっています。

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1等はサービス等によって、ビジネスプレミアとスタンダードプレミアに分かれていますが、客席はいずれも1+2列のゆったりとした配置になっています。画像はスタンダードプレミアですが、時間帯に応じた食事のサービスも付いています。なお2等は2+2列の4列配置となっています。またシートのカラーリングは1等がグレーベースで2等はブルーがベースとなっています。

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また現代の車両としては当然の設備としてWIFIももちろん利用が可能となっています。画像のように映像やゲームなど車内での専用コンテンツも整えられています。

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車内にはもちろんのバー車両も連結されており、ドリンクや軽食はもちろんメトロなどのチケットも販売していてなかなか便利です。

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このユーロスターも開業当初ロンドン-パリ間でほぼ4時間近い所要時間だったものが、現在は2時間20分程度に短縮されて便利になってきました。同時にその分、車両も車内サービスも全般的にライトでシンプルな方向に向かっているのでしょう。

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いずれにしてもロンドン-パリ間やロンドン-ブリュッセル間は、ユーロスターの方がフライト利用よりも、トータルの所要時間はもちろん、快適性や利便性で大きく上回っていると思います。新型車両の導入でより便利で快適になっていくユーロスター。今後もロンドンとパリやブリュッセルとの間の移動はこのユーロスターが断然おすすめです!

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新TGVの’TGV-inOUI’ パリ大西洋線で 運行中/ TGV-inOui run on Atlantic line

フランスの高速列車と言えばもちろんTGVですが、昨年6月の新線開通からパリとボルドーなどを結ぶTGVのアトランティック線ではそのリニューアル版のTGV-inOUIが運行をスタートしています。

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車両的には従来の2階建てデュープレックスを改良したもので、外見はデザインの国フランスらしくシャープで現代的でなかなかのカッコ良さです。シルバーとグレーの間に赤いストライプが入って今までのブルーとシルバーのカラーリングとは一気に雰囲気が変わっています。また先頭車両はホワイトとレッドのコントラストが新鮮です。

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また車内も今までのTGV車両から大きくイメージチェンジされ、インテリアはちょっと感動するくらい新鮮です。この時は1等で2階席でしたが、席にはちょっとしたデスクのように、電源コンセントや各種スイッチ、ブックバンド、ドリンクホルダーなどが備わって、便利で見た目にもオシャレなイメージになっています。

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これで、ちょっとPCやスマホ、ドリンク、スナックなどを置いてくつろぐと下のような感じになります。

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また1等車の場合シートはヨーロッパの列車としては珍しく基本的に進行方向に向かった席になり、一部の席は日本のようにシートが回転するとのことです。これで進行方向後ろ向きの席が苦手の人も安心かもしれません。

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ちなみに2等車両は従来通り固定のシートですが、これもシート周りはかなりリニューアルされ新鮮なイメージです。

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また国内線のTGVには1等でも特にドリンクなどのサービスは付いていないのですが、もちろん車内には画像のようなバー車両が設置されていて、ここでドリンクや軽食類などいろいろ購入することができます。従来のTGVに比べてもなかなかメニューも充実していますし、ちゃんとしたボックスタイプのテーブル席で食事をとることもできます。

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今回利用したのはボルドーからパリ間でしたが、この区間は去年のスケジュール改正まで3時間から3時間半程度かかっていたものが、現在はほぼ2時間ほどにまで短縮され本当に便利になりました。

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今後フランス国鉄SNCFでは、リニューアル車両の投入とともに従来のTGVをTGV-inOuiブランドでの運行に変えて、2020年頃までにTGV全体を、ハイクオリティーな通常版のこのinOuiと、より格安なLCC版のOuigoの2つに分けて展開していく予定となっています。このTGV-inOuiの投入で今後フランスでの列車利用がさらに便利で快適になりそうです。

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パリなどフランスの主要駅のTGV用のチケットゲート/ Gate for TGV in French stations!

