イタリア ローマフィウミチーノ空港とナポリを直結するフレッチャロッサが7月より運行中!/ Frecciarossa Fiumicino & Napoli

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ヨーロッパではややムリヤリながらも脱コロナが進められており、夏の旅行シーズンに合わせて各国で列車についても増便などが行われています。そうした1つがこのローマ空港とナポリ間でのFロッサの運行開始といえるでしょう。

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image: trenitalia.com

ローマのフィウミチーノ空港(レオナルドダビンチ空港)はローマそしてイタリアの玄関にあたる空港で、もちろん鉄道路線も乗り入れています。この空港駅を発着する列車の多くは、ローマテルミニ駅との間を結ぶレオナルドエキスプレスなどの近郊列車ですが、高速列車のフレッチャロッサも以前から1日数本ながらフィレンツェやベネチアとの間で運行しており、そして先月より新たにナポリと間を乗換なしで直結する便が運転をスタートしています。

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この空港とナポリ間の便はスケジュールとしては空港からは9:38発の11:33着、ナポリからは朝5:45発の7: 52着となっています。ナポリ発の便はかなり早朝ですが、フライトの時間に合えばとても便利な便といえるでしょう。それにやはり空港との間で乗換えなしで2時間でアクセスできるというのは大きなメリットです。またフィレンツェやベネチアと空港を結ぶ便も時間が合えばぜひお勧めです。

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なお画像にもある高速車両のフレッチャロッサ1000(ETR400)は最高運転速度350KPHを誇るトレンイタリア(イタリア国鉄にあたる)のフラッグシップ車両になります。イタリアらしいダイナミックなデザインも印象的ですし、もちろん車内の居住性や快適性も優れていますので、イタリア旅行の際はぜひご利用になってください。

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ドイツのフランクフルト空港やまたはフランスパリのシャルルドゴール空港では多くのICEやTGVが発着し、都市を経由しないでそのまま各目的地との移動がスムーズにできるようになっています。さらに今後こうした空港とダイレクトに結ぶ高速列車が増えてくると、イタリアの旅行もより便利になるでしょう。

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ウィーンとミュンヘン間で4月より新規鉄道会社のウエストバーンが運行開始中/ Westbahn Austria-Germany

(ヨーロッパの列車チケットについては当社HPよりお求め下さい)

ヨーロッパ内ではもうコロナは通常のカゼ扱いとなってほぼ今までの日常が戻ってきていますが、そんな中、オーストリアの新規鉄道会社のウエストバーン(Westbahn)が4月より国境を越えて、ウィーンとドイツのミュンヘンとの間での運転をスタートしています。

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ウエストバーンは、EU内での列車運行の自由化に伴い、新規鉄道会社として2012年からオーストリアのウィーンとザルツブルク間で運行を開始しました。(ウエストバーンという名前は、オーストリア内の高速新線の名称から来ています) そしてコロナ禍で予定よりはやや遅れたものの、この4月からドイツのミュンヘンへの乗り入れを開始したのです。

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ウエストバーンは今のところこのウィーン/ミュンヘン間を、1日片道あたり6便ずつ、大体2時間おきに運行しています。また所要時間も4時間少々で、便利さの点では、ライバルにあたるOBB(オーストリア連邦鉄道)のレイルジェットと遜色ないと言えるでしょう。なおウィーンの発着駅が西駅になりますので、この点ではレイルジェット(中央駅発着)と差別化が図れているかもしれません。

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車両はレイルジェットとはやや対照的な電車タイプの2階建ての新型車両(シュタッドラー製)が使用され、最高運転時速は200キロに達します。車内も比較的とカジュアルな雰囲気で居心地も上々な感じです。また座席クラスは2等と1等の他、ややゆったりとした中間クラスの2等コンフォートが設定されている点も特徴的です。

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なおウエストバーンはこのタイプの新規参入の鉄道会社にしては珍しくユーレイルパスでも利用が可能で、座席予約もマストではないので、ユーレイルユーザーでも気にせず利用することができます。
今後のオーストリアのウィーンやザルツブルクとドイツミュンヘンの移動などには、従来からのレイルジェットと合わせて、このウエストバーンも利用してみて下さい。

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