ユーレイルパスのスイス ユングフラウ鉄道の利用範囲が拡大!/ Jungfrau railways with Eurail pass

2023年もいよいよ残りわずかとなってきましたが 、冬スケジュール時期の12/10からスイスの人気観光エリアのユングフラウ地方のユーレイルグローバルパスの利用エリアが拡大されたとの情報が入ってきました。

従来、グローバルパスの通常の有効範囲はユングフラウの玄関口にあたるインターラーケンまでで、そこから先のグリンデルワルドやラウターブルンネンなどへは25%の割引のみの適用でした。このためユングフラウ観光での利用にはやや不便なところがありました。

これが12/10からは通常の有効範囲が拡大され、上のマップにあるように、グリンデルワルド、ラウターブルンネン、ウェンゲン、そしてミューレンまでがグローバルパスのみで利用できるようになったとのことです。(ひょっとすると今後また変更等あるかもしれませんので、その場合はまたお伝えします。)

なおミューレンに関しては、グローバルパスで利用できるのはグリュッチュアルプ経由(ゴンドラ+列車)のルートのみでバスとゴンドラを利用するステッヒェルベルク経由のルートは対象外になります。

なおこれはスイスのレイルパスであるスイストラベルパスと概ね同じ有効範囲になっています。以前より、パスによって有効範囲が異なっていてわかりにくいという声もあり、その辺りに配慮した措置なのかもしれません。これによりどちらのパスでも列車に関しては有効範囲が共通となり、より分かりやすくなったと思います。

もちろんさらにグリンデルワルドやウェンゲンから上の、クライネシャイデックやユングフラウヨッホへのルートは従来通り25%割引での利用が可能です。

来シーズンのユングフラウ観光にはグローバルパスの利用もおすすめです。

なおこのブログは年内は今回でラストとなります。当ブログを今年もご覧頂いてありがとうございました。皆さまよい年をお迎えください。

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12/10より、ナイトジェットの新世代車両がウィーン&ミュンヘン⇔ハンブルク間で運転開始 / Night Jet new geraration

このブログでも以前に取り上げてきた夜行列車ナイトジェットの待望の新型車両が、ついに今月10日のスケジュール改正時からウィーン&ミュンヘン(インスブルック)⇔ハンブルク線で運転を開始します。

photo : www.nightjet.com

モダンな内装デザインからもわかるように、この新型車両は全てが新しく造られたオールブランニューの車両となります。寝台などのカテゴリーは従来型と同様に、いくつかに分かれていて、その一番上のグレードにあたるのがこの画像のコンフォートプラスになります。1~2人用の個室で、余裕のあるベッドスペースにシャワー&トイレルームが付いています。

photo : www.nightjet.com

また同様に1~2人用の通常個室にあたるのがこのコンフォートで、ベッドにプラスして簡易シャワー&トイレの設備が付いています。

photo : www.nightjet.com

そしてこの新型車両で生まれた新たなカテゴリーがこのミニキャビンと名付けられたカプセルタイプの1人用クシェットです。従来のクシェットは4~6人程度の多人数の相部屋がベースで、プライバシーの点でやや難点がありましたが、このミニキャビンならスペース自体は限られるものの女性などでもより安心して利用が可能でしょう。料金とのバランス面でもお勧めです。

photo : www.nightjet.com

もちろんその従来型の4人用のクシェットも健在です。ミニグループや家族旅行にも人気ですし、ソロツーリストでも相部屋なら格安で利用が可能です。

photo : www.nightjet.com

座席車についても従来のトラディショナルなコンパートメントではなく、よりモダンで快適そうなボックス席になっています。料金重視ならこの座席車でしょう。

さらにこの新型車両では車内のWIFIも利用可能となり、各車両に監視カメラも設置されるなど、便利さや安心感も向上しています。今後もこの新型車両の運行路線は増えていくと思いますので、ぜひヨーロッパでのちょっとロマンティックな夜行旅をこのナイトジェットで楽しんでほしいと思います。

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