先週は、パリなどフランスとスイスを結ぶTGVリリアについてお書きしましたが、そのリリアも発着するフランスのパリリヨン駅も含め、現在フランスの主要駅ではTGVに乗車する際のチケットゲート(自動改札)が設置されるようになっています。

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最近までヨーロッパでは、ほとんどの場合で駅に改札などがなく、チェックなしでそのまま列車に乗ることができてしまうのが一般的でした。TGVもそうした列車の1つでしたが、ここのところの高速列車の発達やテロ等の緊張の高まりもあって、乗車前にチェックのある駅や列車が増えており、TGVもその仲間入りというところです。

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こうしたゲートはそれぞれホームに入場する位置に設置されていて、ゲートを通過する際にはチケットに通常印字されているバーコードをゲートの読み取り機の部分にかざすことになります。飛行機に乗る際のチェックイン機に似たイメージです。(下の画像の機械はたまたま作動していなくてそのまま通れましたが)

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チケットチェックだけで荷物やパスポートのチェックなどはありませんので、特にゲートを通るのに時間がかかるということはありません。そうしたバーコードの付いてないチケットを利用の際には近くの駅員などに声をかけて通ることになるでしょう。ゲート設置の目的としては、治安のアップ(テロ防止)と効率化(車内での検札を簡略化)かと思いますが、こうしたゲートにもデザイン性を求めているところがフランスっぽいと言えるでしょうね。

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なお現時点で、こうしたゲートが設置されているのはパリのリヨン駅、北駅、モンパルナス駅、東駅、リヨンのパールデュー駅、マルセイユのサンシャルル駅、ボルドーのサンジャン駅、レンヌ駅、ナント駅など十数駅で、これ以外の駅では今まで通りそのまま乗車して、車内で検札を受けることとなります。お客さんが多い時間帯は下の画像のように混雑するケースもあると思いますので、多少早めに駅についていた方が良いかもしれません。ちなみ下車の際は今までと同様チェックなどはありません。

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今までチェック無しにそのまま乗車できることに慣れてる身からは少しだけわずらわしい気もしますが、駅にほぼ必ず改札がある日本から見ると、逆にチケットチェックを受けて乗車した方が安心という人も多いように思います。今後おそらくさらにゲート設置は進んでしょう。ヨーロッパでの列車の乗り方もさらにいろいろ変わっていきそうです。

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スイスとフランスを直結!TGVリリア!!/TGV Lyria between Swiss and France

先月4月からフランスでは政府の国鉄改革に反対するSNCFの組合のストライキが続いていてゴタゴタしていますが、そのTGVの内で、フランスとスイス間を結ぶのがこのTGVリリアです。

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TGVリリアは主にパリと、ジュネーブやローザンヌ、バーゼルまたチューリッヒといったスイスの主要都市間を結んでいて、観光での利用ももちろん、ビジネスのお客さんにも人気の列車です。パリ/ジュネーブ便は所要時間はほぼ3時間で、1~2時間に1便が運行されていますし、パリ/バーゼル/チューリッヒ便はバーゼルまではほぼ3時間、チューリッヒはほぼ4時間で、いずれもフライトで行くよりも安心で便利と言えるでしょう。なおパリは以前は東駅発着の便もありましたが、現在は全てリヨン駅発着で統一されています。またパリ発着便の他にも1日1便ですがジュネーブとマルセイユ、ニース間も運行しています

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車両には専用のホワイトとレッドのロゴがペイントされなかなか印象的です。フランスっぽいおしゃれさとスイスっぽい誠実なイメージが伝わってくるような気がします。

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車内はもちろん画像のような1等と2等があり、1等は2+1列のゆったりした配置で、2等は通常の2+2列の配置となっています。また昨年の12月からは1等が、従来からの食事サービスなどが付いた1等ビジネスと、シンプルに席のみの1等コンフォートに分かれています。

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食事もフランス発着らしくなかなかハイレベルで(上の画像は少し以前のものですが)、これを目的に1等ビジネスを選んでも損はないと思います。もちろん下の画像のようなバー車両も付いていて軽食などを取ることもできますので、1等コンフォートや2等の場合でもひもじい(?)思いをすることはありません。

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これからの時期、スイス旅行のシーズンに入りますが、フランスと合わせての旅行の場合には、スイスとフランス間の移動は快適さからも便利さの点でもこのTGVリリアをぜひお勧めいたします。

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